薔薇が眠れるまで

迷う唇
迂闊に許せば
愛によく似た
孤独な花園

逢いたい気持ちが
とめどもなく
あふれてくる
二人でしょう

薔薇が眠れるまで
やさしくして くれなきゃ
わたし 咲きもせずに
枯れてしまう かわいそうよ
あゝ かわいそうよ

恋はいつでも
蜜だと言うけど
時の流れで
毒にもなるから

月夜に浸した
ことばをただ
心にいま
隠しましょう

薔薇が眠れるまで
抱きしめてて くれなきゃ
わたし 自惚れさえ
知らないまま かわいそうよ

なくして気がつく
幸せとか
情熱なら
欲しくない

薔薇が眠れるまで
やさしくして くれなきゃ
わたし 咲きもせずに
枯れてしまう かわいそうよ

今夜眠れるまで
抱きしめてて くれなきゃ
わたし 自惚れさえ
知らないまま かわいそうよ
あゝ かわいそうよ
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