とこしへ「とこしへ」とてのひらにそっと書いてみた 永遠や永久より遙かな匂いがした あなたを想へば 僕の心に 浮かぶ言葉はいつも「とこしへ」 夏の暑さに 冬の寒さに 耐えて季節を待つ花のように いつの日か いつの日か しあわせになれますように つつましく おだやかに 暮らしてゆけますように 「とこしへ」とてのひらにそっと握りしめた 悲しみや後悔が消えゆく匂いがした 過ぎ去った昨日を悔やまずに まだ来ない明日を怖れずに 春の朝を 秋の夕べを 柔らかに過ごせますように 坂道を 坂道を 手を離さず歩き続けて 大切なあなたを 護ってゆけますように いつの日か いつの日か しあわせになれますように つつましく おだやかに 暮らしてゆけますように とこしへに とこしへに しあわせになれますように | さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 「とこしへ」とてのひらにそっと書いてみた 永遠や永久より遙かな匂いがした あなたを想へば 僕の心に 浮かぶ言葉はいつも「とこしへ」 夏の暑さに 冬の寒さに 耐えて季節を待つ花のように いつの日か いつの日か しあわせになれますように つつましく おだやかに 暮らしてゆけますように 「とこしへ」とてのひらにそっと握りしめた 悲しみや後悔が消えゆく匂いがした 過ぎ去った昨日を悔やまずに まだ来ない明日を怖れずに 春の朝を 秋の夕べを 柔らかに過ごせますように 坂道を 坂道を 手を離さず歩き続けて 大切なあなたを 護ってゆけますように いつの日か いつの日か しあわせになれますように つつましく おだやかに 暮らしてゆけますように とこしへに とこしへに しあわせになれますように |
夢唄夢の在所を 尋ね訪ねてゆく子らに 親はあれども 親は無し 寂し寂しや 肩に降り積む冬紅葉 友はあれども 友は無し 抱きしめて 暖めてやりたいよ 夢の在所に 迷い迷って散る花に 恋はあれども 愛は無し こころころころ 吹き抜けてゆく虎落笛 愛はあれども 情は無し 泣きながら 慰めてやりたいよ 夢の在所に 辿り疲れた指の皺 日暮れ眺めて 道遠し 哀し哀しや 言葉木枯らし鎌鼬 吾が育てた 子に伐られ あはれあはれと 哭く鳥は あはれあはれと 哭くばかり 生きて生きてと 歌うなら 生きて生きて生きて歌え 夢唄 夢唄 負けてたまるかと 夢唄 歌い続けるよ 夢唄 聞こえるか 夢唄 | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 石川鷹彦 | 夢の在所を 尋ね訪ねてゆく子らに 親はあれども 親は無し 寂し寂しや 肩に降り積む冬紅葉 友はあれども 友は無し 抱きしめて 暖めてやりたいよ 夢の在所に 迷い迷って散る花に 恋はあれども 愛は無し こころころころ 吹き抜けてゆく虎落笛 愛はあれども 情は無し 泣きながら 慰めてやりたいよ 夢の在所に 辿り疲れた指の皺 日暮れ眺めて 道遠し 哀し哀しや 言葉木枯らし鎌鼬 吾が育てた 子に伐られ あはれあはれと 哭く鳥は あはれあはれと 哭くばかり 生きて生きてと 歌うなら 生きて生きて生きて歌え 夢唄 夢唄 負けてたまるかと 夢唄 歌い続けるよ 夢唄 聞こえるか 夢唄 |
名刺たかが50平方センチの 名前を書いた白い紙切れに 振り廻されて何だろね されど四角いその紙切れを とりあえず俺の顔と信じて 誰もが疑わないんだもんね 強い名刺で張られてごらんよ どうもどうものあとが出ない 今にみてろ 今にみてろ 今にみてろっても 誰も見てない 手前に下げた頭じゃねえぞ 手前の名刺に下げたんだと 負け惜しみと愚痴が悲しいぜ生ビール あ、またポケベル 電話どこ 嫌な野郎ってホントにいるよね それが自分の上司と来てみろ いっそ 刺し違えたろか あ、でも家族が… たかが一枚1gの 名刺ごときに振り廻されてる 今日でも明日でも辞めたる! あ、でも思うツボかも… 弱い名刺を出されてごらんよ 抱きしめたくって仕方ない がんばろうね がんばろうね がんばろうねってば 天下取るまで あ、流れ星 俺らに下げた頭じゃねえだろ 