passin' away松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | もしボクに魔法が少し使えたなら あなたの笑顔がもう一度 もう一度見たい 青空の中にいる気分教えて ボクはカンタンなコトバでうたにして送るね 咲き乱れてく 心のキズをそのままにして 生きているのに意味なんてないって割り切って 淋しさ抱えてゆけば いつの日か優しくなる もしボクに魔法が少し使えたなら あなたの場所まで今すぐに飛んでゆくよ 胸をおさえていても なにもできやしないけど なかなか立ち上がること 進めない進めないんです 淋しさ抱えてゆけば いつの日か優しくなる |
tears松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | カッコつけてタバコなんて 吸いはじめてた 思い込みの恋におぼれ 喜んでいた 好きな人にバカにされて それでもいいと 涙なんか 流さなくていいよね 窓の外の 景色なんて 見たくはないと 一人の部屋カーテン閉め 寝ころんでいた それでもあふれ出す光に ドキドキしてた この光を 浴び続けてみたい 青に染まりこころかかげ 見たい ただ春を待つ 小鳥たちのように 絡み合った指をほどき空を見上げ 扉あければ 振り返られない 君の声すら 届かなくなるから 答えてくれない 冷えた青空にまで 見放された気分になるから 儚い夢の匂い 埃と煙りの街の色 涙に変えて持ってきて 染まるでしょう? カッコつけてタバコなんて 吸いはじめてた 思い込みの恋におぼれ 喜んでいた 好きな人にバカにされて それでもいいと 涙なんか 流さなくていいよね |
清く、ただしく鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | もしもあなたが私だったなら 嫌いなこの町 輝くでしょうか 虫がこだまする 鳥がけんかしてる このすえた匂い 思い出して 耳を塞いで しゃがみ込んでると わたしの髪を 冷たい風が 一筋吹いて 周りを見渡して 朽ち果てた線路 ただまっすぐで ずるして近道を 捜し続けたら 遠回りばかり 横道ばかり それでも必ず 戻って来れたのは 私の中の あなたの反響 潔さの果て 潔さの果て あぁ 真っ白い花と 丸まった背中と 寝ているひまわり Tシャツの汗染み 曖昧な歌を口ずさんで走る この先に何がなくとも 曖昧な歌を口ずさんで走る この先に何がなくとも |
秘密の名前鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 君の名前教えて 君の名前教えて 自転車こいで ビシビシあたる大雨 顔が痺れているみたいだな 梅雨の嘆く歌声 早く家に帰って 魚を茹でて食べた ウロコがどっかはりついて 床に着く 電気消す なんか泣けてくる やんだ雨粒 窓を輝かせ 君の名前教えて 君の名前教えて 生まれてすぐに付けられた 秘密の名前教えて 立って 座って あっち向いて 笑って |
平坦な戦場松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 闇夜にTVの光り 世界が回る 蒼白く姿染めてく 鏡の自分 とめどもなく 続く道が ボクにだってあると信じたころ 赤い爪 まさぐる手を ふりほどくこと許されない ボクはまだ 人を愛する ことを知らないのかもしれない 壊れていけ つないでゆく退屈な 毎日を この目に見えない感情が 電波のようにとび交って この目に見えない複雑が ボクらをどんどん無にしてく 越えられないハードル消して モラルで縛り うつむき歩く大人 見てる子供 相変わらず 日々変わらず 退屈だし 覚えてないけど 痛くたって 明日は来る 変わらない 何も変わらない この目に見えない感情が 電波のようにとび交って この目に映った明りさえ ボクらは気づかぬふりをする 過ぎていったあなたの顔 少しだけ思いだす 抱きあって眠った日々を 愛しくも思います この目に見えない感情が 電波のようにとび交って この目に見えない複雑が ボクらをどんどん無にしてく この目に見えない感情が ボクらをどんどん無にしてく この目に映った明かりさえ ボクらは気づかぬふりをする 何かをすればいいのですか? みんなについてゆければいい |
ひとつのうた松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 上田禎・松崎ナオ | これはひとつのうた たったひとつのうた くずれることのない たったひとつのうた 大切な冷たさを 降ってくる想いに含ませて 大切な消えてゆくいのちを 生まれたばかりの命を 祈る 命を 祈る いちたすいち そよぐ木々 いちたすいち 虫の合唱 いちたすいち 人々の怒り いちたすいち 繰り返さない日々 これはひとつのうた たったひとつのうた あなたはたったひとりのひと ひとりだけのひと 輝け 輝けどこまでも |
