もう一度 (feat. 原田謙太)

いつまで彷徨っているんだろう
出口の見えない迷路の中で

季節が何度通り過ぎても
誰も居ない隅っこで遠くを見ていた

あの頃のような胸の奥の炎は
とっくの前に消えたはずなのに

今君の温かさが確かにこの手にあって
独りじゃないことを教えてくれる

まだ僅かに残っていた光は魔法のように
不安定な足元を照らして未来へ導く

いつまで燻っていたんだろう
現実と向き合わず言い訳ばかりで

さりげなくもらった言葉も
素直にはなれなくて誤魔化してきた

強がる為に守ったプライドは
とっくの前に捨てたはずなのに

今流した涙には大切な意味があって
本当の自分を教えてくれる

ただ恐くて逃げていた日々から連れ出すように
臆病なこの足をもう一度奮い立たせる

今君の温かさが確かにこの手にあって
失くしていた夢さえも教えてくれる

今君の温かさが確かにこの手にあって
独りじゃないことを教えてくれる

まだ僅かに残っていた勇気を握りしめて
眩しいこの道をもう一度君と歩いてゆく
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