俺らの名刺に下げたんだろ わかるから飲め いいから飲め ほら熱燗 あ、またポケベル いいや切っちゃえ 赤坂見附の交番前で 独り相撲をとってみる 負けるもんか 負けるもんか 負けるもんかったら 絶対 負けない クリスマス模様の歩道橋の上 車のライトがきれいだね ありったけの名刺細かくちぎって パッとまけば ほら ぼたん雪 メリークリスマス そしてよい年を ベリー メリークリスマス ほんとによい年を 白い雪 この町を染めろ 白い白い白い雪が降る この町を染めろ メリークリスマス どうぞよい年を ハッピー ハッピークリスマス ほんとによい年を | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | たかが50平方センチの 名前を書いた白い紙切れに 振り廻されて何だろね されど四角いその紙切れを とりあえず俺の顔と信じて 誰もが疑わないんだもんね 強い名刺で張られてごらんよ どうもどうものあとが出ない 今にみてろ 今にみてろ 今にみてろっても 誰も見てない 手前に下げた頭じゃねえぞ 手前の名刺に下げたんだと 負け惜しみと愚痴が悲しいぜ生ビール あ、またポケベル 電話どこ 嫌な野郎ってホントにいるよね それが自分の上司と来てみろ いっそ 刺し違えたろか あ、でも家族が… たかが一枚1gの 名刺ごときに振り廻されてる 今日でも明日でも辞めたる! あ、でも思うツボかも… 弱い名刺を出されてごらんよ 抱きしめたくって仕方ない がんばろうね がんばろうね がんばろうねってば 天下取るまで あ、流れ星 俺らに下げた頭じゃねえだろ 俺らの名刺に下げたんだろ わかるから飲め いいから飲め ほら熱燗 あ、またポケベル いいや切っちゃえ 赤坂見附の交番前で 独り相撲をとってみる 負けるもんか 負けるもんか 負けるもんかったら 絶対 負けない クリスマス模様の歩道橋の上 車のライトがきれいだね ありったけの名刺細かくちぎって パッとまけば ほら ぼたん雪 メリークリスマス そしてよい年を ベリー メリークリスマス ほんとによい年を 白い雪 この町を染めろ 白い白い白い雪が降る この町を染めろ メリークリスマス どうぞよい年を ハッピー ハッピークリスマス ほんとによい年を |
決心~ヴェガへ~これが私の最後の答ですと夜汽車に飛び乗った どんなにつらい事も耐えて見せますと笑顔で告げた 折からペルセウスの流れ星夜空を埋め尽くしていた 君は銀河鉄道に乗って今織り姫のヴェガになる いつか故郷(ここ)へ帰ってくるときには 幸せの馬車でおいで どんなときにも君の選んだ 最後の答を信じて 夜空の果ての道を行くとき傷を恐れちゃいけないよ 人は間違う生き物だから間違いを恐れちゃ駄目 未来は一体何のためにあるかと考えてご覧 どんな人も昨日の過ち正すために未来はある 君が故郷(ここ)へ帰ってくるときには 花びらを撒いて迎えよう どんなときにも君の選んだ 最後の答を信じて いつか故郷(ここ)へ帰ってくるときには 幸せの馬車でおいで どんなときにも君の選んだ 最後の人を信じて | さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | これが私の最後の答ですと夜汽車に飛び乗った どんなにつらい事も耐えて見せますと笑顔で告げた 折からペルセウスの流れ星夜空を埋め尽くしていた 君は銀河鉄道に乗って今織り姫のヴェガになる いつか故郷(ここ)へ帰ってくるときには 幸せの馬車でおいで どんなときにも君の選んだ 最後の答を信じて 夜空の果ての道を行くとき傷を恐れちゃいけないよ 人は間違う生き物だから間違いを恐れちゃ駄目 未来は一体何のためにあるかと考えてご覧 どんな人も昨日の過ち正すために未来はある 君が故郷(ここ)へ帰ってくるときには 花びらを撒いて迎えよう どんなときにも君の選んだ 最後の答を信じて いつか故郷(ここ)へ帰ってくるときには 幸せの馬車でおいで どんなときにも君の選んだ 最後の人を信じて |
