劇場支配人のテーマTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 薄暗いテントの中で 劇場支配人はずっと 頭を悩ませてる 「首をくくらなきゃいけないぞ」 近頃じゃお客を呼べるような まともなピアノ弾きなんていないし ひとつきりのジョーク繰り返すコメディアン 胸を凍らすばかり 金を借りてるままの 恐ろしいブリトー兄弟が きっとやってくるぞ 逃げ場はないぞ 足の長い髑髏は 4頭立ての黒い馬車の様に タップシューズを鳴らす 出来るなら 神よお恵みを それも金貨の恵みを 身長7フィート半の火喰い男は怠け者で トロンボーンでお湯を沸かして 痩せたライオンと遊ぶ アクロバットの後遺症で もう歩けないと言う老婆が 金色の時計の針まで 奪い取っていくだろう 金を借りてるままの 恐ろしいブリトー兄弟が きっとやってくるぞ 逃げ場はないぞ 足の長い髑髏は ヴォードビリアンぶった 派手な衣装で スーツケースを回す 『楽になりたくなったらいこうぜ あんたの気がすんだら』 さあショウを始めよう もう後がないやつらのため さあショウを始めよう もう後がないやつらのため さあショウを始めよう さあショウを始めよう アアイエエエエ!! そして今日も 開演のベルが鳴り 幕はあがる そうさショウが始まる 命乞いの歌も踊りも もうなんでもやるつもりさ 出来るなら神よお恵みを それも金貨の恵みを! |
毒蛇のロックンロールTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 寄る辺なく 町をゆく 羽根のない無様な生き物は ゆっくりと地を這っていくのがきまり なだらかな丘ではなく 切り立った崖に噛みついて そして転げ落ちるだけ おまえのゼンシンゼンレイが蛇 マダラの身をくねらす おまえのゼンシンゼンレイが蛇 もっと恐ろしい場所へ行こう 陽の光に背をむけて 羽根のない淫らな生き物は 強い 強い 毒を身に纏う習わし 牙を捨て並べられ 剥製のように生きるよりは いっそ死んだほうがまし おまえのゼンシンゼンレイが蛇 にじむ血が踊りだす おまえのゼンシンゼンレイが蛇 もっと恐ろしい景色を おまえのゼンシンゼンレイがうで おまえのゼンシンゼンレイがあし おまえはゼンシンゼンレイを以って 目で耳で声で牙 なんて美しい生き物 そうだ俺のゼンシンゼンレイが蛇 にじむ血が踊りだす おまえのゼンシンゼンレイが蛇 そうだ 毒蛇のロックンロール |
アダムの肋骨THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | アダムの骨が動きだしてる 時間は逆行して溶けだしてる あたたかい日の手袋のよう 優しく無意味な踊り踊る 壊れゆく秩序(レッキングオーダー) 溢れだしそうな 狂いだしそうな 夜が待ってる 壊れゆく秩序(レッキングオーダー) 溢れだしそうな 狂いだしそうな 夜の果ての咆哮 船乗りネズミに 港ネズミ 王様も奴隷もまざりあってる フランク人だろうが サラセン人だろうが 流す涙の色は同じ 壊れゆく秩序(レッキングオーダー) 溢れだしそうな 狂いだしそうな 夜が待ってる 壊れゆく秩序(レッキングオーダー) 溢れだしそうな 狂いだしそうな 夜の果ての咆哮 回り回る この引力が 回り回る この引力が 叫びだす 永遠よりも この瞬間を今 おまえは生きるがいい アダムの肋骨(アダムズリブ) 回り回る この引力が 回り回る この引力が 叫びだす 永遠よりも この瞬間を今 おまえは生きるがいい アダムの肋骨(アダムズリブ) |
蝙蝠と聖レオンハルトTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 聖レオンハルトの壁画が刻まれてる 蝙蝠の住処のようなさびれたホテル 門番が聴いていたラジオから かすかに流れるタンゴ 日本人でも病欠の電話を かけたくなるような暗い月曜日に ペテン師は駄目になったいかさまに 腹を立て続けるROOM 102 憂鬱な巨人のようなベルボーイ 物を喰いながらじゃなきゃ動けない ルストとエンヴィという名の犬が お互い噛みつきあってる やぶにらみの泥棒は今日もまた 盗んだルビーを人に売らずに ボードゲームのさいころの代わりに 傷をつけて投げるROOM 202 蝙蝠の眠る屋根の下 聖レオンハルトの絵が揺れだした ゆらゆら彼は踊りながら 地獄にも眠る場所があると 地獄にも唄う唄があると ゆらゆら彼は笑い出した 