ペガサス

言葉に詰まるあなたを 見て見ぬふりすることが
どんなに惨めなことか 想像できるかしら

もうわかっているのでしょう? 話すべき時が来たと
どんなにごまかし続けても 無くなりはしないのよ

占いはペガサスなんだって 聞いてもいないのに
無邪気に話したあなたは何処へ 探しても無駄よね

時だけは順調に増えていったわ
思い出は忘れられるほども無いのに
時忘れ、手を握り、二人並んで
星空を見ることさえ叶わなかった
ねぇ、あなた
星空があることさえ忘れているのでしょう。

腕時計見る仕草を 見て見ぬふりすることが
どんなにさびしいことか 想像できるかしら

「これさえ終われば」なんて あなた告げる口癖は
終わりのないメリーゴーラウンド 前には進めないのよ

だからあなたは毒みたいだって 戸惑うことばかり
真顔で話したあなたは何処へ 探しても無駄よね

時だけは順調に流れて行ったわ
思い出と受け止めるには十分なほど
秋夜空、ペガスス座、一人眺めて
甘やかな感傷に笑みが溢れる
ねぇ、あなた
あの頃の二人は間違いなく運命だった。
あの頃の二人は間違いなく運命だった。

運命だった。
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