君がいないSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 寝苦しい夜に茹だる僕 滲む白シャツ 暑がりな僕と寒がりな君 騒がしい夜はもう夢の中だけ 触れ合ってすごい汗だって笑って 夏になったらどうなんのよって乱れて 「愛してる」って バイバイ 君を幸せにするのは 僕に任せてくれないか?なぁ はいはい。思い上がり上等 「じゃあその時はよろしくね」 って期待させないでよ 絶対や永遠なんてさ 存在しないような 気がしていたけど “本当にあった〇〇”って幻の放送回 特番で僕らを使ってもらおうぜ きっと 「アホみたいだね でもそうなったら最高だね」って 君が笑ったら僕らに不可能はない気がしてしまうんだ バイバイ 君を幸せにするには 役不足かい?あぁ聞きたくない はいはい。思わせぶり巧妙 「まだ好きだよ」って振り回して また奪っていくんだ 隣で君の声 少しだけ聞けたら すぐに眠れてしまう 単純な僕は どんな夜でさえも こんなに辛いと思った事がない 音がしない、味がしない、君がいない バイバイ 君を幸せにするのは 僕に任せてくれないか?なぁ はいはい。思い上がり上等 「じゃあその時はよろしくね」 責任とってよね |
週末グルーミーSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | ただいま 暗い部屋 とりあえずテレビをつけて 遅めの夕飯、夕刊にこぼした お茶拭き取り込み上げる 寂しさ。 家を出て自由になったつもりだった 毎日の野菜のない生活 あぁ あなたがいないせいか。 もううるさいって、あぁ窮屈だなって 思ってたあの日が恋しくって あぁ大人になって、「ねぇ。ありがとう」って 伝えたい時に側に居ない 酔っ払い金曜日 今夜は歌って まだまだ夜が更けるまで 誰かと居たいのだ。でも心は晴れないや 壊れそうな夢と現実の ギャップから目を背けんのは 独りで居たくないだけなのさ おかえりのない部屋 昨日見た今日のリピートで 彩った瞬間 歪んだ一週間 それなりつまらない習慣 鏡を見るのも嫌になる そんな日だってあるんだぜ 記憶の中の幸せを集めて 今日も頑張って生きている “もっと輝いていたい” と思ってはいるけど足がすくんで 置いてきた日々が僕を連れて明日へ 「ウダウダしてちゃダメ、あなたが選んだ道。 頑張ってなんて言わないわ。信じてる。」 限界のジャッジを下して 屍みたいな足取りで 毎日を繰り返すロボットに成りすまして 夢を追いかけて転んで だからってもう諦めないで 誰かがきっと待ってる 失敗したって待ってはくれない 結局は自分のステージで 認めて欲しいのだ、周りからのイメージは きっと曖昧で不確かなピントで カッコ悪く映っても良いから 自分が見たい未来だけを信じて |
sugarSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 昨日の喧嘩を君はまだ怒っているかな 時間が解決したら良い訳ではないよね 分かってる 繰り返し謝って飽きる程に同じ話をして 元通りってくらいに簡単にはいかないよな 今更だけどあの時ふたり もう気づいていたんだよ ただ横にいて くだらない話を どうすれば良かったのか 答えは見えないまま 「ごめんねさっきは」 なんて言葉じゃ許されないよな またすれ違ったり あの日の喧嘩も知らない間に終わっていたけど そういえばあれって解決したっけ? また些細な事だった気がする 足並が揃わずイラ立つ事くらい良くある事なのだ 数え出したら気が遠くなるよなって 笑い合いたいんだ 一緒にいるのに独り抱え込まないで 他の誰かじゃなくて私に話して欲しいの 朝が来るまでにはね 帰っておいでよ 不安にさせないで ねぇBaby 言葉にしてって言わせてしまって 不器用だねって許してくれて いつも困らせてばかりいて ごめんね ごめんね 「嘘みたいに幸せ」だなんて 伝え方が分からないんだ それでも君もそうなら良いのになとかね 思ってる すれ違うのも当たり前さ だって 間違ったふたり 始まったばかり 答え合わせが何年後になったって ふたりでいよう |
今更だって僕は言うかなSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 早過ぎたかも 僕ら夢物語 約束のウエディングロードはもう守ってやれない 口だけなのは 最後まで変われなくて こんな自分じゃきっと誰も守っていけないよ 泣いてる君が『またね』なんかじゃなくて 欲しかった言葉分かっていたけど さよなら、最後まで愛していたんだ。嘘じゃない。 勝手だって怒るかな、本当馬鹿だったよ。ごめんな。 君の方はきっと新しい場所が出来たんだね ごめんねとか要らないよ 君が言うなよ 髪の毛の色 変わったらしいね 黒からゴールド 赤 黒 それから青って一体 ふたりで居た日々も 塗り変えているんだろうか 信じ難いけど僕の方は今でも会おうって言いたい 泣いてる君が『ごめん』なんかじゃなくて 欲しかった言葉別れた今でも また勝手な事言って、期待しちゃうじゃない。 いつだってそうだから、絶対以外約束しないで。 次の子にはきっと優しくしてあげてよね 「約束だからね」なんて 君が言うなよ 伝えたかった言葉など ひとつも言えないまま さよなら 君はきっと忘れて行く道で とっくのとうに もっとマシな人 捕まえたんだ 僕の方はずっと抜け殻みたいだよ 本当は今でも、なんて 君が言うなよ 今更だって僕は言うかな |