茅蜩君が剥く梨(ありのみ)の香りの記憶 二十世紀は遠ざかりゆく 茅蜩(ヒグラシ)のかなかなかなと去りゆけば 山の端に宵の明星 忘れ色に舞う姫蛍 桜の散るように 一つ消え二つ灯してまた消えて 誰もいなくなった 音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ 鳴く虫よりもあはれなり 夕去ればいつの間にやら機織女(きりぎりす) 季節も恋も遠ざかりゆく 暗幕を果物ナイフで裂く如く 街の背に白い三日月 胸の煙は消えもせず 恋の名前を呼ぶ 一つ消し二つ灯してまた消して 君を数えた 己が火を木々に蛍や花の宿 二十世紀は遠ざかりゆく 茅蜩(ヒグラシ)のかなかなかなと去りゆけば | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | 君が剥く梨(ありのみ)の香りの記憶 二十世紀は遠ざかりゆく 茅蜩(ヒグラシ)のかなかなかなと去りゆけば 山の端に宵の明星 忘れ色に舞う姫蛍 桜の散るように 一つ消え二つ灯してまた消えて 誰もいなくなった 音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ 鳴く虫よりもあはれなり 夕去ればいつの間にやら機織女(きりぎりす) 季節も恋も遠ざかりゆく 暗幕を果物ナイフで裂く如く 街の背に白い三日月 胸の煙は消えもせず 恋の名前を呼ぶ 一つ消し二つ灯してまた消して 君を数えた 己が火を木々に蛍や花の宿 二十世紀は遠ざかりゆく 茅蜩(ヒグラシ)のかなかなかなと去りゆけば |
もう愛の歌なんて唄えないあなたの嫁ぐ朝 始発列車に乗って 僕は青春から出来るだけ遠ざかる 年上のあなたには初めから 僕の手の届かない愛が居た 200マイルも離れた 名も知らぬ駅で降りよう そしてむかしあなたの為 作った歌 唄おう 教会の鐘が鳴り響く頃 お別れに一度だけあなたの名を呼ぼう 花をちぎれない程 やさしい人に 恋は無理よとあの日あなたは言った 恋の上手な人たちは少し意地悪 僕の胸を吹き抜けたあなたの吐息 200マイルも離れた 名も知らぬ駅で降りたら あなたの好きな花さえも ちぎり捨てて みせよう 列車が陽の当たる坂道を登ってく 遠くに青い海が光ってる 訳もなく涙があふれて来て もう愛の歌なんて唄えない | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | あなたの嫁ぐ朝 始発列車に乗って 僕は青春から出来るだけ遠ざかる 年上のあなたには初めから 僕の手の届かない愛が居た 200マイルも離れた 名も知らぬ駅で降りよう そしてむかしあなたの為 作った歌 唄おう 教会の鐘が鳴り響く頃 お別れに一度だけあなたの名を呼ぼう 花をちぎれない程 やさしい人に 恋は無理よとあの日あなたは言った 恋の上手な人たちは少し意地悪 僕の胸を吹き抜けたあなたの吐息 200マイルも離れた 名も知らぬ駅で降りたら あなたの好きな花さえも ちぎり捨てて みせよう 列車が陽の当たる坂道を登ってく 遠くに青い海が光ってる 訳もなく涙があふれて来て もう愛の歌なんて唄えない |
天空の村に月が降る棚田の里に月が降る 三十三個の月が咲く 水無月末の満月の 螢きらきら散る夜に 君と二人で 声もなく 田毎の月を 見つめてた 幾何学模様に 並んだ稲の 水面かすめて 流れ星 あたかも雪が降るように 月夜の里は銀世界 幽かな風も無い夜に 天空の村に 月が降る 樹齢千年楠木の 足下石仏御宮社 祭間近の篝火に 神楽舞う人 美しき 薄墨色に 重ねた指の 君の細さに 息を呑む いずれ叶わぬ 恋ゆえに 螢焦がして 夢を焼く 余韻嫋々 啼く鳥の あれは羽音か 瀧の音 金色に塗り込められて 天空の村に 月が降る | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | 棚田の里に月が降る 三十三個の月が咲く 水無月末の満月の 螢きらきら散る夜に 君と二人で 声もなく 田毎の月を 見つめてた 幾何学模様に 並んだ稲の 水面かすめて 流れ星 あたかも雪が降るように 月夜の里は銀世界 幽かな風も無い夜に 天空の村に 月が降る 樹齢千年楠木の 足下石仏御宮社 祭間近の篝火に 神楽舞う人 美しき 薄墨色に 重ねた指の 君の細さに 息を呑む いずれ叶わぬ 恋ゆえに 螢焦がして 夢を焼く 余韻嫋々 啼く鳥の あれは羽音か 瀧の音 金色に塗り込められて 天空の村に 月が降る |