あまい鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | あまい暮らし あまい暮らし そう あまい 元気だけのうた まるであまい あまいお菓子 あまいお菓子 そう 嫌い あまいお菓子 あまいお菓子 アウェイ サラサラ降る 雨は土に ただ吸い込まれて行く 夜滑り台 夜滑り台 そう 滑って 夜ブランコ 夜ブランコ アウェイ サラサラ降る 雨は土に ただ吸い込まれて行く |
白夜の音松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 涙を見せないで 僕は果てがなくて白夜の様 困った顔しないで 僕は越えられない痛みがある 水音さえも今は強く静けさの中に響く 夢を見せないで 僕は 笑うことさえ偽りになる 風音さえも今は強く心に 空しく響く 黄昏時が続くこの心を癒さないで 白夜が響く 心の細胞に触れないで 君が夜に染まってしまう 優しくしないで 僕は振り返れない玩具の兵隊 気づかせないで 僕は闇の匂いに飛んでいたい 情熱さえも今は強く静けさの中に響く 黄昏時が続くこの心を引き寄せないで 白夜が終わる ぼくの心は彷徨う 君が夜に染まってしまう 君が夜に僕に染まってしまう 殺して 抱いて 逸話にして 君への気持ち 決して永遠じゃない |
混沌松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 混沌の中で何を歌おう 時に水辺で動けなくても 淋しさだとか哀しみだとか 果てがないもの存在してる もっと近くに花が咲いている 同じことを繰り返し続く 混沌の宙よ 何も見せるな ふいに膝つき 頭は枯れる ボクの心で音が壊れた 拾い集めて たりないカケラ もっと近くに花は咲いていた 夕日の色に染まってしまった 今が続けば鳥になって飛んで行けるかしら 今が続けば何もないまま こんなまんまでいる ああそれまでは 何を歌おう 生きてくために ただ生きていよう 風の向く先 種は飛んで行く あなたが残してくれていたボク 今が続けば鳥になって飛んで行けるかしら 今が続けば何もないまま こんなまんまでいる 忘れ路の花 握って歩く 握り締めた夢と共に 遠い人々切なく思う さよならさえ言えなかった |
あたたかい君とネコ松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 上田禎・松崎ナオ | 冬になると膨らむネコが ぼくのかわりに君に会いに行ってくれたらいいな そしたら頭を撫でてもらい 喉を鳴らし 丸くなる あたたかい飲み物 それは あたたかいストーブのかわり ただいまのぼくの身体 あたたかい君とネコ |
犬のおまわり鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 魚の家 とび出して いけないこと 気持ちいいこと さくらんぼの木の根元では 犬がまわる まわる アイアイ サイアイ サイアイノコト 歩き疲れ 足は棒のよう 行く所なんて どこにもないの すすき野原の真ん中の道 犬が吠える 吠える アイアイ サイアイ サイアイノヒト ぼくのお家はどこですか ぼくの名前 知りませんか 迷子なのはぼくの方です なぜキミばかり 泣いているのですか 困ってしまって ワンワンワン 困ってしまって ワンワンワン |
It's a beautiful day鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | もしも君が明日死ぬとして それをぼくが知ってたとして その日一日を 大切に過ごすだろう 君の寝顔を見て 世界の美しさを知るだろう もしも君が明日死ぬとして それをぼくが知らなかったとして いつもの様に 乱暴に過ごすだろう 君の寝顔を見て 世界の儚さを知るだろう 図々しい空が 語りかける うるさいったら ありゃしない 図々しい空が 語りかける うるさいったら うるさいったら もしもぼくが明日死ぬとして それをぼくが知ってたとして なるべく普段の生活をするのだろう 君の寝顔を見て 世界の美しさを知るだろう It's a beautiful day |