「寛大なレオンハルト公はどんな方でも受け入れます 救われないものはいないのです」 おしゃべりな執事は交差した二本の鍵を見せびらかしてる 「傷ついた鳥が休めるように 木の幹やその枝はあるのです」 「物乞いも 国王もないのです」 うやうやしく誘うROOM 302 蝙蝠の眠る屋根の下 聖レオンハルトの絵が揺れだした ゆらゆら彼は踊りながら 地獄にも眠る場所があると 地獄にも唄う唄があると ゆらゆら彼は笑い出した 蝙蝠の眠る屋根の下 聖レオンハルトの絵が揺れだした ゆらゆら彼は踊りながら 地獄にも眠る場所があると 地獄にも唄う唄があると Be our guest We're always by your side |
ニードルノットTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | さかしらにきどりな わめきちらしたら ちぎれそう あかつきに祈りだす ただれだした ガレキの塔 I say yeah yeah yeah yeah このマグマにそって はがれだしてる 身軽だって まだ宙に舞ってる I got freaky sloth ふつつかな歪みが うずきだして 綺麗でしょう 不確かなリズムが 打ち鳴らしてるニードルノット I say yeah yeah yeah yeah 血のマグマにそって 暴れだしてる 答えだって まだ性にあってない I got freaky sloth I say yeah yeah yeah yeah yeah yeah yeah yeah yeah yeah yeah yeah yeah I have been to Milano,Key Largo,Beograd Fryazino,Vienna,Kuwait,Prado But there's no place like a Needleknot I need a Needleknot I need a Needleknot |
七転八倒のブルースTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 体はひとりでに 体になっていく 鼓動はひとりでに 鼓動をうっていく 感情がうなりだしてる 餓狼がかっていく 肋と背骨と頭蓋骨 言いなりになんてなってしまうもんか 沈んで どろどろになって 転んで びりびりになって がらんどう 痛みと番っていくブルース isolation dope 憂いはひとりでに 憂いになっていく 徒党はひとりでに 徒党を組んでいく 単純できりがないけど 理由になっていく 進んでは退がってばらまいて 言いなりになんてなってしまうもんか 沈んで どろどろになって 転んで びりびりになって 染み込んで ぎらぎらになるまで 火をつけるこの 沈んで どろどろになって 転んで びりびりになって 失って 火をつけるこのブルース isolation dope 目は開いたまま 沈んで どろどろになって 転んで びりびりになって がらんどう 痛みと番っていくブルース 火をつけるこの 沈んで どろどろになって 転んで びりびりになって 失って 火をつけるこの ブルース びりびりになるまで ぎらぎらになるまで 祝福になるまで 祝福になるまで isolation dope |
あなたが眠る惑星THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 風船の剣をいっぱいに 両手に抱えきれないほど 笑って帰れますように はずれたくじのような日々でも 悪魔が心をいれかえるたびに 空が本当に青くなるなら 暗闇がもう深くてもいい おやすみを言うためにあるから 荒れ狂う恋に落ちていて その人の名を叫ぶたびに 石づくりの山すべて 花咲くように思うでしょう 白黒に見えた世界が 色づく音に灼かれて 生まれた意味を知るでしょう おやすみよ おやすみよ もしもいまがただの幻で なんの意味もないなら うまくやり過ごすより 何度でも 間違えてほしい 多分陽の光の下でしか 乾かせない物もあるけど 雨雲の事を恐れないで 失くしたブローチを 髪かざりを 荒れ狂う恋に落ちていて その人の名を叫ぶたびに 石づくりの山すべて 花咲くように思うでしょう 一人きりでいる時は 一人きりだと思う時は 忘れないであなたを 愛する人がいる事を あなたがこの惑星をひとまわりするたび あなたが眠る惑星が静かにまわるたび ざわめく心は激しさに痛みを失った まるで 嵐のように |
