Reincarnation

澱んだ空 色を失った太陽 いつもの 色あせた得物(えもの)
煌めいた 那由多(なゆた)の明日の灯を 摘み取り 心が錆びてゆく

目覚めない 夢微睡(まどろ)み
真実の丘を見下ろして

変わらない 朽ちた日々が流れ
いつしか忘れて過ぎ去り
枯れた涙が告げてる 明日への道
かの浮世の随(まにま) 響く唄も虚しげに

渇いた空 味気ない昴さえ 瞬き 世界を偽る
霞んでく 碧落(へきらく)の記憶が 呟き またひとつ忘れる

祈る声 嘆き濡らし
空虚な瞳が振り下ろす

果てしない くすんだ空眺め
誰の声も聞こえない夜
あの日忘れたものさえ 忘れ消えて
繰り返される唄 希望も夢も無くして

残した 日々を生きるそれは
満たされない闇かき分け
儚く眩しい手から伝わる声
抗い嗤う唄 むせ返るだけ
殺した 心に灯を灯す
繰り返した日々と別れ
彩り輝く世界 君の笑顔
愛しく絡む指 ふたりで刻む足跡
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