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今日のうた

奇妙礼太郎/2026

奇妙礼太郎
2026

 2026年4月22日に“奇妙礼太郎”がニューアルバム『1976』をリリースしました。今作には、新曲8曲に加え、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団の時期より歌唱している「オー・シャンゼリゼ」「愛の讃歌」、昨年のビルボードライブでも披露され話題となった「いとしのエリー」、自身の人気曲「わたしの歌」のセルフカバーを収録した全12曲を収録。    さて、今日のうたではそんな“奇妙礼太郎”による歌詞エッセイをお届け。日々の違和感や記憶、昔から変わらない“好き”なもの、自身に対する反省…、今のありのままの思いを綴っていただきました。ぜひ、今作とあわせて、エッセイを受け取ってください。 大阪で1975年製のエレキギターを手に入れた。 ひとつ歳上、50年選手の赤いギター。 うれしい。   Xで教養が話題になってた。 ふつうに道を歩いてて、雑草や花を見て、いろいろなことを誰かに話せたら素敵だなと思う。   夜空を見上げてギリシャ神話なんかサラッと話せたらいいなと思う。   そんなことできないんだけど。   僕は自動車が好きなので街で好きな自動車を見かけるとうれしい。 誰かの役に立ってはいないけど 自分の喜びにはなっている。   ボロボロのワゴンに大きな犬を3頭のせているのや 老夫婦が真っ赤なオープンでニコニコドライブしているのを見るとうれしい   世の中がどんどん暗い方へ引っ張られてゆく。 目も当てられないような事象が毎日を奪ってく。 過去最高の税収 人殺しの武器で商売しようとする政治家   けれど光もある。 国会前のデモに参加したかった。 仕事が入ってた。次こそと思う。   砂漠で星を見たり 誰かに優しい言葉をかけられる人になりたい   ジェナオルテガ ヒーローは誰ですか? パレスチナの人々   やりたいことありますか ほしいものはありますか   そう聞かれた時はあまり思いつかないけれど なにかを見た時、あ、いいなとは思っていたりする ただすぐに忘れてしまう そのくらいなのかもしれない   そんなふうに思っていたのだけれど もっともっと遡って記憶を辿るときに そういえばこれ好きだったな というのがあって そのひとつがピカソのゲルニカ   教科書かなにかに載っていて なんか好きだな、かっこいいなと思ってた   それを最近思い出してゲルニカはどこにあるのだろうと調べてみた   東京に複製があるらしい、けれど昨年撤去されてしまったみたい   徳島にも複製がある   そしてスペインにピカソの描いたゲルニカがある   なのでいまはスペインでゲルニカを見てみたい   もうひとつあって、小学生の頃に見ていた図鑑かなにかに載っていたんだけど   シロナガスクジラ 現在の地球で最も大きな生き物   イラストで新幹線と並んでいて、30mを超える個体も存在する、みたいな記述を読んで うおー、見てみたいと興奮して。   スリランカにそういうツアーがあるみたい。   ただ船の上から見るクジラはどのくらいクジラなんだろう。自分にとって。   いまは映像がたくさんあるので、水中を優雅に泳ぐシロナガスクジラの素晴らしい映像がたくさんある。 インスタのそういうアカウントをいくつかフォローしている。シロナガスクジラ見ると少し幸せな気持ちになる。なぜかわからないけど。   いまもLEGOを組み立てたりするし 大人という年齢なのにやってること変わらないなと思ったりする   いいのかよくないのかわからないけど そうなんだから、もうそう生きてけばいいし 変化があればそれに沿っていけばいいかと思う   子どもの頃、コペル21という子ども向けの科学雑誌があって 毎月の号を楽しみに待っていた   あんな気持ちのまま、生きていられたらすごい   先日ラジオに出て、では〇〇さんに質問はありますか?と聞かれて 自分はそういう時、なにも思いつかなくて 会話が下手というか、ホスピタリティがないことに申し訳ないというか 改善したい点です   もうひとつは、自分のまわりの人の名前をもっと能動的に記憶していきたくて それは今日からやってみます マネージャーに、あの人なんていう人だっけと聞いて 自宅のトイレに貼ろうと思います   しかし、マネージャーは全部普通に覚えてて、人としての基本姿勢に見習うべきところが多く、当たり前のように努力できる人の非凡さを感じています。   あと、第三者にたとえば暴言を吐かれたりした場合、つらいかどうかの話をこないだしてて それは暴言を吐いた人が暴言を吐く人間になり下がる人生を自分で選んでいるだけで、気の毒ではあるけれど、こちらがしてあげられる事はひとつもなくて、暴言が口から出て、それを本人が頭から浴びているのを遠巻きに見て終わりの感じかなという話をしました。わかんないけどね。 いま忙しいから100年後連絡してみてね、と思う。   ↑この文章見てられないな 自分てそこそこ冷たいな もうすこし楽しい話がいい   こないだ家でヘッドホンで好きなパンクロックを聴きながらひとりで踊っていました。 これも10代の頃してたことと同じだ。 昨日寝る前にジョンレノンのドキュメンタリーを見た。 13歳くらいの時にテレビでジョンレノンの番組をしていて、なんだかこの人かっこいいなと思って次の日ダイエーの中にあるレコード屋でCD4枚組のボックスセットを買って家で聴いた。   HOLD ONとか少しずつ好きな曲が増えていって NEWYORK CITYとか最後にはほとんどぜんぶ好きになってた いまもジョンレノンのアルバムの音や演奏が、自分の“好き”の真ん中、土台にある。人間らしい音。   今のところずるさとか汚なさにまみれて生きなくて良くて 幸運だなと思うし、自分の作るものの甘っちょろさとかに繋がっているのかもしれないとも思うし   ずっと幸せに生きてきたという記憶の改竄があるような気もするし   誰にも相手にされていない なんにもいいことない 世の中つまらないクソだ と思ってた時あったし   なんで今こんな感じで幸せに暮らしてるんだろ 自分には自分の喜びや寂しさがあることがうれしい   本当に人殺しの武器で商売させるための税金じゃないし 戦争には反対だし   なんで、こんなことわざわざ言わないといけない世の中になってるんや 大人はなにをやってたんや いや、わしがその大人だった   先日のCoachellaの舞台でThe Strokesが最後に歌ったのは「Oblivius」   "お前はどちらの側に立つんだ?"   曇り空の中、新大阪から品川へ向かう新幹線。   読み返してないし添削してないめちゃくちゃな文章かもしれない。 申し訳ないし、そうでしかないし、自分は自分でいるしかない。腹をくくる時だし、そうしてしまえばやるしかないし、案外さっぱりしたものかもしれない。   新しいアルバム『1976』の「 陽炎 」という曲をこないだシンクロニシティという渋谷のライブイベントでバンドのみんなとはじめて演奏した。   翌日なんとなくそのことを思い出してて、あれ?この曲、爆弾?爆撃? 戦争?作った時にはなかったことが、急にイメージで繋がって、え?て驚いて。   そんな2026.04.21   最後まで読んでくださってありがとうございました。感謝。多謝。   あなたに幸あれと願います。   <奇妙礼太郎> ◆紹介曲「 陽炎 」 作詞:奇妙礼太郎 作曲:奇妙礼太郎 ◆ニューアルバム『1976』 2026年4月22日発売   <収録曲> 1.オー・シャンゼリゼ 2.元気でやってるか 3.愛がすべてのこと 4.愛の讃歌 5.silvers 6.Budda Beat Clubへようこそ 7.Blue so much 8.窓の外 9.1976 10.いとしのエリー 11.陽炎 12.わたしの歌  

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