むー

僕たちはこの青色で何を描けばいいだろう?
潮の流れに逆らって、僕らは鰓で呼吸をする。

こちら海の底です。
珊瑚礁が綺麗です。
波ひとつ起きずに、電脳の海です。

鯒らによるダンス・レッスン。
あの娘は今日も綺麗です。
何ひとつ起きずに、出鱈目な海です。

MW。

僕たちはこの青色をいつかは失うのだろう?
分かっているよ。
みんな怖くて、気付かないフリをしている。

夜になった。

今更だけど思うんだ。
夢ならば夢で愉快です。
ふっ
と目が覚めた瞬間に「嘘だ!!」って笑えますように。

僕が見ていた景色を君にも見せたいのだ。
呼吸を忘れる程の、美しい、あの世界を。

MW。

朝になってしまう…

現在、君の目に映る青が空のレプリカなら、この歌も嘘でいい。
君に見えますように。

その願いの中、君に恋をする。

僕たちはこの青色で何を描けばいいだろう?
時間の流れに捕まって、僕らは肺で呼吸を、

生(い)きよう。

残り僅かな青色で「終わり」と「始まり」を描こう。
カンバスに落とした涙は塩味。
ほら。
君になったよ。MW。

ホントはこの海は透明。
君にも見せたいのだ。

「「この場所でまた、逢いましょう。」」

こちら海の
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