雷に打たれてSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | とっくのとうに死んでしまった夢だと 思い込み ただ逃げ出した 殺したのは自分自身じゃないか 真っ暗な中沈んでしまった心を 取り戻す為走り出せ 幾らでも 何度だって間違ったっていいよ 止まったままの時間で 泣いたから分かったんでしょ? 崩れ落ちそうな時は迎えに行くよ 僕が 雷に打たれたみたいだ 僕が僕を助けなくちゃダメなの 冒険は好きだよ ララル 鼻唄混じりで生きていけないか ずっと スーツを着たら背筋が伸びるあの感覚 20歳の頃 ただ笑ってさ 夢を謳ってた僕を思い出すんだ マイナスな事は1つも過らない 無敵だったあの頃とは 確かに違うかもしれないよ だけどまぁ 僕は僕でしかないし 数えきれない失敗も 誰かにとっての汚点でも 全て愛してみせるよ いつの間にか泣いてた夜は 誰にも分からない悲しみ 苦しさの渦 虚しさ背中を押してよ 僕ら 迷ったり 泣いたり 悔やんだり 遠回りばっか 雷に打たれて ララル 鼻唄歌って ララル 雷に打たれたみたいだ 僕が僕を助けなくちゃダメなの 冒険は好きだよ ララル 鼻唄混じりで生きていけないか ずっと |
filmSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 目が覚めて君がいない部屋 ポツリ アルバムの中で 八重歯がチラリ 垂れる眉と目尻 笑う君の写真は 今も声が聞こえて来るみたいだよ ねぇ、戻っておいでよ 足りない物などなかったよ 君がいてくれれば 確かにそこでは僕らが 愛し合っていたのにな 新しい彼が出来たってね 風の噂知らんぷり みっともないから 強がってはいるけど 恋人のひとりやふたりくらいとみんな 気にすんなよ って笑うけどさぁ どうやら他の子じゃダメみたいなんだよ ねぇ、そんな風に言えたらな ふたりの秘密じゃなかったの? もう 知らない誰かと 確かに僕には関係ないけど 愛し合っているんだね “最近リップを変えたの気づいた? ネイルもチークも髪の毛も切ったの” 連絡来ないかな 今の彼氏の愚痴だっていいよ 気付いた時には もう遅いよ 確かな事など 無いんだよ さよなら僕らの日々 今でもそこでは僕らが 愛し合っていたのかな 愛し合っていたのにな |
猫の背Saucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 花飾り嬉しそうに 駆けてく白のブラウスは 川沿いの土手 夕陽と並んで笑ってる 僕は今日も下を向いて 自然と靴を見つめてる すれ違った子供達が眩しくて トボトボと猫背は行く 明日を考える程余裕は無いや 晩ご飯は今夜もコンビニの予定です 夢から醒めないように 恐る恐る生きてきたんだ ずっと前だけを向いてなくて良い 叶うよ きっと 信じて 録画したアニメと比べて 僕の人生は平凡です 誰のヒーローにもなれやしないのか このまま 酒気帯びて冷たいご飯に 「君まで冷たくするのかい?」 なんてひとりごと馬鹿馬鹿しいと思うかな ウトウトとしてきた頃 明日のアラームをかけて 夜の中へ そんな暮らし飽き飽きしてんだ こっちも 夢から醒めないように 騙し騙し呪いみたいだ きっと人一倍傷付いてきた 君もだろ? ひとりじゃない 暗がりで 自分を嫌わないで 倒れ込んで そのまま朝日を待っていた 足りないもの 足りないまま 終わりへ向かっているような あぁ このままの僕じゃいられないよな 夢から醒めないように 恐る恐る生きてきたんだ ずっと前だけを向いてなくて良い 叶うよ きっとさ 夢なら醒めないように 自分自身で掴みに行くんだ だって繰り返すだけの毎日なら 要らない 変わりたい 誰にも 邪魔はさせない |
シーグラスSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | あのね、海岸線 憶えてる?はじまりはそこから 猫被って黙ったまま海を眺めていたんだ 君のうなじに見つけたアルビノ 白く透き通った窓のよう ある日の欠伸と綺麗な横顔 ふたりで見上げたアルミ格子の 吹き抜けとすじ雲 休日の眠たそうな君におはよう 瞼を閉じたままで理由なんかは無くていいよ カーテンの隙間から差し込んだ朝が 眩しすぎて瞑った瞳 そのまま眠りに落ちて 夢現 微かに聞こえる寝息さえも 愛しくて 儚いね 忘れたくない事が多過ぎて 胸の中大切に仕舞っておくよ、ずっと このまま 寝ぼけたままでシーツに包まるミノムシ 拗ねた顔も愛しい 昼過ぎの朝飯の後は海へ行こう 近づく潮風 ベタついた手と手 髪の毛はパサパサ そんなの気にしないのも君らしいね 波止めの上の君を 落ちない様に握った手 危なげな横顔に 何故か胸がつまる 風を切って羽ばたいて見せる 無邪気な君を見上げて あの日から今日までを思い返しているけど なんだか 儚いね 忘れたくない事が多すぎて 胸の中大切に仕舞っておくよ、ずっと サヨナラ “あのね、海岸線 憶えてる?はじまりはそこから 猫被って懐かしいね、全部大切なの” でもね、私たち今日まででお別れ。またいつかね。 夕日の影 君は最後 どんな顔してた? 「じゃあね」これからふたり別々を歩むけど 喧嘩した日々すらも薄れてしまうくらいにさ 何度も振り返る君と 最後の海を重ねて 幸せな日々だけを思い出してしまうんだ 愛しくて“儚いね”忘れたくない事が多過ぎて 胸の中大切に仕舞っておくよ、ずっと このまま |
BLUESaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 高層ビルの海の中 漂ってる僕ら今日も 溺れそうになりながら 息継ぎの場所を探してる “Do you kill me?”この世は 息苦しくてしょうがないね 産まれた意味を教えてよ どこを目指して游げばいい? 運命なんか知らない 僕らで作ればいいや 流されて 泣かされて 世界に見放されても 僕らどこまでもこのままで 誰にも愛されなくても “You'll be all right!”荒波を 乗りこなす為に今があるんだ 半端な覚悟じゃダメじゃない? 後悔に足を止めるなよ からかうやつはほっとけよ 波風立たして笑ってるんだ 結局はみんな自分次第 何をしても良いのさ 運命なんか知らない 僕らで作ればいいや 騙されて 剥がされて 世界に嫌気がさしたの? きっとあの時の失敗はもう 許されても良いんだよ 壊れそうな時には 泣いたって良いし辞めちゃったって良い 疲れたら漂いながら 流されて 泣かされて 世界に見放されても 僕らどこまでもこのままで 誰にも愛されなくても 僕らなら 僕らなら いつかの後悔も乗り越えてさ きっと何度でも明日へと 息も忘れて游いでく |
結Saucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 手を繋いだのは君の方から ちょっと慣れた素振りに なんか悔しくなったな もっと不器用なとこを見てみたかったの 君の過去がチラついてしまうよ 焦ってたんだ柄にもなく 着飾ってみたり 傷ついてみたり ふわふわ飛んで逃げていきそうで その手を離したら終わっちゃいそうでさ もう心配性 気が狂いそう いっそこのままふたりだけの世界を生きてたいよ そしたらきっと 更なる一歩 ずっと見ていたいよ 君の全部を 果てしない今日からの日々を 過ごそう 作ろう 守ろう 声をかけたのは僕の方から 「一緒に帰ろ」ってたった一言すら 裏返ってしまう 『格好悪いところ嫌いじゃないよ』って 悪戯に笑う君とも今では ずっと楽しい事ばかりじゃないけれど それも愛じゃないかな 危ない時もあるけれど 不器用なのはお互い様で 口ベタな所もその分たくさん話せば良いよ それもふたりに必要な時間でしょ? 「ねぇこっちおいでよ」さっきはごめんね それさえ言えたら何度すれ違っても構わないさ 遠回りしようよ 手繋いでさ もっと近くで これからも僕たちの 天気は気まぐれ 時々にわか雨 やっと築けた ふたりだけの世界はここにあって この手紙には結末は無くていい 君との未来にまだ取っておくよ 拙い僕からの思いを 綴ろう 描こう 繋ごう |
HummingSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 日曜日の朝は食パンを 焼いた匂いで起きるの 寝惚けたままの瞳で それが我が家の決まりです いつも仕事が忙しいみたいで 子供なりにも遠慮したりして 贅沢が出来た訳じゃないけど なるべく笑っててくれたよね 「今度の休日どっか行こっか」 晴れの日あなたと海に誘われて 助手席でラジオ聞いたりして 口遊んだカントリーロードは 未だに頭に沁み付いてて 照れ屋で不器用 褒めるのは苦手だけど いつでも味方でいてくれた やりたい事があるなら 最後までやれよって言ってくれたっけ 不器用さはあなた譲りか 釣りしに行こうよって一度だけ 僕から誘った日覚えてる? 行けなくて拗ねちゃった事も 後悔してるよ 駄々こね べそっかき ごめんねも上手く言えないけど 今度の休日海行こっか 疲れてる顔は見せないで 気丈に振る舞うあなたをみて 育った僕はハッピーボーイでしょ? なんて素直に言えないや パパみたいになれるかなぁ?って 不安になる事もあるけど 照れ臭くて今日も言えないまま また今度にしようかな |
届かないSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 照れるとすぐおどけて 笑ってみせたり 君の仕草は嘘がつけない 必死に隠そうとしてみても分かってしまうよ 嬉しい事があると 鼻歌歌って 悲しい時も平気な振りして 笑ったりするから余計心配だよ 君は 喧嘩しても次の日には 忘れたように振舞っていただけで 違ったのも気づいてたよ 少しずつ離れていた距離にも カラビナからひとつ 鍵が消えただけ 家のポストに返す時も そこの角から曲がって来るような気がしてた 君との下らない やりとりを消して ロック画面を変えてみても 写真フォルダ空にしてみても駄目だった 思い出してしまうんだよ 君の少し変な癖も声も 困った顔も あっという間に終わったね 永遠にも思えていたのに 寝息が聞こえる距離から さよならまで離れていたんだね ラララ 鼻歌混じりで 手繋ぎで歩いた通りを 少し離れて歩いたよね どんな時も笑っていた君がさ なんであの時だけ黙ってたんだ 秋空イワシ雲の下 サヨナラさえ言えなかった 届きそうな後ろ姿 見つめるだけの僕と君の距離 振り返って手を振ったり 「またどこかで会えたら」とか 君らしいやと思ったけど 最後だけズルいよ 泣かないでよ |
ToughSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 夕暮れが闇に染まってしまいそうで 何故だか急に不安になってきた 誰かの冷たい視線に怯えながら ギターを掻き鳴らした日々も ガラクタの山に見えるかも知れないが これには夢が詰まっているんだ 別に理解はしなくてもいいけれど 馬鹿にだけはしないでくれ 師走の街に焦る僕を無視して 通り過ぎる冬の風 まるで嘲笑うように 世界は輝きを増していた 昨夜の闇が溶けるくらいの微睡み 不安も溶かして 行くあてもなく彷徨い歩く 迷ってる暇はない もう分かっているんだ 繰り返す日々と惰性の中できっと 独りで限界を勝手に決めては つまらない被害妄想に匙を投げてしまっていた ぬるま湯に浸かって一体何がしたいんだ 頭の中が空になるくらいにただ ぼーっとしてたかった 嵐の中を手探りでさ 僕らは走って行くよ 楽したいけど時間もないだろう? 最後に笑うその日の為にあと少し もう少しだけでいいから |
月に住む君Saucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 蛍光灯に照らされた 長いまつ毛 僕も夢の中へ 連れていって 髪の毛がふわり 鼻をくすぐってかゆい 耳元で君がスヤスヤ 眠れない 瞬きのはずが寝てしまっていたのか 長い間 君と夢の中で過ごしていて こちらの世界に 迷い込んでしまった そんな感覚にフワフワフワしているよ 思い出せないけれど 幸せだったような気がしてる 例えば遠い昔君と 月に住んでた なんて夢でもね 思い出せば見上げた月が愛しく思えたりする ねぇ。現実は僕が 思うよりずっと 残酷だったみたいだね 夢の中では ふたりで居たってさ 目が覚めたら君はいなくなっているんだ 小さな夜の子守唄を唱う 君が迷子にならないようにね 歌うのをやめない 僕が生きてる限り 例え今穏やかに君が 月に住んでる事も夢ならさ 思い出せば見上げた月は 愛しく想えるのかな? 例えば遠い昔君と 月に住んでた なんて夢でもね 思い出せば見上げた月が愛しく思えたりする 愛しく想えたりする |
スタンド・バイ・ミーSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 来週どっか行こうかなんて寂しそうに君が言うから いっそそのまま逃げてしまいたいとかね 大人になんかなりたくないよ 世界征服を企んだり秘密基地に立てこもったり 明日の事さえ見えてなかったのにね 子供のままで大人になりたかった だんだん寒さが遠退いて 橙色が風に揺れた キラキラしている水面を 眺めながらもう少しだけ 馬鹿みたいな嘘みたいな 日々だったなって思えるんだ 思い出づくりなんかしなくても 良いくらいの毎日だった 夜になって今日が終わる 明日を生きるのが辛くなっても 僕らならなんか明日も 大丈夫って気がしてくる 来年なんて見えないけど僕らはいつの日も ずっとこのまま笑ってるよ きっと 夕暮れの空 公園の角 些細なことが可笑しかった僕らの思春期も すっと鼻をかすめて通り過ぎた 思い返せば 幸せだったのかも 不可能だとか それがなんだ お前には無理と言われたって そんな事はどうでもいいさ やかましいと笑ってしまえ それよりきっと 自分にもっと 自信を持って生きて行こうよ あの日話した約束は守ってもらうぞ 今やりたかった夢とはちょっと 違っているけどこれがいいと 思える事やってるよ 君はどうしているかな またどっかで久しぶりって いくつになっても変わらないなって いつか笑い合おうそれまで 別々の道になっても |
