未来の約束

こんなにあっけない 終わり方するなんて
悩み続けた日々が嘘のように もう 涙も出ない

いつものいさかいと 違うこと感じてた このまま 言葉をかさねても
空しいだけと わかってしまったの

これで二度と 戻れない 受話器ごしの さよならを
遠くきいた 今は 何も話すことはできない

傷つけ合って 抱きしめ合うたび ひとつひとつを 越えたつもりでいた
それでも知ってた 心のどこかが 埋められないまま 時を重ねてたと

欲しかったものは 未来の約束だった

疲れた夜には ほんとうに会いたくて そんな時はいつも あの部屋が
帰れる場所と 思ってたけど

不安な気持ちの 肩代わりが できるのは
二人で迎える 朝よりも もっと強い何かだったの

ただ そばで生きたいと 願うことが 全てだと
言えるほどに 強くなれた そんな時も あったのに

傷つけ合って 抱きしめ合うたび 待ち続けてた その一言がある
たとえ全てが 崩れそうになっても
ただ それだけで行けると信じてたけど

見えない明日は 誓えはしないと 最後にあなたが呟いた言葉に

初めて気付いた 二人の未来を 描けずにいたのは 私も同じだと

傷つけ合って 抱きしめ合うたび ひとつひとつを 越えたつもりでいた
それでも知ってた 心のどこかが 埋められないまま 時を重ねてたと

本当は待ってた 未来の約束だけを
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