ずっと二人で

未来が過去をきっと忘れるさ 涙に濡れた悲しい日々も
心をうたれたきみの美しさ 歌の言葉が浮かんでは消える

十二月の枝に凍結(こお)る
悲しみも今 溶け出して 陽射しが差し込む

きみの微笑みを抱いて僕は歩いていこう
眩しい風の中をこのまま ずっと二人で

明日が昨日をきっと運び去るよ 深く想いを顰めた日々も
まっすぐな髪に指を触れたとき 長い夢から僕は目覚める

十二月の澄んだ空に
悲しみも今 溶け出して 陽射しが差し込む

細い指を手に取って僕は歩いていこう
やさしい季節の中をこのまま ずっと二人で

単彩画(モノクローム)に色を与えた恋の調べが響き渡る

十二月の枝に凍結(こお)る
悲しみも今 溶け出して 陽射しが差し込む

きみの微笑みを抱いて僕は歩いていこう
眩しい風の中をこのまま ずっと二人で

細い指を手に取って僕は歩いていこう
やさしい季節の中をこのまま ずっと二人で
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