お前らにはないものが僕にはある。

 2023年2月8日に“ヤングスキニー”がメジャーデビューシングル「らしく」配信リリースしました。周りに馬鹿にされても、後ろ指を差されても、あなたはあなたらしく、僕は僕らしくいることを肯定した応援ソングとなっております。さらに3月15日には、1stフルアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』リリース予定!
 
 さて、今日のうたコラムではそんな“ヤングスキニー”のかやゆーによる歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「らしく」にまつわるお話です。メジャーデビューを果たした今の想い。音楽を続けていく上での決意を明かしてくださいました。歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。


かやゆーの朗読を聞く

僕は、飽き性です。でもそんな僕が、唯一飽きずに続けてこられたものが一つだけあります。それが音楽です。
 
お久しぶりです。ヤングスキニーVo.Gtかやゆーです。今回も新曲「らしく」の歌詞エッセイを書かせていただけることになりました。本当にありがとうございます。
 
この曲は、僕が音楽を通して思うようになった事を書き連ねた歌です。2年半前にSNSで急に注目されるようになった僕らですが、それ故に周りの人に散々批判されました。家族には「バンドは現実的じゃないから、もっとちゃんとした大人になりなさい」と言われ、友人には「あいつ大学辞めて、音楽やってるらしい」と馬鹿にされ、SNS上では「あのバンドに似てる」とか「お前らがロックを語るな」と言われ続けてきました。
 
ただ幸いなことに僕はポジティブ人間なので、なんと言われようと「うるせえよ、お前は曲なんて作れねえんだから、黙っとけ」ってマインドでずっと音楽を続けてきました。“お前らにはないものが僕にはある”のです。嫌いな奴には勝手に言わせておけばいいし、気にする必要なんてないんです。あいつは、あいつだし、あなたは、あなただし、僕は僕なんです。
 
まあ、あなたも誰かに見下されたり、誰かに馬鹿にされたりしたら、逆に心の中で馬鹿にして見下しちゃえばいいんだよ。心の中だけでね。結局一生懸命やってる奴が1番かっこいいんだよ。あなたにしかないものは必ずあるから、誰になんと言われようとめげないでほしいと思います。
 
僕たちは、この曲でメジャーデビューをします。別に誰かを救うために書いた歌ではありません。自分を救うために書いた歌です。でもそんな歌でも、誰かを救うことができたら嬉しいです。
 
そしてこの曲は、ヤングスキニーとしての決意の曲でもあります。もし仮に曲調が変わることがあっても、それでもそれは僕たちの歌いたい歌です。誰になんと言われようと「僕たちは、僕たち“らしく”、その時に歌いたい歌」を歌い続けます。この心はメジャーデビューしても変えるつもりはありませんので、これからもついてきてください。どうぞよろしく。

<ヤングスキニー・かやゆー>


◆紹介曲「らしく
作詞:かやゆー
作曲:かやゆー



配信サービス一覧:https://jvcmusic.lnk.to/ys_Rashiku