“ヒーロー”と聞いて思い浮かぶのは…?新曲「ヒーロー失踪」をピックアップ!

 最近、“ヒーロー”という単語をよく目にするような気がします。この夏に公開され、期待を裏切らぬ大ヒットを記録した映画「HERO」、SEKAI NO OWARIが映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」の主題歌として書き下ろした「ANTI-HERO」、福山雅治の25周年記念シングル「I am a HERO」。さらにSCANDALが9月9日にリリースしたニューシングル「Sisters」のカップリング「LIFE IS A JOURNEY」も<小さな頃に憧れたヒーローはいつの間にか ずいぶん年下になっていた そんな甘くなかったわ世の中>というフレーズではじまります。

 “ヒーロー”について、Wikipediaには「多くは、普通の人を超える力・知識・技術を持ち、それらを用いて一般社会にとって有益とされる行為、いわゆる救世主としての行為を行う。」「また、突出した能力を持っていない場合でも、何らかの形で英雄的行為をすることがある。」との記載がありました。みなさんにとっての“ヒーロー”といえば、誰が思い浮かびますか…? ちなみに、アンケートサイト「みんなの声」の『日本のスーパーヒーローといえば?』というアンケートへの答えは、1位がウルトラマン。以下は仮面ライダー、ドラゴンボール、ONE PIECE、アンパンマン…と続いておりました。

 そんな中、新たな“ヒーロー”の定義を歌う楽曲を発見。ピアノ弾き語りアーティストの日食なつこです!彼女が9月16日にリリースしたニューシングルのタイトルは「ヒーロー失踪」。今作はタワレコから1000枚限定でリリースされ、新曲「ヒーロー失踪」に加えて、昨年行われたワンマンツアー「視力検査ツアー」の東京公演のライヴ音源「雨雲と太陽」「傘はいらんかね」 が収録されております。ライヴ音源は自身初の音源化だそうな!

“見ろよヒーロー 笑えよヒーロー
助けを求めて泣いて救われなければ怒り狂って
まったくもって浮ついた喜怒哀楽だ
自分で掘った悲劇の穴に足をすべらして落ちてしまえ

希望的観測の極み
そして今日も容易く叫ぶんだ

早くヒーロー 急いでヒーロー
間に合うわけがない ただ呆けて待つ退屈な人の群れ
小さな傷くらいでわめくなと切り捨てて
ほんとの救いは目の前で悲劇と同じ姿をしていた”
「ヒーロー失踪」/日食なつこ

 日食なつこはこの曲について「救いを求める相手(聴き手)に敢えて、嫌味なくらいに〈現実〉を突きつけて、そこから〈恥〉と〈屈辱〉で相手を立ち上がらせるような奴こそ本物の“ヒーロー”であり、その行為こそ本当の“救い”ではないか」とコメント。まるで、わが子に厳しい試練を与え、その器量を試すことで一人前に育てるということわざ「獅子の子落とし」のようなストイックな彼女流の応援歌…!誰かに救いを求めているというあなた、まずはこの「ヒーロー失踪」の歌詞を、じっくり読みながら聴いてみてください!

◆1st Single『ヒーロー失踪』
2015年9月16日発売
タワーレコード限定(1,000枚) 260-LDKCD ¥500(税込)