夜の中の鳥籠松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 上田禎・松崎ナオ | 雲の切れ間に月 涙の色すら 溶けだしそうな 空気が冷たすぎて 真っ赤な耳すら 燃え尽きている 雲の切れ間に月 あなたの目の色 同じになった 飛べるはずない鳥 一瞬かすめた 姿があった 守るべきもの 守る強さと 何んにもないから とても強い人 ぼくらは何んにも 失くすものはない 空からたしなめて 動悸が鳴り響く ぼくらは何んにも 持ち合わせがない それでもあたたかい 愛のコトバ囁いてよ 絵に描いたような夜 彷徨い続ける心 雲に隠れた月 瞼の裏側 月のかたちが 指先まで あなたを感じる瞬間 それに似ている 守るべきもの 守る強さは 時につまらない とてもずるい人 ぼくらは何んにも 失くすものはない 空からたしなめて 動悸が鳴り響く ぼくらは何んにも 持ち合わせがない それでもあたたかい 愛のコトバ囁いてよ 夜の鳥が鳴いているみたいに 囁いてよ |
ひかりのこども鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 上を見てた 何んにもなかった そうかぼくにはこれしかないよ 予感が… ビルの影に 月があると 立ち尽くして その輝きを待った 君の涙 ぼくの心 洗い流した 気付けて良かった ぼくは 同んなじ ひとつの月を みんな 同んなじ ひとつの月を 君も 同んなじ ひとつの月を 見ている 嵐が止み 風の中に 濃い緑の匂いがする ぼくは1人 呼吸をする ぼくは1人 君見つめる ビルの影に 月があると 立ち尽くして その輝きを待った 上を見てた 月が見えた |
だけのもの鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 声がする なんだか優しい声がする まだ熱い 額をぬぐって息を吐く あれは いつの景色かな?「気付いて」 声がする なんだか優しい声がする まだ熱い 鳥の羽が舞う 青空と白い白い羽「目覚めて」 ゆっくり目をあけます 朦朧とした中で カーテンが微かに揺れ 青空がたまに見えて かくれて 見えて かくれて 身体がないかのようで 私の悲しみは 私だけのもの だけのもの 私の苦しみは 私だけのもの 海の淵 何時間も立っている 潮風が 身体の形を思い出させ 握って ひらいて 踏み込んだ「さぁ行け」 あぁ 穏やかな 気持ちがする さぁ行け 私の喜びを あなたにあげよう あげよう 毎日 あたたかな日が 昇ってく だけのもの |
赤ランプ松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 赤ランプは音もなく支配する ある特殊構成の空では歌になる ボクは唯物的にお伝えしただけなのに ボクのすべての秘密を覗いたつもりで唸りだす 私の身体を削ってあげたでしょ? あなたは美味しそうに食べてたでしょ 今すぐに 連れ出して 流れる水がここにあることを知ってる 優しくて またあげるから 私の赤をすべて捨てるから 春と夏 秋と冬止めてから すべて止めてから とんでもなく平和な型があり 皆同じ様な温度重なり 納まった ボクの型は大部分 破損がひどいひどすぎて 壊れた頭が こんな所までいらして頂いて 上手に笑える余地などはないので 試しにもう一度 差し上げましょう 今すぐに 連れ出して 助け出す船 そこにあることを知ってる 優しくして もっと削って 私の空もすべて捨てるから 春と夏 秋と冬止めてから すべて止めてから |
真夏の雪松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 部屋の窓 ベランダの花 ボクが育てた ピンクと赤 ボクのこの手で生まれて来たね ボクのこの手で生まれて来たんだ 太陽と土と水と掌 楽しい時は話しかける 悲しい時は隣りに座る 何も聞いたりしないから 何も聞いたりしない 空に雪が降る 夏の雪が降る 君の奥の果ての景色なんだね 君はこの中で生きてる 君はこの中で生きてる 届け ビルの窓 夕日が映る ボクを照らした一瞬の光 間に見えるは八千代の歌数 時の影を追う 先は暗く怖い 一歩先に何が待っていても ボクの足は走り出す 先に行くから着いて来て 生きて 満ちて 咲いて 届く そして 狂おしい雪 真夏の雪は暑さ知らず |
うめぼし鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 梅干し食べてみて アゴの所変なのみたい 梅干し食べてみせて アゴの所が変だよ うちのばあちゃんは 梅干し しょう油 味の素 1粒もらって 変な味 駆けだした ばあちゃんのつっかけで 半分以上 足が出てる よだれがぼたぼた垂れて 涙もぼたぼた垂れた ぼくを帰して 海へ帰して ぼくを帰して コンクリートに黒いしみ 点々 まるでぼくの足跡だ 涙も鼻水も何より ぼくの手を引っ張る すっぱさ 「そう立って」 「立ち上がれ」 |
