2023年8月30日に“KEYTALK”が8枚目のオリジナルフルアルバム『DANCEJILLION』(読み:ダンスジリオン)をリリースしました。タイトルは、「無数のダンス、数え切れないくらいたくさんのダンスを提供していく」という意味を込めた造語。まさに「踊れるロックバンド」の代名詞となった彼らならではのタイトルとなっております。
さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“KEYTALK”の小野武正による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、収録曲「Supernova」にまつわるお話です。何でも願いが叶う、というのが実際に存在する世界があったとしたら…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。
みなさん突然ですが
何でも願い事が叶うとしたら何を願いますか?
僕は何でも願いが叶えられる様にしてもらってみんなの願いを叶えるという偽善者っぷりを発揮しようかなと思いましたが願いの連鎖により結局願いに価値が無くなるんじゃないかなと謎のループに入ってしまいました、どうもKEYTALKギターのたけまさです!
この度はKEYTALK2年ぶりのフルアルバム『DANCEJILLION』のリリースに際しまして好きに語らせてもらえる場を頂けるという事で大変嬉しく思ってます。
さて冒頭にもあったように何かこういう事が起きたら楽しいなあと想像するのが子供の時から好きだった訳ですがせっかくなのでそんな想像を曲にしてしまおうと思ったのが2016年。
「KARAKURI夢ドキュメント」と「赤いサイコロのMAYAKASHI」という楽曲をリリースしまして実はこの2曲は同じ世界線なのです。どんな世界線かと申しますとまさに冒頭の何でも願いが叶うというのが実際に存在する世界。
こうなりたいなぁ、と思い何でも願いが叶うと言われている飲み物“夢の雫”を飲んで眠りにつくと思い通りの世界が夢の中で現れいつしかその夢が現実になるというもの。
かたや転がすサイコロどの面にも自分にとって非常に都合の良い事が書いてあり転がす度にその事象が実際に起きてしまうなぜか歪に赤く染められたサイコロがある世界。
そんなファンタジーの世界も結局人によって作られた仮想世界でいつしかそれを現実として錯覚してしまいフィクションをノンフィクションたらしめる一つ星の輝きを表現した曲が今作『DANCEJILLION』に収録されている「Supernova」でございます。
頭の中で無限大に続く夢の道標を現実にすべく一つ一つ出来る事から行動に置き換えて嗜む事が心の栄養に繋がり夢と現実を行ったり来たりする事で蜃気楼が具現化する感覚。形容し難いこの世の中の面白さをファンタジーを交えながら少しでも音楽で表現出来たら良いなと思って作った次第でございました。
生きていく上で何を感じるかはその人次第ですが世間一般でいう大人という鉄の蓋により感受性が鈍感になりえる昨今、自分の直感に貪欲になって人生を楽しく謳歌したいものです。
<KEYTALK 小野武正(Gt)>
◆紹介曲
「KARAKURI夢ドキュメント」
作詞:小野武正
作曲:小野武正
「赤いサイコロのMAYAKASHI」
作詞:小野武正
作曲:小野武正
「Supernova」
作詞:小野武正
作曲:小野武正
◆紹介曲
「KARAKURI夢ドキュメント」
作詞:小野武正
作曲:小野武正
「赤いサイコロのMAYAKASHI」
作詞:小野武正
作曲:小野武正
「Supernova」
作詞:小野武正
作曲:小野武正
◆アルバム『DANCEJILLION』
2023年8月30日発売
<収録曲>
<収録曲>
1.ハコワレサマー
2.狂騒パラノーマル
3.Puzzle
4.MAKUAKE
5.君とサマー
6.ワッショイ!
7.夜の蝶
8.Supernova
9.九天の花
10.未来の音
11.MY LIFE
12.shall we dance?