悲しくてやりきれない胸にしみる 空のかがやき 今日も遠くながめ 涙をながす 悲しくて 悲しくて とてもやりきれない このやるせない モヤモヤを だれかに告げようか 白い雲は 流れ流れて 今日も夢はもつれ わびしくゆれる 悲しくて 悲しくて とてもやりきれない この限りない むなしさの 救いはないだろうか 深い森の みどりにだかれ 今日も風の唄に しみじみ嘆く 悲しくて 悲しくて とても やりきれない このもえたぎる 苦しさは 明日もつづくのか | さだまさし | サトウハチロー | 加藤和彦 | 田代耕一郎 | 胸にしみる 空のかがやき 今日も遠くながめ 涙をながす 悲しくて 悲しくて とてもやりきれない このやるせない モヤモヤを だれかに告げようか 白い雲は 流れ流れて 今日も夢はもつれ わびしくゆれる 悲しくて 悲しくて とてもやりきれない この限りない むなしさの 救いはないだろうか 深い森の みどりにだかれ 今日も風の唄に しみじみ嘆く 悲しくて 悲しくて とても やりきれない このもえたぎる 苦しさは 明日もつづくのか |
春またひとつ恋が生まれたよ 泣きたくなるほど いい子だよ 今度こそは 本当に しあわせに してやれると 思う 新宿発 あいつの町ゆき 今夜の夜行バスで ゆくつもり 今までいくつも 恋を迷って来たから 少しはきちんと 愛せると思う ビルの谷間で 狭い空を仰げば 折から朧に 上弦の月 北へ帰る 鳥が鳴いてゆく 缶ビール片手に 地図もない 俺の春 新宿発 あいつの町ゆき 最終バスに今 乗ったところ どんな顔で 笑ったらいいだろうか どんなふうに 抱きしめたらいいだろうか 三寒四温の 花冷えの旅立ちか お似合いじゃないか もう迷わない どこからか桜 降りしきる風の色 桜・桜咲くか 地図もない 俺の春 またひとつ恋が生まれたよ 泣きたくなるほど いい子だよ 今度こそは 本当に しあわせに してやれると 思う | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 服部隆之 | またひとつ恋が生まれたよ 泣きたくなるほど いい子だよ 今度こそは 本当に しあわせに してやれると 思う 新宿発 あいつの町ゆき 今夜の夜行バスで ゆくつもり 今までいくつも 恋を迷って来たから 少しはきちんと 愛せると思う ビルの谷間で 狭い空を仰げば 折から朧に 上弦の月 北へ帰る 鳥が鳴いてゆく 缶ビール片手に 地図もない 俺の春 新宿発 あいつの町ゆき 最終バスに今 乗ったところ どんな顔で 笑ったらいいだろうか どんなふうに 抱きしめたらいいだろうか 三寒四温の 花冷えの旅立ちか お似合いじゃないか もう迷わない どこからか桜 降りしきる風の色 桜・桜咲くか 地図もない 俺の春 またひとつ恋が生まれたよ 泣きたくなるほど いい子だよ 今度こそは 本当に しあわせに してやれると 思う |
心斎橋夢を見てた 桜の樹の下を ある日二人 通り抜けた時 ふと あなた急に 別れを告げたまま 心斎橋の向こうへ 消えてしまう夢 人は誰も こうして何かに 怯えるように 暮らすものかしら 幸せな程 不安を捜して 明日降るかも知れない雨のことを 悲しんでる 実は 嘘をついた この恋を守る為に あの人なら 許してくれると思うけど 悲しいことに 慣れ過ぎた人は 始めから全て あきらめているものかしら 心斎橋を 笑顔でこちらへ 渡ってくるあなたみてたら 涙が 何故か止まらない 信じてみる 桜の樹の下を 今夜二人 歩いてみよう あなたの笑顔 信じてみよう | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 服部隆之 | 夢を見てた 桜の樹の下を ある日二人 通り抜けた時 ふと あなた急に 別れを告げたまま 心斎橋の向こうへ 消えてしまう夢 人は誰も こうして何かに 怯えるように 暮らすものかしら 幸せな程 不安を捜して 明日降るかも知れない雨のことを 悲しんでる 実は 嘘をついた この恋を守る為に あの人なら 許してくれると思うけど 悲しいことに 慣れ過ぎた人は 始めから全て あきらめているものかしら 心斎橋を 笑顔でこちらへ 渡ってくるあなたみてたら 涙が 何故か止まらない 信じてみる 桜の樹の下を 今夜二人 歩いてみよう あなたの笑顔 信じてみよう |