沈んだ塔THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 迷い込んで 目が覚める 夢の中のゆめのゆめ 長い間 二足歩行の幻を見ていた ここは眠りの町 名前はないけど 新しいぼくのすみかは 沈んだ灰色の 塔の上の 歪んだ 赤や 黄色の 雲の真下 蒸気機関は走る 悲しみの国の大使はここにやって来れない 近づくためには 離れていくことを おそれてはいけない 図面をかく鳥 虹のように広がる 真実の背骨 沈んだ灰色の 塔の上を 歪んだ 赤や 黄色の 雲がゆく どうかこの夢が 終わらないように どうかこの夢を 忘れないように 沈んだ灰色の 塔の上を 歪んだ 赤や 黄色の 雲がゆく 塔の夢に眠る 塔の夢に沈む 塔の夢に眠る 塔の夢に沈む 歪んだ 赤や 黄色の 雲がゆく |
ミリオンダラーベイビーTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 何もかもが 終わったあとの 階段の上を ちぎれとぶ風をみた 花ふぶく ひとひらさえ 何も運べなかった 痛みが傷を流れていく 昼間の音に消されていく声が はじめから どこにもなかったかのように 忘れ去られる 僕らの若ささえ 100万回繰り返す ありふれた塵で 思い出は はるかに遠く でも春雨告げる風の中で 踊るおまえを 思い出せる 春時雨ゆく 時の中で 何もなかったように 夢見てた 明日が終わる 嫌いだった歌が 優しく聴こえる頃 名前を覚え合ったあとで 人は別れていく 僕がつぎこんだ 歌も魂も ふりそそぐ雨も 見返りの金も 君を愛した 心の形すら 誰かと 誰かに似てる でも春雨告げる風の中で 踊るおまえを思い出せる 春時雨ゆく 時の中で 何もなかったように 季節は嵐さえ また繰り返す記憶に遠ざける でも春雨告げる風の中で 踊るおまえを思い出せる 春時雨ゆく 時の中で 何もなかったように |
朝焼けの亡霊THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 朝焼けの亡霊が 僕に話しかける 「おいでジョセフィーン 僕の空飛ぶマシーンにのって」 古い唄を真似して 「難しそうな顔を するのはやめて僕と おもしろおかしく 暮らそう」 僕は行けない 今は行けないよ ただひとつ 欲しいものがあるんだ だから行けない だけどまたすぐに会えるだろう? ごめんね 朝焼けの亡霊 朝焼けの亡霊は スピードを上げたがる 「年老いた生物って 誰でもスロウになるぜ」って 退屈な未来を嗤う 未来が退屈だって 広くも狭くもなくたって 僕はただそれを知りたい だから行けない 今は行けないよ この胸を震わす 唄があるんだ だから行けない だけどまたすぐに会えるだろ ごめんね 朝焼けの亡霊 海岸線をゆく 蒼白い雲 僕の事を待ってる そんな気がしている だから降りない この道を走るよ 配られた 頼りない運命でもいい ここにいたい この道を走るよ まだ何ひとつ知らないから 砂漠に沈む夕陽も 舞い上がる粉雪の鏡も 僕は知らない この目に焼き付けたいよ そしていつか君に話すだろう 亡霊 |
欠ける月ワンダーランドTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | what a wonderful world! 狂ってしまった二人の 片一方が盗んでった ように真っ赤な月は 今夜見事に真っ二つ 誰がなんといったって 何がどうであったって 踊りだしてしまうよ こんな夜は 横なぐりの雨が 吹き抜ける町をゆく そう草木も眠る夜を 君も歩いているだろう 半分に欠けた月を 引きずりながら 船底に隠れてる 密航者の気分で 見上げた月はまるで 鍵穴のように見える 出口を探すよりも 入り口を探す どこへだっていけるさ こんな夜は 横なぐりの雨が 吹き抜ける町をゆく そう草木も眠る夜を 君も歩いているだろう 半分に欠けた月 what a wonderful world! どんなに強い 激しい雨にも 君は死にはしないから 誰も死にはしないから どんなに強い 激しい雨にも 君は死にはしないから 君を汚せないから またつきはめぐる またほしはめぐる 今夜も月がめぐる 今夜も惑星がめぐる ぐるぐる月がめぐる ぐるぐるアタマまわる |