雀ノ欠伸Saucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 嗚呼、平成乱世から今日は少し離れて 画面じゃなくて自分を見つめてみようかな そこに本当の僕がきっと待ってる できなかった事は大体 先延ばしにしていた事だったり あの時やっておけばなんて もう後の祭りだったり 今しかないを今やっておかなきゃな 後悔する前に 明日はオレンジの風が吹く カーテンの向こう側 新しい朝に希望を感じてる 君もそうかな? 周りの表情や態度なんか 一々気にせんでいいから マイペースでもっと 自分なりの一歩で良いんだよ 危機感を持てとか時間が無駄とか ちょっと邪魔しないで! 自分を大きく見せるのは ちゃんと存在を確かめてないと不安なんでしょ? 君の良い所はみんな知ってるよ だからあんまり気張りすぎないでね キョロキョロしてちゃ気付かぬうちに 足元すくわれてしまうよ だから背伸びしないで 自分らしく歩いて行こうよ 後悔しないように 明日はオレンジの風が吹く カーテンの向こう側 新しい朝がたまに怖くなるよね 僕もそうだよ 本当の僕が欲望に蝕まれぬように 終末平成行く末もお茶は濁さないで クリアな 嘘のない今を生きよう 月は欠けて時間は有限 戻らないが 可能性は無限にある 僕らいつも怖がってしまうけれど 死ななければ 明日もオレンジの風は吹く カーテンの向こう側 新しい朝がもうきっと待ってる 僕ら行かなきゃ |
ゴーストバスターSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 右も左も先も見えない 恐怖に怯えて過ごしていたら 歯車のような人生に 麻痺してしまっている僕がいた 時計の針をただ見つめている 模型の中での生活はもう 溜息ばかりで息をして 冷めきった日々に痺れを切らしてる いずれ夢は叶うのか そんな不安に駆られて しょうもないよな 周りの声に殺されて僕は 夢を見失う亡霊になり腐ってしまいそうだ 「言いたいやつらには勝手に言わせておけばいいさ」 お前の言葉で僕は今日も生きてる 久しぶりに会ったあいつは ミイラ取りがミイラになっていた 夢も希望も忘れたって言ったって お前じゃ無いみたいだ どうせなら一緒にもう一回 頑張ってみないか? こんな頼りない僕でもお前を 生き返らせてやりたいんだ 夢を諦めた無感情な表情 自分と時間を引き換えにして ただただ死ぬのを待ってる まさしく亡霊のようだ 瓦礫の中で蹲る君は 夢を偽りの感情の中 無意識に隠していた 心の叫びを誤魔化していてはいつのまにか 自分の生きてる意味すら忘れてしまうよ 周りの声に魘されて君が 夢を見失う亡霊になり腐ってしまう前に 「言いたいやつらには勝手に言わせておけばいいさ」 今度は僕がお前を救ってあげるよ |
真昼の月Saucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 新聞配達の少年は 朝日に向けて走り出した 昨日見た夢に怯えながら 明け方の良くある光景を 無意識のうちに弱気だった 自分と重ねて余計に怖くなった 見上げた空に 母親の顔が重ねる 『あんまり無理しすぎて身体を壊さないように』 と手を振った君の なんだか少し寂しそうな顔を 夢に見る度に涙を堪えた朝 やる事があるのは分かってる 一番の敵はテレビゲーム 腐りきった僕にのしかかる論理 聞いたような使い回しの 知ったようなクチでダメ出しか 期待はしないが嫌な気もしなくなった 『大丈夫だよ きっとあなたならできると信じてる』って 君の言葉を思い出す度 臆病な僕は救われて来たよ 根拠のない“おまじない”のような 君の不思議な魔法にかけられたようだった 真昼の月 汚れた街 遠くで聞こえる悲しい声 歪んだ空に溶けた星たち バイト先のビルの屋上 ブルーなベンチにこぼした夢 「帰りたい」がいつしか口癖になった 『痛みの数だけ見えた 希望を大事にしなさい』 と聞こえた気がして 思った通りにいかずに悩んでも 痛みを堪えて明日へ旅立つのさ |
あとの話Saucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 『あの観覧車に乗った2人は 別れちゃうんだって そういう運命なんだって』 僕らはもう意地になってた だけなのかもしれないね いつか来るはずの終わりを 先延ばしにしてるだけのような 飽きるほどに喧嘩したね きっかけはほとんどもう 今では思い出せなくなったよ なんだか少し切なくなるなぁ ごめんな 誰かと “お幸せに”だなんて僕は言えないよ 何気ない日々の さりげない愛を 見逃していた僕は 君が見えていなかったよ どうやらもう君はここへは 帰っては来ないようです 君が居たはずの日々から 君を引かれたらほぼゼロでした 残りの僕は空っぽで ホント何をするにも無気力で ベットの上 横たわって 死んだみたいに 息をするだけさ 新しい街 最寄までの道 コンビニは少し遠いねって 「ベット以外の家具は少しずつ可愛く揃えようね」 ふたりで話した未来はもっと眩しかったはずなのに ごめんな 誰かと “お幸せに”だなんて僕は言えないよ ひたむきな愛も 痛む傷跡に 変わっていくけど 忘れてしまっても ごめんな 誰かと 「お幸せに!」 物好きな君の 遅過ぎた足と ずっと並んで笑えると思っていた あの日がまだ消えない |
