雨音

車の屋根に 響く雨の音
聞きながらずっと 君への言葉探す

寄り添いにくい この距離で君を
抱き寄せるほどの 勇気が僕にあれば

初めて人を 好きになったわけじゃない
なのに君の 無邪気な笑顔に動けなくなる

君とならいつかの自分に
戻れるような気がして
忘れてしまった何か
失った何かを 君とならまた

隣で君が 何か言いかけて
急に泣き出すから 思わずその手を引く

「何も聞かないの優しいね」と君が言う
優しいふりして 本当は聞けないだけなんだ

雨音は強くなるばかり
まだこうしていてくれる
この雨が窓を包む
外はもう見えない だからこのまま

君とならいつかの自分に
戻れるような気がして
忘れてしまった何か
失った何かを

雨音は強くなるばかり
まだこうしていてくれる
信じてもいいんだよね
君のその温もり これから先も
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