無理にナイフを仕舞うのは正義とは言えない。

 2024年10月30日に“ジ・エンプティ”が2nd EP『革命e.p.』をリリースしました。精力的に活動を続けている彼らの最新作は、ジ・エンプティらしさあふれる全4曲が収録。また、リリースに伴い、全国ツアー『革命ツアー2024』が開催。11月8日(金) の千葉・千葉LOOKを皮切りに、ファイナルの12月18日(金) 福岡・福岡BEAT STATIONまで全国12カ所で行われます。
 
 さて、今日のうたではそんな“ジ・エンプティ”のトクナガシンノスケ(Gt.)による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作『革命 e.p.』にまつわるお話です。最近のちょっと変わった作曲法について。そしてタイトル曲「革命」に込めた想いについて。ぜひ今作と併せて、エッセイをお楽しみください。



怒られかねないので予防線を張った上で言います。
元より随筆じみたことは嫌いではなかったので、今回エッセイのお話をいただいた際は快く受け入れましたが、筆がなかなか進まないと言う事態。
普段ブログサイトみたいなやつに非常に適当自堕落文章を綴らせていただいているのですが、今回はあまり下手なことも言えないなあと。
いやブログでも特に下手なことを垂れているつもりはありませんが。
 
なかなか話す機会のない作曲論みたいな所に触れながら『革命 e.p.』にも触れようかなと。思うわけで、ええ。あります。頑張ります。
中高英語の教員免許持ってるんでね、文才くらいないといけませんからね。ないですけど。そして免許を行使する日が来なけりゃいいですけど。世のために。
それでは作曲論を語っていきます。ドヤ顔で。
 
弾き語りからだったり、モチーフ曲を元にだったり、鼻歌だったり、時期によって全く違うのですが、最近は遠征の増加に伴って長距離運転が増えましたのでそれを利用し、運転しながら聞いていた曲に勝手に違うサビをつけるとかしてメロディ作っています。まじ変。
 
例えば、これ言っちゃっていいのか分かんないですけど、去年出した『神様からの贈り物 e.p.』に収録されてるー、みんながよく飛ぶー、方々にいいね!って言ってもらえるー、ライブ映えするー、で有名な「さよなら涙」に関しては、銀杏BOYZの「漂流教室」に勝手にCメロ的なものを、いやここは晋之佑の頭文字を取っちゃってSメロとかにしときましょうか。折角親が命名してくれたので。銀杏の曲に身勝手すぎるSメロ(笑)を勝手に付けて、「さよなら涙」のサビメロが生まれたりとか。決してパクリでもないですからね。
 
何事もなるべく予防線を多く張った上で堂々と公言していきたいです。
とまあ作曲法に関しちゃ全然理論的ではないですがそんな感じで最近作ってます!
その後は培った音楽理論を行使してます!道を踏み外さないように程度ですが!
そして、今回リリースする「革命」は2年前に作ったので経緯は覚えてないです!今までなんの話やったんていう話ですが。
 
「革命」を書いた当初の記憶を掘り返した結果分かったのは、「革命」とは“大人の認知に対する歪みはギターのディストーションに変えていけ!”という曲だっちゅーわけです。
思ったより優しい曲になった印象ですが。
エンプティらしいですね。

大人!というのは特定の誰とかではなくて、大人に対するヘイトの塊ソングという訳でもなくて、ただ、あなたが持つ大人への或いや、誰かへの反逆心だったり蟠りだったりストレスだったりの一見ネガティブな気持ちは、決してマイナスばかりではないんだよと言いたい訳です。
 
ナイフを持つことが正義とは言いませんが、無理にナイフを仕舞うのは正義とは言えないと言いますか、もう皆さんは利口なので分かりますね。
詰まる所、俺の作曲は適当でありある種、「適当」なのです!すみません薄くて。
 
<ジ・エンプティ トクナガシンノスケ(Gt)>



◆紹介曲「革命
作詞:トクナガシンノスケ
作曲:トクナガシンノスケ

◆2nd EP『革命e.p.』
2024年10月30日発売
 
<収録曲>
1. 革命
2. 笑っておくれよ
3. 連れ出してやるぜ今夜
4. 銀河高速に乗って