曇りのちSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 月明かりに照らされた街 いつしか世界は寝静まって 星の見える川沿いの道に 口笛を響かせた夜 やがて僕は遥か彼方に 光る小さな点になって 雲に隠されて見えなくなる そんな風に思うようになった 居ても居なくても良いと 言われている気がして 震えながら生きていました 白い息止めてみた 明日の予定もないまま ぼんやり天井を見つめた ソファーにカラダを預けて だらしなく生きる僕を許して 何もかもが上手く行かない 不安が僕を押し込めても いずれきっと上手く行くはず まぁそんな根拠は何処にもないけど ふわりふわりと浮かんだ 雲に憧れた 吸って吐いて繰り返す 呼吸が苦しくなる 明日も今日と同じく 誰かに合わせて息をする 自分が生きてる事すら ひとりになると分からなくなった 明け方せかせかと忙しそうに 世界は回り出した 白けた空が星を隠したら 僕は居なくなるんじゃないかと思ったよ 止まないファンファーレ またクラクションが鳴り響いている 変われない僕を叱っているように 聞こえたんだ聞こえたんだよ |
コンタクトケースSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 空のコンタクトケースが 今も洗面所でポツリ 君の帰りを待ってるよう お前も置いていかれたのか どこで間違ってしまった? 思い当たる節は山ほど 君と出会ったあの日までを 遡って苦しくなる うさぎのテールみたいなピアス 外して眠る君はもう居ないよ 下着姿の真っ白い天使が 僕の横から消えた朝 今夜の月は明るくてまあるい 最後の夜を あぁ思い出すなぁ あの時君はどうして泣いたの 未だに分からぬまま 答えは出ぬまま 「寒い夜が続きますが 君は元気にしていますか?」 まだ僕はふたりでいた日々から 全く抜け出せずにいる 空のコルクボードには 無数の小さな画鋲の穴 あれから随分写真も撮ってないな テプラのシールがやたらと しつこく張り付いて 綺麗に剥がれてくれないよ なぁ教えてくれよ 君とふたりで 過ごした事には理由がいるのか? なんか楽しくて なんか幸せで それだけでずっといられる気がしていた 愛し方がさ ひとつじゃないのは 当たり前なんだよ ありふれていたとしても この日々はやがて昔話になるけど 決して嘘なんかにはならないよ 僕ら嘘なんかにはならないよね 君のコンタクトケースを 今でも捨てられずにいる 君の帰りを待っている |
メトロノウムSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 踏切 足踏み 焦りが 苛立ちへと 歪み合い 傷つけ 不安に駆られたって 僕らは 旅をする 迷いながら このままナビは要らないさ 濃霧の中走った夜も 無駄なんかじゃないよね 落ち葉を割る音 季節は急行列車の様に 停まらずいつでも 僕らを運んで行くよ このまま もうすぐ トンネルの闇の中を抜けた先は明るいはず くたびれた顔ですら 素敵だと笑える日々まで 僕らは 旅をする 迷いながら 戸惑いながらも進む 決められたリズムに ダイヤを乱されぬように走る |
世界の果てSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 今世界がどうなっているのか 明日世界がどうなっていくのか そんなこと考えたことあるかい? 自分のことで精一杯なの そう言っていつだって僕らは 後ろめたさを感じながらも 周りのことに関与しないのさ 地球の裏では水不足が 隣の国では排気ガスが それを囲む海では汚染物質が 1秒に4人が生まれて 2人が死んでいく世の中で 果てしない生と死のループが 終わりを告げるまで きっと繊細で臆病な僕は 生命の輪からはみ出さぬ様に いつでも神経を尖らせて 生きるため必死にもがいてる 今もどこかで眠れず 涙を流す小さな命が 頭の悪い大人のせいで 不安に怯え消えていく 自分の身は自分で守れとさ 無責任な声が聴こえるよう なんだ期待はずれもいいとこだ 鉄の塊が頭上を舞う きっと戦災が消えることはない そうやって誰かがテレビでさ 根拠もない不安を流すよ 信じることはないさ |
バンドワゴンに乗ってSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 眠たい目を擦りながら 不安を走らせた午前1時 前はもっとうるさかった車内に 今では沈黙が鳴り響く アクセルを踏む力が どうしても強くなってしまうよ 弱気な事を悟られぬように 不安は口にはしなかったよな サービスエリアでコーヒー買って もう少しあと少しだって騙し騙し なるべく最低な結末は 考えないようにしていたのさ このままできっと大丈夫と言い聞かせて 行き先も分からない 真っ暗な道を行く 標識なんか何処にもない 高速道路をひたすら走るよ |