君を信じて人は皆 君のことを 駄目な奴と笑うけれど 僕だけは知っている 本当の君のことを 人は皆 君のことを 意気地無しと笑うけれど 僕だけは知っている 君の勇気 君の力 君は今 ほんの少し 迷い道でうろたえてるだけ 君を信じてる いつか本当の 君に会える そんな日が来る 君を信じてる 君の笑顔 どんな時でも 君を信じてる | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | 人は皆 君のことを 駄目な奴と笑うけれど 僕だけは知っている 本当の君のことを 人は皆 君のことを 意気地無しと笑うけれど 僕だけは知っている 君の勇気 君の力 君は今 ほんの少し 迷い道でうろたえてるだけ 君を信じてる いつか本当の 君に会える そんな日が来る 君を信じてる 君の笑顔 どんな時でも 君を信じてる |
上を向いて歩こう上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 思い出す 春の日 一人ぽっちの夜 上を向いて歩こう にじんだ星をかぞえて 思い出す 夏の日 一人ぽっちの夜 幸せは雲の上に 幸せは空の上に 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 泣きながら 歩く 一人ぽっちの夜 思い出す 秋の日 一人ぽっちの夜 悲しみは 星のかげに 悲しみは 月のかげに 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 泣きながら 歩く 一人ぽっちの夜 一人ぽっちの夜 | さだまさし | 永六輔 | 中村八大 | 渡辺俊幸 | 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 思い出す 春の日 一人ぽっちの夜 上を向いて歩こう にじんだ星をかぞえて 思い出す 夏の日 一人ぽっちの夜 幸せは雲の上に 幸せは空の上に 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 泣きながら 歩く 一人ぽっちの夜 思い出す 秋の日 一人ぽっちの夜 悲しみは 星のかげに 悲しみは 月のかげに 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 泣きながら 歩く 一人ぽっちの夜 一人ぽっちの夜 |
冗句言おうか 今日は言おうか 思い続けて過した 一度ずつの夏と秋 このまま いっそこのまま 君を奪って逃げよう そう想うだけの送り道 別れぎわくらいは 思い切ればいいのに 引っ込み思案の僕の言葉は 奥歯にしがみついて 出て来た言葉といえば おやすみ気をつけて それから君のママにヨロシクって 今更そんなことばかり あげくの果ては 大事な一言だけが廻り道 一度だけこっそりと 人ごみに紛れて 君が好きと言ったら その日で一番ウけた笑い話 今夜も君の前では あたらずさわらず いつもの冗談ばかりで つまりは さよなら今日はさよなら きっと明日もさよなら それじゃ また明日ねって 君はそんな僕を 知ってか知らずか いつもの冗談ばかりで 結局 さよなら今日はさよなら きっと明日もさよなら それじゃ また明日にでもって | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | | 言おうか 今日は言おうか 思い続けて過した 一度ずつの夏と秋 このまま いっそこのまま 君を奪って逃げよう そう想うだけの送り道 別れぎわくらいは 思い切ればいいのに 