チロみたい松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 上田禎・松崎ナオ | そんな風に目を 細めて愛しそうに 見つめないで ずいぶん外との 温度が違うみたい 雲が曇ってる 流れる街の灯りだけ ぼんやり霞んで 輝やいてる まるで雲を帯びた月のよう まるで愛を帯びた目のよう 隣で小さな寝息が聞こえる 君は雲を帯びた月のよう 君は愛を帯びた瞳のよう 次の駅で離ればなれ ベイベー ドアの横に立つ 小さな男の子 窓をこすってる その1つの窓から ふいにこぼれる光 小さな三日月 見えたり見えなくなったり 三日月の温度 感じてる まるで熱を帯びた夜のよう まるで愛を帯びた目のよう 隣にぬくもりがまだ残ってる ゆっくりそれを手に取り この夜に投げるんだ 今はどこで何を見つめてるの? ベイベー チロみたい |
ゼロ松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 悲しみに暮れた夜は まだまだつづくらしいんだ 声を枯らし泣いた 幼き日々を浮かべるよ ボクの足跡辿ってここまで来た あなたにどこで会える? 見えない姿探し まだまだ歩いてゆく 心だけ投げ上げよう あの空の中へ 澄み渡り歩けそうなら そっと戻ってこよう つぼみ握りしめると 水色にすいこまれそうで 木の陰に息を潜め そっと空を見上げてた ボクの足跡辿ってここまで来た またあなたに会えるかな 消えていった姿求め 笑い続けられればいい 幸せも哀しみも 抱き寄せ空に向かってた あなたの後ろ姿 優しい鼻歌 残ったままのぬくもりが呻いているの 心だけ投げ上げよう あの空の中へ 澄み渡り歩けそうなら そっと戻ってこよう |
神様々々松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 遠くから 果てのない空が沈む過去と未来の 明け方や 夕暮れが 溶けて大きな一部になる 思い出しては不安になる この世界は君のもの 叫んでも 叫んでも 愛は至る所に満ちて 豊作だ また植えろ 何が足りてないのか分かる すべての色 すべてのボク この世界は君のもの 届かない 仕方ない あせらないで行こう 止まらない 伝えない あせらないで行こう ここはいい また行こう 横顔が キレーだね なんてキラキラ 眩しすぎて 目をそらす 少し泣く 楽しい事を一生続けよう ボクは知らない 君も知らない 世界のはじまった理由を 届かない 仕方ない あせらないで行こう 越えたい 気持ちが 溢れ出しそうだよ 出雲大社 体内秒殺 洗い流してくれ 今年もいいこと ありまするように ここはいい また行こうよ |
はらいのけダンス松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 上田禎・松崎ナオ | 雨が降り出した夜 草の緑 匂いを放つ ガラスに映る姿 見ていたら 潤んでいった 目が合って笑いかけて 新しい靴を履いて また目が合って笑って 新しい傘打ち鳴らす 雨が降ったらぼくらは そうさ はしゃいでる 傘に当たる 雨音を すべて はらいのける 星1つない夜 月も出ない夜 気配を感じている 雨がすべて 伝えてくれた 目が合って 笑いかけて 泥んこの靴 脱ぎ捨てて また目が合って笑って 裸足のまんま 踊るんだ 雨が降ったらぼくらは そうさ はしゃいでる 傘に当たる 雨音を すべて はらいのける 雨が降ったらぼくらは そうさ はしゃいでる 夜に染まるキミの手を はらいのける ラララ… |
まじめな人生鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 笑い 働き 酒を飲み 語り けんかして 人をなぐり あやまり タバコを吸う 空を見上げ 花を愛でて 政治家の文句を言い この世を憂う 行方知れずの子供を心配し 見つかれば涙する 病気と立ち向かい 車とばし ロックを聞き 肉を食らい 自分が嫌になる 笑い 働き 酒を飲み 語り けんかして 人をなぐり あやまり タバコを吸う 空を見上げ 花を愛でて 政治家の文句を言い この世を憂う 行方知れずの子供を心配し 見つかれば涙する 病気と立ち向かい 車とばし ロックを聞き 肉を食らい 猫を助け まじめに眠る |
Pure Rain松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 二人ぼっちで息を殺して 雨の音聴いた夜 雨の音色はなんかせつないの もう少しこのままでいさせて 夢の迷路と雨の匂いをあなたに会うまでは 綺麗だなんて思えなかったよ 心は痛むけど この雨を体に受け 手をのばし全て流せ 神様の一人涙を この雨が好きよ 帽子を深くかぶっていても 人の群れやっぱりだめね 掌に天使 嘆かないでね 夢現入ってゆく そんなとき雨が降る 夢の迷路と雨の匂いをあなたに会うまでは 綺麗だなんて思えなかったよ 今すぐ会いに行こう 降りやまないで流れて行け この夜をキリで染めて 明日には笑顔溢れる この雨が好きよ |