煙Saucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 「私達ね、もう大人だからね好きなだけじゃ一緒に いられないのはもう分かっているよね? それじゃあまたね?」 なんてずるい言い方しなくたって君以外うつらないのに 使われなくなった白いハイヒールも 日に日に減った休みの日の外出も 抑えきれなくなった日々の窮屈さや 不満を数えればキリがないよな 好きじゃなくなったら、すぐに言ってね なんて冗談半分で、言うんじゃなかったなぁ 走って 走って 走って 立ち止まって 見渡せばここがどこだかわからなくなった 何がしたいか分からなくなったんだ 放った 言葉 煙になって 嗾けた あの日の君の目は宙に泳いだ 「私達ね、もう大人だからね好きなだけじゃ一緒に いられないの」って?ちょっと待って その瞳にはもう僕は写っていないんでしょう?きっと、 ずっと 分かってたよ うだうだ過ごしたあの日々が無駄になる気がした やだやだこのまま知らぬふりで通せば君とまた笑えたかな 走って 走って 走って 立ち止まって 見渡せばここがどこだかわからなくなった 何がしたいか分からなくなったんだ 放った言葉 煙になって 嗾けた あの日の僕の手は宙を泳いだ 見え透いた嘘まで 吐かせているようじゃなぁ 疑ってしまうよなぁ 強がって言った「じゃあねバイバイ」 過ぎ去っていった 待って待って 今僕も前に 君が横にいなくなっただけ ただそれだけだろう? 走って 走って 走って 立ち止まって 見渡せばここがどこだかわからなくなった 何がしたいか分からなくなったんだ 放った 言葉 煙になって 嗾けた あの日の君の背は青く染まって消えて行った 無力に伸ばした手 静かにしまった |
ナイトクロージングSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 飲みかけの缶ビール気が抜けた僕とよく似ている 布団に寝転び少しだけ眠ろう なにも考えないように出来れば1人で居ないように 君がいない朝迎える前に 時間を形にするだけの恋だったとか運命じゃないとか って結局自分を守る癖は全然変わっちゃいないよ 自分でも呆れる程にさ 歪んでしまった世界がきっと 僕らを見兼ねてあの日君を連れ去ってしまった 奪われた時間はずっと退屈で 「どうすれば~」なんて頭巡らす日々です 気がつけば僕の殆どを君が占めていた それじゃあ残された僕の毎日の意味は知れていた 手持ち無沙汰になったような どうしようもなくなった夜な夜な 君に言われた言葉を思い出している だいたいあなたはいつだって 言い訳ばっかりで嫌になっちゃったっていう 君の後ろ姿見送ったあの日に戻れたら 玄関先手を掴んで謝り倒して 君を取り戻せたとして 何回も何回目だっけ?の繰り返し 結局なにも変わりはしないと呟くのさ 「最低なんて言わせないで」 君の声が僕の中煩く駆け巡る どうやったって同じ未来で 悔やんだところでどうせ 君じゃないんなら意味無いからなんてさ 無意識のうちに思い出している 朝焼けは少し君の匂いがした様な気がしたんだよ |
いつかSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 坂道を登った先の暗がり 星が綺麗に見えるってさ 地べたに寝転んじゃうあたり あぁ君らしいなって思ったり 時間を忘れて夢中になった 赤信号は点滅している 肌寒くなり始めた季節に 僕らは初めて手を繋いだ 2人の物語 2人でひとつの傘を差したり ブランコに乗り星を眺めたり 押しボタン式の信号機を いつも君が走って押すくだり 仰向けになって見た湖 宙に浮いてるみたいってさ はしゃいでる君とその横でさ もっとはしゃぐ僕なら 本当に飛べるような 気がしていた フワフワと夢心地 君の隣 君の見る景色を全部 僕のものにしてみたかったんだ あぁ 君を忘れられんなぁ 当たり前に通ってたあの道 信号機は無くなるみたいです 思い出して切なくなる気持ちも いつかは無くなるみたいです そういえば寒い雪降る日の 田和山の無人公園でさ 震える体 暗い中いつものように笑いあう 街灯の下で 僕の目に映りこんだ君が いつもよりちょっと寂しそうな 気がした 今になってさ 思い出してさ 後悔じゃ何も解決しないさ 忘れられないのは 受け入れられないのは 君を思い出にできる程僕は強くはないから 僕の見た景色を全部 君にも見せてやりたかったんだ あったかいココアを一口 いつかまた逢う日までと 笑う顔に嘘は見当たらない じゃあね またどっか遠くで いつか |
ジオラマSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 揺れるつり革 触れる見知らぬ肩 生温くこもった匂いが好きになれません 乾いた空気が吸いたくなってさ なんとなく外の景色眺めてみる この街に何か望んだって 生きづらいだけで得るものはない 住めば都なんか嘘だった 満員電車に潰された 僕らは綺麗に収まって 前習えして 今日も笑ってるんだ そうだろ? 思い出せんなぁ 昨日の僕は 何を見て笑ってたんだろう 揺れるつり革 触れる見知らぬ肩 生温くこもった匂いが好きになれません 乾いた空気が吸いたくなってさ なんとなく外の景色眺めてみる ジオラマみたいだ このまま未来は パノラマ写真の人混みに 流されてほら消されて なかった事にされたんだろう 見なかった事にすれば良かったのかも こないだ建った電波塔と 夕焼け空霞む工場雲 生活感など微塵もない 明日を生きる価値もないな 隣に立った君とちょっと 夕日に憧れた高校生 正解探しに終わりはない 間違いだらけの世界で踊ろう 生きてればそりゃ辛い事もあるさなんて そんな風な言葉ばかり何回聞いたところで 満員電車に潰された 僕らは綺麗に収まって 前習えして 今日も笑ってるんだ そうだろ? 思い出せんなぁ 昨日の僕は 何を見て笑ってたんだろう 思い出せんなぁ 昨日の僕は 何をして笑ってたんだろう |
マザーロードSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | 左の通りを抜けて古びた商店街へ シナリオ通りの雨に向こうの空は笑っているよう ルート66号線の終わり サンタモニカ 夜明け前午前5時 街灯照らす助手席で 君は前を向いたままで 口を開かずも分かってるほら怒ってるんだろう 黙る君の横顔は忘れてしまった 口を開けば声が揺れて まぶたを閉じれば今に じんわり熱くなる目の奥に 浮かぶのは何故か笑顔ばかり 『なんだよズルいなぁ』 本当に碌でもないなと思ってる そうやって自分自身に嫌気がさす しかめた面して怒ってる 君は僕に背を向けて いつもと違う空気漂ってる 此処から逃げるように おもむろに窓に絵を描きだすんだ 僕の心を見透かすように 窓をなぞった先には何かみえたのかい 暗い路地と黄色い落ち葉 揺れる僕がつぶやいた言葉を最後に、、、 みじかい雨が止んだ頃 静かに落ちて消えた 思い出がまたシナリオに 書き足されていくのだろ あの日からもう目も合わせずに 会話のひとつも交わさずに 干渉もしないで構わない 日々に後戻り 振り出しに 最終回見逃した ドラマのエンディングは わからないままだとさ モヤモヤするだろうほら くだらない 話はさ どうせなら 君としたい 埋まらない 明日には もう二度と 笑う君は |
WakeSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | クタクタになったシャツを 丸めて仕舞い込んだ タンスが溢れてくように 締まらない毎日は ガラクタになったはずの あの歪んだ曲線と 今日も僕を嘲笑うのだろう 忘れよう君との今日までは 思い出さないように手を振ったんだ バイバイ 君が居なくなって初めて 気が付くのさ ほら、もう遅いだろう 伝えたい事が積み重なって 離れた後悔だけが残った ただいまってなんだっけ 1人ぼっちになってふと思う 今日も君はいないなぁ 気がつけば日常が 思い出になっていた 見渡せば部屋にはもう 君との記憶ばっかりでした あそこで怒ったのは 違ったかな いまさら遅いけれど 君から貰った物がまだ 居場所を探しているみたいだ それならこの思いと合わせて ついでに見えないようにポイしちゃえば 良いんじゃない? 失うべきだったのはね 君じゃなくて つまらない僕のプライド そんな事は分かってるんだよ 分かっているんだよ悔しいけれど 君は二度とここには戻らないんだろう 最後まで君のせいにした僕のせいか 日々の苛立ち押し付けて 我がごと棚に上げて言った 「そうは言うけど君だってさぁ」 無くしたものを取り戻すのは 新たなもの手に入れるより難しいね 仕方ないだろだって君がまた 言い訳だらけでバカみたいね なんて言うから 「だって」バイバイ |
グッバイSaucy Dog | Saucy Dog | 石原慎也 | Saucy Dog | | ぶつかった壁乗り越えずただ腐って 泣いた日々に手を振ったグッバイバイ 目の前には朝が迫る 永遠に抜け出せずにほら 今日もまた出来ないまま そんな日々を繰り返してた ほとんど何も変われてはいない そんなの分かってるよ あぁ明日になればなんとかなってるか いつだって無責任で楽な方楽な方へ 胡座かいて逃げ道探して今 行き着いた結末でこんなはずじゃなかったと 被害者ぶって勝手な事吐かしていた 思ってもない事どうして言うんだ 「君ならできる」ってなに様だよ 「無理だ無理だ」と決めつけては どうせ陰じゃ笑ってんだろ 冷たい視線に冷えた心が 風邪をひきそうです 認めたくない現実をみてよほら 悪いのは僕の方だね 口ばかりで動こうともせず きっかけがあればなんて いつも誰かに言い訳した 踏み出した足、乗り越えようと あがいたのは紛れもなく自分だ 描いた未来を創る事に必死に 食らいついてく まだまだやれる筈 昨日までの自分にさよなら 誰かの言い訳でも聞きながら |