哀愁日記

山のひと夜の ゆきずりの
愛の言葉を 忘れかね
涙ぐみ
清いやさしい 眸の君を
呼べば都の 夕日が紅い

雨の降る日は 窓のそと
風の吹く夜は 星の空
あのひとは
いつもどこかで わたしを見てる
涙ぐむよに いとしむように

弱い乙女の ゆく途は
いつも沙漠の ひとり旅
幸福は
見えぬ小鳥か 消えゆく虹か
愛の泉の 湧く街恋し
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