あたりまえへならえ松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 上田禎・松崎ナオ | 君の声を聞く夢を見た 「大丈夫だよ。」と声がした 大きな公園で 真ん中に噴水があって 子供がはしゃいでる 「平和だな、、、」呟いた 小さなモンシロ蝶 空に向かってゆっくりと ヒラヒラ踊ってる ささやかな風景が ぼくをとてつもなく動揺させる 噴水に手をひたし 陽の光がキラキラと 水面を揺れるのを 楽しむ子供 君の声を聞く夢を見た 「大丈夫だよ。」と声がした 真似して手をひたす 冷たいけど気持ちがいい 水面を稔るのを 眩しくて 眩しくって ぼくは目をあけていられない 君の声を聞く夢を見た 「大丈夫だよ。」と声がした ぼくは元気です |
筍と鹿の国鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 青々と茂る 竹藪の間 幻を見たの 春のうたを聞いたから 清涼な風と 根を張り巡らせた この土の強さ ぼくらは守られている 今日もこんなに 影が色濃い 朝日を浴びた群れは何処を目指すのか ぼくらは守られている かつて我はこの国の王 弱い か弱いものたちに 危険が及べば 年老いた我が身を捧げよう 静かに |
先人の教え鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 辺りは雨音 向こうは嘘みたいな 真っ赤なアネモネ 射してる この世界は君とボクで できていると知った 軽快な足どりで 世界中を踏んづけろよ 血を流さなくても 会いに行ける move on peaceful world いつでも思い出す 子供の頃の夢 いつでも目指してる あの夏の蝉のうた いつかなくなるとか 誰が言ってるんだ それでも残ってく 母の味伝えましょう いつでも思い出す 子供の頃の夢 いつでも目指してる あの夏の蝉のうた いつかなくなるとか 誰が言ってるんだ それでも残ってく 先人の教え聞きましょう |
きれいな果物松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 木々がいっせいに騒ぎだし 水を湛えた空から 星がいきなり見えて来て なんだか すべてが すべてが とってもきれいだ 胸が痛んだ 夜風を走って 町を見下ろす ボクらは生きてて 笑うよ 笑うよ 君の手持ってる 果物を1つください ある日 愛した人や 友だちたちを 忘れても ボクは花を 植えて行くんだろう これは君がくれた果物のように紅々く 忘れられない花になる そこに何が待っていても ボクは足を止める事は出来ない 人を想い 人に泣いた 人の中で 君の手 広げて いっせいに 吐き出せ ある日 愛した人や 友だちたちを 忘れても ボクは花を植えてゆくんだろう それは人を満たし 心の中にいつまでも 朽ちることなき花になる とっても きれいだ 胸が痛んだ 絶え間なく 広がってく 心は自由だ つぶさないで 残さず 召し上がれ 召し上がれ 君のすべて 広げて いっせいに吐き出せ 吐き出せ |
やきそば鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | やきそば食べて やきそばまずい どうしたら 美味しいの食べれるの? 「気合を込めて オレがつくるよ」 じゃあ待つよ 何年でも待つよ さぁ作って作って おいしい匂いがする 「さぁ食べてごらん」こんな味のやきそば もう2度と 食べられない予感 気持ちで料理の味は決まる |
カラー鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 鹿島達也・松崎ナオ | | 水色 ピンク色 紅色 たらない 赤 青 黄 緑 何色? 何色? 水色 ピンク色 紅色 たらない 赤 青 黄 緑 何色? 何色? 水色 ピンク色 紅色 たらない 赤 青 黄 緑 何色? 何色? Which do you like our color or your color? |
天使の悲鳴松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 夢の彼方に未来が見えても 今の日々の中じゃ なにが言えるの ボクに何が見えるの? 今のボクに何が歌えるの? 壊れなくて何ができるの? 果ての果てに何があるっていうの? 行き交う人たち 見知らぬ君の涙 誰も気付くことなく 声も出さずに まっすぐな瞳は天使? 立ちつくして君を見ていた 淋しそうな背中追いかけて 果ての果てに何があるっていうの? ひとりぼっちの天使がボクを助けてくれたんだ 今は… 今のボクに何か歌えるの? 壊れなくて何かできるの? 果ての果てに何かあるっていうの? |