引っ込み思案の僕の言葉は 奥歯にしがみついて 出て来た言葉といえば おやすみ気をつけて それから君のママにヨロシクって 今更そんなことばかり あげくの果ては 大事な一言だけが廻り道 一度だけこっそりと 人ごみに紛れて 君が好きと言ったら その日で一番ウけた笑い話 今夜も君の前では あたらずさわらず いつもの冗談ばかりで つまりは さよなら今日はさよなら きっと明日もさよなら それじゃ また明日ねって 君はそんな僕を 知ってか知らずか いつもの冗談ばかりで 結局 さよなら今日はさよなら きっと明日もさよなら それじゃ また明日にでもって |
甘い手紙甘い手紙を 書いてください 上手な嘘を 少しだけ混ぜて 誰も私を知らない 遠くの町へゆくから 真っ白なノートで やり直してみるから もしも 思い出してくれて もしも 私の場所が もしも ほんの少しでも もしも 残っていたら 甘い手紙を 書いてください 上手な嘘を 少しだけ混ぜて 誰にも見せずに 何度も読むから 誰にも見せずに 抱いて眠るから やさしい時代(とき)もあったね あれはけして嘘じゃないよね それだけのぬくもりでも 生きられる気がする たとえ どんな悲しみでも やがて あんな日もあったと いつか 懐かしむ日が来る それは 約束するから 甘い手紙を 書いてください 上手な嘘を 少しだけ混ぜて 誰にも知られず 泣きながら読むから 誰にも知られず 抱いて死ぬから 甘い手紙を 書いてください 上手な嘘を 少しだけ混ぜて | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 石川鷹彦 | 甘い手紙を 書いてください 上手な嘘を 少しだけ混ぜて 誰も私を知らない 遠くの町へゆくから 真っ白なノートで やり直してみるから もしも 思い出してくれて もしも 私の場所が もしも ほんの少しでも もしも 残っていたら 甘い手紙を 書いてください 上手な嘘を 少しだけ混ぜて 誰にも見せずに 何度も読むから 誰にも見せずに 抱いて眠るから やさしい時代(とき)もあったね あれはけして嘘じゃないよね それだけのぬくもりでも 生きられる気がする たとえ どんな悲しみでも やがて あんな日もあったと いつか 懐かしむ日が来る それは 約束するから 甘い手紙を 書いてください 上手な嘘を 少しだけ混ぜて 誰にも知られず 泣きながら読むから 誰にも知られず 抱いて死ぬから 甘い手紙を 書いてください 上手な嘘を 少しだけ混ぜて |
勇気凛凛 ~故 加藤シヅエ先生に捧ぐ~小さな事で少しも うじうじすることなどなく つらいときこそ明るく いつもいつも笑っている 心広く情け深く 安売りせず高ぶらずに 敵には強く味方には頼もしくて大きい そんな人に あなたならなれる 夢を捨てず 夢に溺れず 二人支え合って歩く いつか そこにたどり着ける 花を咲かせます あなたに 私の夢はあなた 裏表を使い分けず 手柄は譲り恩は着せず 陰口など決して言わず 洒落はわかりすぎるくらい 女に弱かったり 欠点は幾らもあるけど 傷のない人は他の人の 痛みに気づかぬもの 忘れないで いつも信じてる 日本中が敵でも 私は味方 花を咲かせます あなたに いつか日本一大きな 花を咲かせます あなたに 私の夢はあなた ほころびは繕えばいい 傷は癒し合えばいい あなたに出会えて良かった 私の特技はあなただけ いつの日か別れの時涙ちゃんと二つこぼして ありがとうと一番いい顔で 笑って言うからね 忘れないで いつも支えてる 世界中が敵でも 私は味方 花を咲かせます あなたに きっと世界一綺麗な 花を咲かせます あなたに 私の夢はあなた 花を咲かせます あなたに いつか夢にたどり着ける 花を咲かせます あなたに 私の夢はあなた | さだまさし | さだまさし | さだまさし | | 小さな事で少しも うじうじすることなどなく つらいときこそ明るく いつもいつも笑っている 心広く情け深く 安売りせず高ぶらずに 敵には強く味方には頼もしくて大きい そんな人に あなたならなれる 夢を捨てず 夢に溺れず 二人支え合って歩く いつか