第三の女

今夜は宵から夜霧が深くて
たばこの煙も低くたれこめている
待つだけ待ったら帰ればいいのに
それさえ出来ずに一人たたずむ私
恋人だけれど 三番目
あなたにとって 軽い相手ね
今ごろあなたは誰かを抱きしめ
私のことなど夢の中にさえもないのね

可愛い女と最初にくどかれ
私の人生それできまったみたい
小さなお部屋であなたを待ち待ち
あれこれ悩んで やがてどうにかなるわ
恋人だけれど 三番目
あなたにとって軽い相手ね
陽気な顔して笑っているけど
心の中ではいつも雨が降っているのよ
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