かめのこ松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | ぽくぽくカエル かめのこ かめのこ ぽくぽくカエル かめのこ |
各々鹿々鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | アンコールください アンコールください アンコールください アンコールください あぁ 今日から キミも鹿々 かくかくしかじかだ 夜風に気をつけて 足元軽やかに 暖かい心で 帰ってくれるといいな 息が白い朝も 蒸す様な熱い夜も ひとりぼっちと思ったら 大間違いだ アンコールください アンコールください アンコールください アンコールください |
オドレオルガ松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 小林信吾 | 少しも自由な気持ちになれない ただれた瞼をこすり ヒリヒリする 今日は風が強い 雲が早く流れる ワガママなボクをワガママだなんて 言わないで 普通でいれるようになった あなたの前にいても 火花と共に めまいと共に 溶け込み 叶える手を 片目をつぶるやさしさを 心がつながるすべを 水増し細工を転がし床冷え 心に水差し さりげなく生きてく ただれたコトバを言う コトバにならない想い 似ている2人の頬の色 指の形 差しのべゆくすえ 何も残らなかった 乾いて見えた朝日 火花と共に めまいと共に 溶け込み 叶える手を 片目をつぶるやさしさを 心がつながるすべを オドレ オルガ |
屋根の方向松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 上田禎・松崎ナオ | 隣りの明かりが灯る頃 お家の匂いに急いでる ぼくはひとりそれを見つめ 立ち止まる 街を行く人たちに ぼくはおいていかれたんだ 忘れないで 忘れないよ 話をしながら 歩いたら 偶然 頭をぶつけたよ 空に星がこんないっぱいあるなんて ぼくは知らずに過ごしてたなんて 信じられない 円の中 ぼくたちは外れてく 選ぶんだ 青が散る 絶え果てる 種を蒔く 草花が溢れ出す |
トコトコ鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 掌があたたかい それが君の光の理由 ぼくは闇 君は光 染めたくないから 電気をつける あぁ 冬だ ストーブの上に やかんが しゅんしゅん言った トコトコ押して 泣けてくる 君のように 生きてみたいと願うよ トコトコ押して 泣けてくる 君のように 生きてみたいと願うよ 掌があたたかい それが君の光 掌があたたかい 掌があたたかい それが君の光の理由 |
風鈴ケ丘松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | ああ 風鈴が何処からか響いてる ああ 心まで 届くけど聞こえない 風の向くまま 歌っていても 形が分からない 風切って走れ 強すぎるから とめどなく ほとりから水面揺れ 見続けて答えを知った 昔来たこの場所に辿り着き鈴が咲いてた 海よ 空よ すべてを広げ 満ちた心 ボクを守れよ ああ 夜が明け フタを開け 湯気がたち ああ 曇り窓 手でこすり 一瞬 空 ネコが寝ている テレビが笑う ボクらは帰れない 汗が滲んで ギターを弾いた まだ 何もない 帰り道 分かる様にひとつずつ置いた小石が 光るのを感じたら 辿り着く 風鈴ヶ丘 星よ 民よ すべてを広げ 満ちた君よ ボクを守れよ 見渡しのいいこの丘に 立ち上がる事ができたなら すぐに見つけ 助けてあげる |
生まれたての水松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 上田禎・松崎ナオ | 気付いたよ はじめて声を出し 泣いた日は 生まれたての水 つながっていた 世界が途切れた ぼくたちが 流す涙の味 青い海 同じ味がする ぼくたちは 海が包まれ生まれた 同じだった コトバ遊びしようよ ぼくらは友だち 海に還る その日まで 滅びを抱き合う 気付いたよ 失ったものたち 大きくて 押しつぶされても 胸が痛く 目を避けたくなっても ぼくたちは生まれて来た通り 生きてゆく ただ生きて行ける 瞳から 海が流れている限り 少しだけでも話そうよ ぼくらは友だち 海に還る その日まで 滅びを抱き合う ぼくが風をうたう意味はあるの? あるの ぼくが泣いた意味を知っているの? いるの |