ママに捧ぐTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | ピンカートン探偵社のごろつきが 暴れまわる モリーマグワイア(ズ)の宿で起きた乱闘騒ぎ そこら中吐かれた唾で転んだ時 男は 落ちていた指輪にさけんだ こいつはオレのママにぴったりだ!! こいつはオレのママにぴったりだ!! こいつはオレのママにぴったりだ!! こいつはオレのママにぴったりだ!! 反体制的フルコース キッチンでシェフは スープを待ってる 麻薬中毒者のガルドマンジェは時間をかけ過ぎる 味をみるつもりで 飲んだ 手が止まらず 最後まで流し込んで言った こいつはオレのママにぴったりだ!! こいつはオレのママにぴったりだ!! こいつはオレのママにぴったりだ!! 家に持って帰りたいよ! そしてオレのママに持っていきたいよ!! 底のない湖のようなきれいな目で 誕生日ケーキのいちごを2つに切る 半分は食べたあとで 少女はあと半分を 大事に残しておいた これはママのためのものなのよ これはママのためのものよ これはママにあげるのよ |
ブロードウェイTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | この美しい目抜き通りを だれもがおとずれてはきえる また一人の少女が 成れの果て朽ち果て 魔女になる 鏡がひび割れるとき 最後の幕はあがるだろう そしてビビデバビデブー 擦り切れた火薬の香り 歌うなら 劇薬が歌うように 剃刀が虹を切り刻むように 演じるわ さあ終わりまで舞台を 忘れさせぬように そよ風に毒を忍ばせるように 痛みすらなく痺れさせるように お楽しみの夜がはじまるわ 皆さんようこそ ここがブロードウェイ LaLaLa… 葬儀屋がのさばる都 たやすくお城はつくれても 王様はつくれはしない まるで行き交う動物のパズル 楽屋の薔薇が枯れる時 あすの朝が始まるとき 私はさまようのだろう また一人になるのだろう 歌うなら 劇薬が歌うように 剃刀が虹を切り刻むように 演じるわ さあ終わりまで舞台を 忘れさせぬように 奪うならすべて奪い取るように 音もなく胸を撃ち抜けるように お楽しみの夜がはじまるわ さようなら愛しきブロードウェイ LaLaLa… |
ひとりぼっちのジョージTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 永遠に生きてきた ロンサムジョージ 名前もない 岩の上 ひとりきり住んでた 時々 南の空に見える ハロー ハロー 星の輝きに 話しかけていた 永い 永い夜の中 永い 永い夜の中 名前もない夜の中 言葉を探していた ちぎれとぶ雲の色や うすれていく葉の色が 少しだけ悲しかったから それは 君が僕に出会うまでの 僕が君に出会うまでの 永い永い夜にも似ていた 星がひとつ見えることが 目の前にあることが 消えそうなこの命を運んだ 永遠に生きてきたロンサムジョージ 流れつく難破船の かけらを集めてた 暗闇の雨がおそう夜は ハロー ハロー 話しかけるけど こたえはなかった もしも世界のどこかで この世界のどこかで 君も探しているのなら 君も叫んでいるのなら 言葉は交わせないけれど 輝きつづけてよ はじめて名前を呼ばれた気がした それは 君が僕に出会うまでの 僕が君に出会うまでの 永い永い夜にも似ていた 星がひとつかげる夜は 目の前にない時は 消えそうな この声で叫ぶよ 君が僕に出会うまでの 僕が君に出会うまでの 永い永い永い夜の終わりを 星が降り注ぐ音が 目の前にいる君が 消えそうな この命を燃やしている 今も いつだって たった 今だって 遠い雨を 切り裂いている 遠い雨を 切り裂いている 遠い雨を |
Lightning strikesTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 傷だらけの行進 かさぶた ひづめと車輪の喧騒 ちゃちな悪夢じゃ足りなくて 名前以外のすべてを捨て 眠る間もなく飛ぶ鳥 あるいは眠れなかっただけの鳥 火花だけが純粋で 輝くものを火に晒して 細胞と細胞と細胞が脳 感情と感情と感情が脳 雷鳴よ雷鳴よ雷鳴よ行こう 燃え上がる用意は? Lightning strikes me! 火がついた 突き刺さった 胸のどこかを 裂いていった 正体のない熱い声で 何かが燃える事を知った 世界中の薔薇がダンスする 世界中の薔薇がダンスする 地平線が叫び声を上げる マグマの屑のジルバ 細胞と細胞と細胞が脳 感情と感情と感情が脳 雷鳴よ雷鳴よ雷鳴よ行こう 頂へと至る Lightning strikes me! yeah 胸 眉間 突き刺さる yeah 胸 眉間 突き刺さる 眼 胸 眉間 突き刺さったまま はがれない 細胞と細胞と細胞が脳 感情と感情と感情が脳 雷鳴よ雷鳴よ雷鳴よ行こう 燃え上がるよ 今 Lightning strikes me! |
