水彩の町

また 雨に揺れてにじんだ町をひとりぼっちで 歩いてる
ほら 僕の顔もにじんだ いつもひとりぼっちで 歩いてる

こんな溢れかえってるぼくら

まだ止まない雨の中水たまりをよけて歩いてる
きっとこんなぼくに怯えながらいつもひとりぼっちで歩いてる
おどる雨粒が鳴らす孤独なメロディー

ひとりぼっちで口ずさんでる
ねぇ僕はどんな顔してるんだろ
涙のあともにじむよ
僕らの色溶けるかな

そんなくだらないこと浮かべている
傘で彩られた町の中で

止まない雨などないよほんとは知ってるんだ
でもこの雨は止まないきっと止まない

おどる雨粒がつぶやいた
もっと触れたいんだよいつもきみの心に
まだ

星もなくて傘もなくて
雨は降るよ
ひとつになろうとして
ぼくらもひとり降り続けてゆくんだろうって歌ってる

また雨に揺れてにじんだ町をひとりぼっちで歩いてる
ずっとこんな町を歩いてく僕てくてく
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