うそうそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくてもじぶんはしっているから うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくても ぼくはうそといっしょにいきていく どうしてもうそがつけなくなるまで ぼくはうそといっしょにいきていく いつもほんとにあこがれながら うそでも いっていることはうそでも うそをつくきもちはほんとうなんだ いきていく いきていく ぼくはなんどもなんどもうそをつくだろう うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくてもじぶんはしっているから うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくても だれもしらなくても ぼくはきっとうそをつくだろう おかあさんはうそをつくなというけど おかあさんもうそをついたことがあって うそはくるしいとしっているから そういうんだとおもう ぼくはきっとうそをつくだろう おかあさんはうそをつくなというけど おかあさんもうそをついたことがあって うそはくるしいとしっているから そういうんだとおもう いっていることはうそでも うそをつくきもちはほんとうなんだ うそでしかいえないほんとのことがある いぬだってもしくちがきけたら うそをつくんじゃないかしら ぼくはきっとうそをつくだろう おかあさんはうそをつくなというけど うそはくるしい うそはくるしいとしっているから そういうんだとおもう うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくてもじぶんはしっているから うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくても うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくてもじぶんはしっているから うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくても だれもしらなくても ぼくはうそといっしょにいきていく どうしてもうそがつけなくなるまで いつもほんとにあこがれながら ぼくはなんども なんども なんども うそをつくだろう | 夢野幻太郎(斉藤壮馬) | 谷川俊太郎 | 巨勢典子 | 弥之助(from AFRO PARKER)・HIMURO Yoshiteru | うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくてもじぶんはしっているから うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくても ぼくはうそといっしょにいきていく どうしてもうそがつけなくなるまで ぼくはうそといっしょにいきていく いつもほんとにあこがれながら うそでも いっていることはうそでも うそをつくきもちはほんとうなんだ いきていく いきていく ぼくはなんどもなんどもうそをつくだろう うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくてもじぶんはしっているから うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくても だれもしらなくても ぼくはきっとうそをつくだろう おかあさんはうそをつくなというけど おかあさんもうそをついたことがあって うそはくるしいとしっているから そういうんだとおもう ぼくはきっとうそをつくだろう おかあさんはうそをつくなというけど おかあさんもうそをついたことがあって うそはくるしいとしっているから そういうんだとおもう いっていることはうそでも うそをつくきもちはほんとうなんだ うそでしかいえないほんとのことがある いぬだってもしくちがきけたら うそをつくんじゃないかしら ぼくはきっとうそをつくだろう おかあさんはうそをつくなというけど うそはくるしい うそはくるしいとしっているから そういうんだとおもう うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくてもじぶんはしっているから うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくても うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくてもじぶんはしっているから うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない あやまってすむようなうそはつかない だれもしらなくても だれもしらなくても ぼくはうそといっしょにいきていく どうしてもうそがつけなくなるまで いつもほんとにあこがれながら ぼくはなんども なんども なんども うそをつくだろう |