299792458THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | この穴が空いた心に 似合うビートを探す 黄昏時 路地裏に 置き忘れてきたのか どこで なにをしていても なじめない気持ちでいる まるで 別の惑星の 宇宙生物のように さよなら 遠ざかる影に 手をふったよ さよなら 探していたのは きみだったよ 明日では遅すぎるんだ 沈んでしまうだろう 夕焼けが 帰り道がわかるように 窓の灯りは揺れるのに 今夜だけは いちどきりも 輝いて見えないから せめて心の中では きみの事を みている この世界でたったひとり 残された気分だから 今夜は この穴が空いた心で そとの世界を見てる きみが笑うときだけ 胸の奥がふるえた さよなら 遠ざかる影に 手をふったよ さよなら 探していたのは きみだったよ 明日では遅すぎるんだ 変わってしまうだろう すべては 帰り道がわかるように 窓の灯りは揺れるのに 今夜だけは いちどきりも 輝いて見えないから せめて心の中では きみの事を みている この世界でたったひとり 輝いて見えるから 今夜も |
くたばれ専制君主THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 弾むように 木馬は回る 灯りのおびただしい 9+9+9=1000 1000+1000+1000=100000000 100000000+100000000+100000000=10の夜 くたばれ専制君主 新しい王様が もう踊りはじめるよ They belong to you belong to you 腕が百本あって 優しくて ふわふわの毛皮揺らして 踊りだす キャンディ チョコレートの雨の中 踊りだしている もっと旧い時代から 道に迷ってきた 余計な灯りが消える They belong to you belong to you 千本のつの 耳はまるでダンボ オルガンのように 響く声に 頭がくらくら 腕が百本あって 優しくて ふわふわの毛皮揺らして 踊りだす キャンディ チョコレートの雨の中 踊りだしている |
ワンダーソングTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 気むずかし屋の飛行士が すべりおりてひと休み したくなるような 湖の青で もしも もう一度 唄を唄うなら 大げさな夢を見よう すべてをなくしても すべてをなくすだけだから もしももう一度 夜を駆け抜けられるなら風のように もしももう一度 唄を唄うなら夕暮れに舞う町のように 何度も見失ってきた 何度も立ち止まってきた唄を 風のように 町のように ずっと 恋人たちがフルーツを 食べるように怒る優しさで 地球はきっと一回転する もしももう一度 唄を唄うなら 僕だけのために唄おう すべてをなくしても すべてをなくすだけだから もしももう一度 夜を駆け抜けられるなら風のように もしももう一度 唄を唄うなら夕暮れに舞う町のように うまくはやれなかったけど 虚しく砕け散ってきた日々を 風のように 町のように ずっと もしももう一度 夜を駆け抜けられるなら風のように もしももう一度 唄を唄うなら夕暮れに舞う町のように 不思議は消えていくけれど 陽差しの中で朽ちていく事も これでいいと思う時もあった だから願い事を 願うことを 忘れないでおくれ 願い事を 願うことをやめないで ワンダー |
ダンスパーティーの夜THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 行こうぜ 明日のパーティーに かぼちゃの馬車の気分で 2人は恋人じゃないけど 今夜君の窓辺に でかい花束掲げ 誘うよ 打ち明けるつもり 君が踊ってくれたら (Yeah) ほかになにもいらない たとえ上手く踊れなくても It's OK, just little party under the moonlight (So) I wanna fall in love with you オーケー 明日のパーティーは パーティーは 君と踊れれば 墓場でも構わない もしも今夜君が 今夜 ノーと言ったら このまま連れ去ってしまおう 踊ろうよ 最高の気分さ 誰かを笑うやつらは おもちゃの兵隊達に 追い出されて 誰もが運命を変える魔法のパーティー 誘うよ めかしこんで行こうぜ 君が踊ってくれたら (Yeah) ほかになにもいらない 本当は僕も 踊れないけど It's OK, just little party under the moonlight (So) I wanna fall in love with you オーケー 明日のパーティーは パーティーは 君といられれば ダンスさえもいらない もしも今夜君が 今夜 ノーと言ったら (Yeah) 君を連れ去ってしまいそうだ 連れ去ってしまいそうだ 連れ去ってしまいそうだ (Da Da Da…) |