フットウソング松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 上田禎・松崎ナオ | 落ち着いた心は愛を知り 頼まれてもいないのに なんだか泣けて 仕方ない たくさん歩いたつもりだった 一歩も動けていないのか 私は落ち着いているから茶を沸かす 湯気が立つまでの時間が やたらと 長いんだ まだ音が聞こえない グツグツグツグツ まだ音が聞こえない トクトクトクトク 窓辺にさがる風鈴が 鳴るのを待って暇つぶし もうすぐ夏かなあ まだかな夏は 風鈴が鳴るたび 冷たい風が吹く まだ冬かあ… |
回転レシーブ鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 子供の飢えた声と ポケットに飴ひとつ ぼくは生きるために 走った 逃げたんだ 情けない思いは 何になる 瓦礫の中のクギは錆びついて 何になる 心が回転してる 風が吹き荒んで 立っていられないんだ 立っていられないんだ 涙は止まらない 答え闇の中か 涙は止まらない 光の中にある 森の中に片方の靴下が落ちていた ぼくは追い立てられ 走った 逃げたんだ 水面はガラスの向こう側の様で 背中から飛び込んだ ぼくは泡まみれ 心が回転してる 風が吹き荒んで 立っていられないんだ 立っていられないんだ 涙は止まらない 答え闇の中か 涙は止まらない 光の中にある 心が回転してる 風が吹き荒んで 立っていられないんだ 立っていられないんだ 回転レシーブ 極めて 回転レシーブ 極めて |
ヤイヤイ鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 朝靄が鼻をつつく 木々の様子が騒がしい 頭の隅っ子の方で 夢なんだと分かってて なのに獣くさい風が纏う 3回のクシャミで目が醒める ここはどこなんだろうと一瞬ぼんやりする またクシャミ鼻が疼く ここは東京の中二階 天井の低い部屋 やたらと陽当たりのいい部屋 パンの焼けた匂い 煮立った味噌汁の匂い 少し開けた窓から白いカーテンが揺れる これを本当の安心と呼べるなら 私に何が足らないんだろう 自由になりたいと願いながら 少し不自由な生活を選んでる 机の上のカギが音をたてた また獣くさい風が吹いていたんじゃない? もう捨てた筈の田舎に未練なんてあるはずないのに 勝手で無邪気な笑い声がする なりたかった理想の私 本当は足早に逃げたかっただけなんじゃないの? 生きて ただ生きて そしたら近づける 息のできる唯一の場所 そこで生き抜くしかないと悟った 凍ってしまった途切れた線路は この日差しで溶けただろうか そこに張り付いていた私は そろそろここに戻って来るだろうか |
大人はE矢野顕子&鹿の一族 | 矢野顕子&鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 鹿の一族・矢野顕子 | こんなにも 今もなお 降って注ぐ 太陽があるなんて 知ってたよ 知らない様 日々は溢れ 刹那は満ち足りる 裸のまんまで 生まれてきたでしょう 何んにもないのは 当たり前でしょう こんなにも 今もなお 淡く滲む 満月が照らしてる この街は 何処までも 競う様に 高く高く伸びる さぁ行こうよ 当てはないけれど 子供は知らない 1日がたくさんある 教えてあげない こんなにも こんなにも 早く走る風を ぼくは持ってる |
ハハタップ鹿の一族 | 鹿の一族 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | | 遊びに行こうよ 早く この家から逃げたい 遊びに行こうよ 早く 風を追い越すくらいのスピードで 自由に泳ぐ 君にあこがれて 我が家の狂った世界に嫌悪する 母の愚痴ではない心の底 それはとんでもなくあきらめの底 私のそれと似ていた 似てたんだ だからたまにはウチに帰ろう そこからはじまることがなくても |
川べりの家海蔵亮太 | 海蔵亮太 | 松崎ナオ | 松崎ナオ | 高山和芽 | 大人になってゆくほど 涙がよく出てしまうのは 1人で生きて行けるからだと信じて止まない それでも淋しいのも知ってるから あたたかい場所へ行こうよ 川のせせらぎが聞こえる家を借りて耳をすまし その静けさや激しさを覚えてゆく 歌は水に溶けてゆき そこだけ水色 幸せを守るのではなく 分けてあげる なるべく大きくて なるべくりっぱな水槽を 自転車で買いに行き はなしてやろう なんて奇跡の色を持っているの キラキラ揺らめいてる 水溜まりに映っている ボクの家は青く透け 指でいくらかき混ぜても もどってくる とても儚ないものだから 大切にして 一瞬しかない |