Moonlight Mirage

目眩くあの懐かしさと恐怖が
深い闇の底へ突き落として行く
あれから何度ここへ連れてこられただろう
どうしていつも何も思い出せなくなるの

幾度も忍び寄るあの足音
逃げ惑うほど近づいてくる
耳を塞いでも目を閉じても消えない

静かな月夜には
悲しい声が響く
現実も幻も苦しくて
どこまでが夢なのか
自分が誰かさえも
わからぬまま太陽は昇る

何処で出会った筈の貴方はいつも
どうしてどうして現れては消えてしまう

何度も蘇るあの感覚
押し潰されてはもがいて嗚咽
喉を開けても手を伸ばしても解けない

静かな月夜には
悲しい声が響く
現実も幻も苦しくて
どこまでが夢なのか
自分が誰かさえも
わからぬまま太陽は昇る

脳内引き裂くフラッシュバック
予告もなしにふと突然に
貴方がいつも消える訳を今悟った

静かな月夜には
どこかへ逃げたくなる
深い夢現(ゆめうつつ)の狭間で
教えてこの世界で
貴方とまた出逢える?
最後なんて淋しすぎるじゃない
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