失われた宇宙THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | つばさのある最後の歌のようだった 君が歩く姿は 君が歩く姿は 金色に光る 木馬が話した 耳をすませば たしかにきこえた うがい薬のように 止まってしまった時計のように 僕はポケットに宇宙を持っていたのに それを知りながら 色あせて そんな風に 世界を失くした だけど次の日も 次の日も その次の日も次の日も 空は新しい雲をおどらせていた そして次の日も 次の日も その次の日も次の日も 見た事もない雲が拡がるのは なぜ 全ては くだけちるのに ほんの少しだけ残して 賭ける事ができる 魂は 一つもなかった ミルク色の台座の上で しゃべらなくなった 木馬のまわりを歩きつづけた 悪魔よ 優しくしないで いつものままでいて 僕は手のひらに宇宙を持っていたのに それをつかめずに こぼれてく 砂のように 世界を失くした だけど次の日も 次の日も その次の日も次の日も 空は新しい雲をおどらせていた そして次の日も 次の日も その次の日も次の日も 見た事もない雲が拡がるのは なぜ 全ては くだけちるのに そして次の日も 次の日も その次の日も次の日も 空は新しい朝陽を呼ぶだろう そして次の日も次の日も 次の次の次の日も 見た事もない 朝焼けの中で 全てがくだけちる その日まで 美しい世界を |
イーブルスターTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | my confusion is soul disease I can't see what people see Invader's ships come to kill us all they're landing landing landing Holly shit! Holly shit! Holly shit! they came from evilstars Can't you see? they're walking around I can't see what people see A soldier is screaming Let's get in to the war they're landing landing landing Holly shit! Holly shit! Holly shit! civilian people, crying Holly shit! civilian people, crying Holly shit! they came from evilstars Holly shit! civilian people, crying Holly shit! civilian people, crying |
スノウミュートTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 下手なままで良かった 血を吸われながら 陽に灼かれながら 変わらないでいられたら 思い出すエイトビート 足りないものばかり 汚れたものばかり そこに総てあったのに 終わりも始まりもないメロディ 流れ星がいま 流れる 夜が終わる 雪のない街に住む人が はじめて雪を見るような 海のない街に住む人が はじめて海を見るような 胸騒ぎが 君に会えて良かった 悲しい事ばかり 苦しい事ばかり 起こった気もするけど 思い出してみるよ はじめて歌った日 はじめて踊った日 そのぎこちない仕草を 終わりも 始まりもないメロディ 眠り姫の歌 流れる 夜が終わる 雪のない街に住む人が はじめて雪を見るような 海のない街に住む人が はじめて海を見るような あの胸騒ぎは 雪の中で踊るような 海のない街を はじめて出ていく日のような 恋だったのに 雪のない街に住む人が 海のない街に住む人が 風のない街に住む人が 風の中で踊るような |
