2021年9月15日に“武藤彩未”が3rdミニアルバム『SHOWER』をリリース!レトロポップを掲げる彼女がいろんなカラーの爽やかなシティーポップを集めた1枚。透明感のあるストレートな歌声で歌う、誰もが共感したくなるようなセンチメンタルな恋愛ソングが収録されております。また、10月24日にはリリースを記念したワンマンライブ『武藤彩未 Release Party ○SHOWER○』も開催予定…!
さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“武藤彩未”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、今作のタイトル曲「SHOWER」のお話です。恋人を想う主人公の気持ちを描いたラブソング。お風呂に入っているとき、眠りにつく前、つい好きなひとのことを考えてしまうあなた。是非、その想いを重ねながらこの歌詞とエッセイをお楽しみください!
~歌詞エッセイ:「SHOWER」~
新曲「SHOWER」について、コラム書かせていただくことになりました!最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
この曲は9月15日にリリースされる私の3rdミニアルバムに収録される1曲です。ミニアルバム自体、約10ヶ月ぶりの制作でとっても楽しく充実したものになりました。
今作は「日々感じている不安や葛藤を洗い流せるような、爽やかなレトロポップ」をコンセプトに制作が始まりました。新曲は、そんな全6曲収録のミニアルバムのリード曲になっていて、タイトルもミニアルバムと同じ「SHOWER」です。
このコンセプトにぴったりだなぁと思って、今回maeshima soshiさんに依頼をしました。本当にイントロから世界観に引き込まれるサウンドになっていて、とっても気に入っています。全体を通しておしゃれなのですがそれだけでなく、そこに浮遊感、力強さ、儚さ、いろんなものを詰め込んでいただきました。
作詞には、今回も私が挑戦させていただきました。恋人への気持ちを歌っています。正確には恋が楽しくて仕方ない時期です(笑)。憧れの松本隆先生に少しでも近づけるように、情景の浮かぶ言葉を心がけて綴りました。
1番はタイトルの通り、お風呂場での様子を描いています。お風呂の時って、1人で考え事をする人も多いと思います。今回の主人公は、好きな人の匂いに包まれたくて同じシャンプーを買ってしまう女の子なのです。歌詞みたいに、大好きな気持ちを泡に閉じ込められたらどんなにいいか…!この気持ち、1度は恋したことのある女の子なら共感していただけると思います!
2番は寝る前の出来事。特に気に入っているポイントは、<水玉模様のナイトキャップ>。これはよくハマったなぁと自分でも感動しました(笑)。よりリアルな歌詞を書けたらと思って、実際に私が最近購入したものを選びました。
ナイトキャップは、寝ている間の髪の摩擦を防いでくれたり、寝癖がつきにくかったり、とっても女子力の高いアイテム。好きな人にいつ呼ばれても素敵な姿を見せたいという主人公の想いを想像して、歌詞に盛り込んでみました。
夜は、なにかと考え事をしてしまう時間が多い気がします。特に恋している時は、恋人のことで頭がいっぱいになりがちですよね。この曲の主人公は、1人じゃなくて2人で過ごせる夜はいつかなって。次誘ってくれないなら、私から言ってしまいそう。と強気なタイプの女の子を描きました。でも実際、目の前にしたらきっと言えないんですよね(笑)。
この曲の1番の見せどころは最後の転調サビ部分です!未来のことは誰にもわかりません。ただ信じることはできます。信じることができるのが幸せなのです。この曲の主人公と恋人、2人の未来が明るくなりますように。という想いを込めて作詞しました。
MVも曲にぴったりな映像になっているので、是非ご覧ください。ちなみに使用している水玉模様のナイトキャップは最近ゲットした私物です(笑)。みなさんの日々にこの曲が少しでも寄り添えますように。
<武藤彩未>
◆紹介曲「SHOWER」
作詞:武藤彩未・小倉祐人
作曲:OHTORA・maeshima soshi