蕚なぞる斑 筆の走り 跨ぐ魚尾佇む白日 あまねく視野に広げた白紙、綴る嘘で誤魔化してく 泡沫の思い 運命も空蝉 枷に引きずる足並ぶつまさき 息づかい、交差しだす色の混ざり合い街の壁も塗り潰してく 心の外まで 飛び散った花びら達の破片が この風景を埋め尽くして 消えた道のり 合わせ鏡写す 輪郭の影を辿る 避けたものを知る 腕を引く薄紅色の風に舞う賽も踊り追う霞も晴れる ブリキの歯車動き出す世界にも随意不羈に綻びへと縅を解く 孤独の克服 仕方ないは絶望じゃなく ほら蓮の台を分かつ 巻き戻し歌詞に書き残す旅の途中足音する終熄 明日手にあり絵になる情性、紅月と高潔と豪傑線で結ぶ点 秒針の塗り潰す小節の加筆修正 宙を舞い踊り出す五線譜、目蓋の裏の焦熱を 心の外まで 飛び散った花びら達の破片が この風景を埋め尽くして消えてしまっても 心の外まで 剥き出しで歩いていった模様と この感情が伝わってしまったらいいのに | 夢野幻太郎(斉藤壮馬) | basho・ESME MORI | ESME MORI | ESME MORI | なぞる斑 筆の走り 跨ぐ魚尾佇む白日 あまねく視野に広げた白紙、綴る嘘で誤魔化してく 泡沫の思い 運命も空蝉 枷に引きずる足並ぶつまさき 息づかい、交差しだす色の混ざり合い街の壁も塗り潰してく 心の外まで 飛び散った花びら達の破片が この風景を埋め尽くして 消えた道のり 合わせ鏡写す 輪郭の影を辿る 避けたものを知る 腕を引く薄紅色の風に舞う賽も踊り追う霞も晴れる ブリキの歯車動き出す世界にも随意不羈に綻びへと縅を解く 孤独の克服 仕方ないは絶望じゃなく ほら蓮の台を分かつ 巻き戻し歌詞に書き残す旅の途中足音する終熄 明日手にあり絵になる情性、紅月と高潔と豪傑線で結ぶ点 秒針の塗り潰す小節の加筆修正 宙を舞い踊り出す五線譜、目蓋の裏の焦熱を 心の外まで 飛び散った花びら達の破片が この風景を埋め尽くして消えてしまっても 心の外まで 剥き出しで歩いていった模様と この感情が伝わってしまったらいいのに |
シナリオライアー小生が生まれたのは遠い雪国の寒い日 吐く息も白く染まる 冬の夜(よ)の帳に 捨て子だった小生を拾ったのは 歩く事さえ覚束ないとある老夫婦だった けして裕福とは言えない暮らしの中で ささやかでも確かな愛を受け育った お爺さんの話はいつもデタラメで 可笑しくて小生はそれが大好きだった あの冬の夜から丁度十年の日 二人は「欲しい物を一つ上げよう」と言ってくれたんだ 華やかに輝く 街角のショーケースに 子供の目を惹くオモチャなんていくらでもあった プレゼントを探す痩せ細った老夫婦に 小生はやりきれない程の感謝を抱いた 「欲しい物なんてない」 それは小生が初めてついた嘘だった 悲劇のヒーロー 嘘つきのシナリオライアー デタラメなストーリー やがて学生にでもなれば働くには十分で 朝から晩汗を流し生活を支えた それでも学校へ行けとお爺さんは 飽くことなく小生を言い励ました 学校生活は孤独との戦いさ 貰い子への風あたりは強く容赦無い 小生はいつしか 心を閉ざすように 誰とも話さず 闇の中の日々を過ごした そんなある日 思いがけぬ光を見たんだ 独りにも慣れた あの教室の片隅で とある青年が小生に話しかけて来たのだ 彼はただ一言「友達になろう」と こんな嫌われ者に何の用があるのか? こんな捻くれ者に何の得があるのか? 「友達なんていらない」 それは小生が二度目についた嘘だった 悲劇のヒーロー 嘘つきのシナリオライアー デタラメなストーリー 青年が病に倒れたのはそれから数日後 理不尽にもよく晴れた夏の日だった 駆けつけた頃には青年は目を覚まして 小生の訪れに驚き 嬉しそうに笑った 長い闘病になるらしい それでも小生はあの日くれた光のお返しだと 翌る日も翌る日も ただ一人だけの掛け替えのない友の傍らに寄り添った そして寝たきりの青年を楽しませようと 作り話を沢山書いて話したんだ あの時君が笑っていたのはきっと 小生の話があまりにもデタラメだったからなんだね 今でもずっとデタラメを集める終わりなき旅の途中さ 君が笑ってくれるなら 