神は天にいましTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | たった6日間で 世界を 作ったつけが回ってきた 倫敦塔より もっともっと暗い闇 いたるところに 石器時代の猿でも 目玉をくりぬかれたカラスでも もっとまともに 惑星を回すだろう ずっと何をしてたんだ 君のせいで 凍える夜と 君のせいで さまよえる朝が かわる がわる めぐり めぐる 心の叫びが 聞こえないのか たった一度でいいから 袖のふくらんだ赤いドレスで 着飾ることを夢みながら 午前0時に死んだ老婆 ヘブライ語のいれずみで すべての名前をおとしめる時 人殺しが口ずさむ 交響曲 第2番が始まる 君のせいで 奪われるものと 君のせいで ただ富めるものが かわる がわる めぐり めぐる 心の叫びが聞こえないのか 君のせいで 美しい夜と 君のせいで きらめく朝が かわる がわる めぐり めぐる 心は叫びを 叫ぶだけ |
オブリビオンTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 忘れてゆく事は まちがった事じゃない 何かを失くしたような 甘い切なさが 古い夢の中に 迷い込むだけ きっと何百年も そして何千年も 繰り返されてる あの約束のように 塵や彗星のように 忘れ去られて ぼくらは 消えてゆく ようにできてる 別れてゆく事を いつもおそれてきた さよならを言えずに さびしく思うたび どこか 胸の奥で 悔やみつづけた きっと何万年も そして何億年も 繰り返されてる あの夢のように まどろみのように つかみかけては 降り注ぐ ゴミの雨に打たれつづけた きっと何兆年も そして何光年も 離れていても 君を思い出せる ような気がしている たどりつけたら 大事な言葉を話したような すれ違った日があったような 何かを思い出せるような なつかしい気持ちが ぼくらをめぐりあわすような気がする どこかへ たどりつける 気がしてる |
片目のウィリーTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 幽霊船のウィリーが 片目を閉じてるあいだに 二人は好きなだけ夢をみてた それが幻で いつか消えるんだって 知っていたけど それでも おなじ幻をみてた 幽霊船のウィリーが 片目を閉じてるあいだに 二人は笑いながら 涙を流しながら 言葉を探していた ベイビー ベイビー すべてが 終わってもよかった 幽霊船のウィリーが 眠りに落ちてるあいだに 夜はたくさんの星をみせた それは雷鳴を 暗闇を隠し持っていたけど それでも 二人は眺めた 幽霊船のウィリーが 眠りに落ちてるあいだに 二人は笑いながら 涙を流しながら 心を鳴らしていた ベイビー ベイビー 嵐が 二人を隠しても 二人は笑いながら 涙を流しながら 言葉を探していた ベイビー ベイビー すべてを失くしてもよかった |
Voo DooTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 固まりすぎた感情は さえぎる壁がはじいていくから どこまでもすりぬけよう はじめは小さな青い粒だった 僕ら I playing like old Voo Doo I playing like old Voo Doo I playing like old Voo Doo I playing like old Voo Doo 孔雀の羽根が舞うような 自由な空を泳いでいたい 頭の中は広大さ 傷ひとつない奇跡なんて 用はないぜ I playing like old Voo Doo I playing like old Voo Doo I playing like old Voo Doo I playing like old Voo Doo 透きとおれ まっさらなルーザー 押しとおれ まっさらなルーザー 絶望を 飼い慣らすルーザー I playing like old Voo Doo I playing like old Voo Doo I playing like old Voo Doo I playing like old Voo Doo 透きとおれ まっさらなルーザー 押しとおれ まっさらなルーザー 絶望を 飼い慣らすルーザー |
道化師のバラードTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 雨降りに笑う 道化のリズムで 幸せを 運べるものがあるなら 傷ついた日も 童話のスピードで 幸せを 唄い続けておくれ 幸せを 唄い続けて 涙を流すことさえ もう二度とできないと 思ってた 心は枯れるものだと だけど大丈夫 涙は 水になって流れる この世界の海の底 魚の周りを 今泳いでいる 雨降りに笑う 道化は馬鹿だと 大きな屋根の下で 舞踏会は続いた いつの日かぼくらは素顔で 会えるのか 雨上がりの世界で 強くて 大きなものが すべてを奪ったと 思うだろう それは誰にも奪えない だから大丈夫 風車も 花束も君のものだよ この世界にあるものは すべては君が 今笑うために だから大丈夫 何度でも 心に雨は降るから この世界の 海すべて 流しきるほど泣いたら また歩き出せる 喜びも 悲しみも君のものだよ この世界中の道はそう すべては君が 今歩くために 続く 続いている つづく |
神々の豚THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | 腐り切った ティル・ナ・ノーグ 言葉の赤い靴を 踏み散らかして さあ 神々の豚どもよ “躍れ” 靴紐と怒りの群れ 楽園にけちをつけようぜ 魂だって 売る時は 薄くスライスして このまま 垂れ流して 垂れ流して 食べよう 聖母たちよ 廃墟たちよ 嘆こう 目をそらして まきちらして 空へ刺さるほど積み上げたら yeah そうだよな どうせなら そうだよな 腹を空かした禿鷹たち (ハングリーヴァルチャーズ) 加熱する毒 秩序が損なわれてゆく感覚 黒い会議はまだ もめにもめている 流し足りていない 血がまだあるはずと 盟主たちよ 同志たちよ 果てよう 目を閉ざして 手をつないで 嘆こう 手を遅らして 手を遅らして やがて何もかも 無くなるまで yeah そうだよな どうしたら ルシアなあ 僕がこの手を使うなら 指先で踊るように 僕がこの手を使うなら 指先で踊るように 奏でよう 踊るように...踊るように...踊るように 踊るように...踊るように...踊るように 踊るように... yeah そうだよな どうせなら そうだよな そうこなくちゃ そうこなくちゃ そうこなくちゃ そうこなくちゃ |
悪魔は隣のテーブルにTHE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | あらゆる予言者が ドアや 肩を優しく叩きながら 囁く 悪い運命のことを 引き返したほうが身のためだと 七色の未来を 薔薇色の未来を 欲しがると思っていたのか あげるよ あげる どんなに恐ろしい星が輝いても 誰のものでもない 透明な雨に打たれる 明日を選ぶよ 隣のテーブルで悪魔が 君の心を欲しがっている 「いつかはなくしてしまうはず」と 血をしたたらせたフォークで 手に入れたぐらいで くちづけたぐらいで 奪えると思っていたなら あげるよ あげる どんなに恐ろしい星が輝いても すべてが消えた 透明な胸に 流れる歌がある 変えるよ すべて 君が恐れる星が輝く夜は 東の空に陽が登るまで 何も見えないように すべてを壊してあげるよ |
ヤードセールの元老THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | THE PINBALLS | | “元老”はクリーピーな 深紫のズートスーツ アライグマと洗ったブーツ やぐるまぎくのブローチ オークショニアのよう 儀礼的なスタイルで 待ちに待った人々に 売りに出してる “元老”のヤードセール ワードローブや蓄音機や 真鍮(ブラス)フックや ピンボールが 目が眩むように並ぶ “元老”のヤードセール ホラー映画のピンナップや スケート靴やハイヒールの 競売(ロッド)ナンバーを叫ぶ “ヤードセールの元老” ミシン台をぶった切った カウンターに座り チョークボードの値段を眺めている “元老”のヤードセール ワードローブや蓄音機や シルクハットや ピンボールが 踊り出しそうに並ぶ 起爆装置のように回り出すレコードや パルプ雑誌の7インチのコレクションが並ぶ “元老”のヤードセール 彼が葉巻をくゆらせたら 売りに出す気のない 最後のがらくたを見せてくれる この世界はまだ 知らない出来事や 謎が溢れている 惑星 惑星 優しい人達が住む と彼は言う 「How much is this?」 『55』 「can it be lower?」 『54』 「a little bit more!」 『50』 「done!」 『You got a deal』 |