小生は何度だって嘘をつこう 悲劇のヒーロー 嘘つきのシナリオライアー デタラメなストーリー | 夢野幻太郎(斉藤壮馬) | 森心言(Alaska Jam/DSC) | RhymeTube・森心言(Alaska Jam/DSC) | RhymeTube | 小生が生まれたのは遠い雪国の寒い日 吐く息も白く染まる 冬の夜(よ)の帳に 捨て子だった小生を拾ったのは 歩く事さえ覚束ないとある老夫婦だった けして裕福とは言えない暮らしの中で ささやかでも確かな愛を受け育った お爺さんの話はいつもデタラメで 可笑しくて小生はそれが大好きだった あの冬の夜から丁度十年の日 二人は「欲しい物を一つ上げよう」と言ってくれたんだ 華やかに輝く 街角のショーケースに 子供の目を惹くオモチャなんていくらでもあった プレゼントを探す痩せ細った老夫婦に 小生はやりきれない程の感謝を抱いた 「欲しい物なんてない」 それは小生が初めてついた嘘だった 悲劇のヒーロー 嘘つきのシナリオライアー デタラメなストーリー やがて学生にでもなれば働くには十分で 朝から晩汗を流し生活を支えた それでも学校へ行けとお爺さんは 飽くことなく小生を言い励ました 学校生活は孤独との戦いさ 貰い子への風あたりは強く容赦無い 小生はいつしか 心を閉ざすように 誰とも話さず 闇の中の日々を過ごした そんなある日 思いがけぬ光を見たんだ 独りにも慣れた あの教室の片隅で とある青年が小生に話しかけて来たのだ 彼はただ一言「友達になろう」と こんな嫌われ者に何の用があるのか? こんな捻くれ者に何の得があるのか? 「友達なんていらない」 それは小生が二度目についた嘘だった 悲劇のヒーロー 嘘つきのシナリオライアー デタラメなストーリー 青年が病に倒れたのはそれから数日後 理不尽にもよく晴れた夏の日だった 駆けつけた頃には青年は目を覚まして 小生の訪れに驚き 嬉しそうに笑った 長い闘病になるらしい それでも小生はあの日くれた光のお返しだと 翌る日も翌る日も ただ一人だけの掛け替えのない友の傍らに寄り添った そして寝たきりの青年を楽しませようと 作り話を沢山書いて話したんだ あの時君が笑っていたのはきっと 小生の話があまりにもデタラメだったからなんだね 今でもずっとデタラメを集める終わりなき旅の途中さ 君が笑ってくれるなら 小生は何度だって嘘をつこう 悲劇のヒーロー 嘘つきのシナリオライアー デタラメなストーリー |
夢の彼方有象無象世界に 飽き飽きしては 真実(こたえ)を待っても 届かないと知っては 裏切られるのは御免だから 信じられるのは君だけだわ 新しい部屋にはもう慣れたかな その温もりだけは冷めないまま またどこかへ隠れてしまったわ その瞳にはどう映ってるんだろうな 土砂降りにあって やるせなくなって 黙って黙って 見透かされちゃうから この街を見ている 君の背中は今日も強く 大きく見えたんだ 呼吸をするように 願いを吐いては 目移りするほど 魅力的だわ 意味ほど無価値なものはないけど その言葉一つに嘘などはない 約束の時が近づいては まだ物語をみていたいから 夜天光が今日も君を照らすだろう その瞳にはどう映ってるんだろうな 大袈裟じゃなくて 虚勢でもなくて 命をかけて向き合えたことだけが 何もない退屈な日常さえも この真実も 今は 土砂降りにあって やるせなくなって 黙って黙って 見透かされちゃうから この街を見ている 君の背中は今日も強く 明日を迎えるような 廻る街の彼方へと | 夢野幻太郎(斉藤壮馬) | Eve | Eve | Numa | 有象無象世界に 飽き飽きしては 真実(こたえ)を待っても 届かないと知っては 裏切られるのは御免だから 信じられるのは君だけだわ 新しい部屋にはもう慣れたかな その温もりだけは冷めないまま またどこかへ隠れてしまったわ その瞳にはどう映ってるんだろうな 土砂降りにあって やるせなくなって 黙って黙って 見透かされちゃうから この街を見ている 君の背中は今日も強く 大きく見えたんだ 呼吸をするように 願いを吐いては 目移りするほど 魅力的だわ 意味ほど無価値なものはないけど その言葉一つに嘘などはない 約束の時が近づいては まだ物語をみていたいから 夜天光が今日も君を照らすだろう その瞳にはどう映ってるんだろうな 大袈裟じゃなくて 虚勢でもなくて 命をかけて向き合えたことだけが 何もない退屈な日常さえも この真実も 今は 土砂降りにあって やるせなくなって 黙って黙って 見透かされちゃうから この街を見ている 君の背中は今日も強く 明日を迎えるような 廻る街の彼方へと |