そこにたどり着ける 花を咲かせます あなたに 私の夢はあなた 裏表を使い分けず 手柄は譲り恩は着せず 陰口など決して言わず 洒落はわかりすぎるくらい 女に弱かったり 欠点は幾らもあるけど 傷のない人は他の人の 痛みに気づかぬもの 忘れないで いつも信じてる 日本中が敵でも 私は味方 花を咲かせます あなたに いつか日本一大きな 花を咲かせます あなたに 私の夢はあなた ほころびは繕えばいい 傷は癒し合えばいい あなたに出会えて良かった 私の特技はあなただけ いつの日か別れの時涙ちゃんと二つこぼして ありがとうと一番いい顔で 笑って言うからね 忘れないで いつも支えてる 世界中が敵でも 私は味方 花を咲かせます あなたに きっと世界一綺麗な 花を咲かせます あなたに 私の夢はあなた 花を咲かせます あなたに いつか夢にたどり着ける 花を咲かせます あなたに 私の夢はあなた |
1989年 渋滞―故 大屋順平に捧ぐ―ギターケース抱えて 満員電車 迷惑そうな視線が新聞越しに こっちを見てた あの頃の俺は 故郷の香り そこら中まき散らし乍ら それでも夢と暮らしてた 二十歳の秋 札束で人の夢の頬を叩く町で 「昭和」のたどりついた町で うろたえ乍ら やがて「夢」と「希望」とを 別ける事を覚えて いつの間にか 大人ぶった顔になった 巡る季節の風景の中で 人だけが少しずつ変わってゆく 車や人だけでなく夢までも 渋滞(ラッシュ)の中で あきらめてるこの町 お前を抱きしめて いつまでもと誓ったあの日 「願い」は「誓い」ではないと気づかず 傷つけていた 夢のかけらを 拾い集めて いつしか俺は歌ってた 掌の中で 暖めるように 悲しい歌ばかり 札束で人の心さえ買えるこの町で 憎み乍ら好きでたまらない不思議な町で やがて「愛」と「恋」とを 別ける事を覚えて どうやら少しばかり 不幸になったようだ ベルリンの壁が消えたその夜に この町にある壁にふと気づいた 今よりずっとずっと大きな声で 歌い続けたいと心から思った 歌で世界は変わらないけれど 自分だけは変わらずにいられるから 渋滞の中に心を置き去りにして からっぽで生きてゆくなんて出来ない ギターケース抱えて 飛び乗った「ひかり」 疲れた身体をシートに沈めて ふと空を見た 今世紀最后の 金星蝕が 終わったばかり 何事もないように 宝石がひとつ 空に投げてある ギターケース抱えて 俺は明日も 歌っているだろう 多分何処かで 多分何処かで | さだまさし | さだまさし | さだまさし | | ギターケース抱えて 満員電車 迷惑そうな視線が新聞越しに こっちを見てた あの頃の俺は 故郷の香り そこら中まき散らし乍ら それでも夢と暮らしてた 二十歳の秋 札束で人の夢の頬を叩く町で 「昭和」のたどりついた町で うろたえ乍ら やがて「夢」と「希望」とを 別ける事を覚えて いつの間にか 大人ぶった顔になった 巡る季節の風景の中で 人だけが少しずつ変わってゆく 車や人だけでなく夢までも 渋滞(ラッシュ)の中で あきらめてるこの町 お前を抱きしめて いつまでもと誓ったあの日 「願い」は「誓い」ではないと気づかず 傷つけていた 夢のかけらを 拾い集めて いつしか俺は歌ってた 掌の中で 暖めるように 悲しい歌ばかり 札束で人の心さえ買えるこの町で 憎み乍ら好きでたまらない不思議な町で やがて「愛」と「恋」とを 別ける事を覚えて どうやら少しばかり 不幸になったようだ ベルリンの壁が消えたその夜に この町にある壁にふと気づいた 今よりずっとずっと大きな声で 歌い続けたいと心から思った 歌で世界は変わらないけれど 自分だけは変わらずにいられるから 渋滞の中に心を置き去りにして からっぽで生きてゆくなんて出来ない ギターケース抱えて 飛び乗った「ひかり」 疲れた身体をシートに沈めて ふと空を見た 今世紀最后の 金星蝕が 終わったばかり 何事もないように 宝石がひとつ 空に投げてある ギターケース抱えて 俺は明日も 歌っているだろう 多分何処かで 多分何処かで |
Once Upon a Time窓を叩く雨に 無口な夜の寂黙 何時からだろうふたり 別々の夢を見てる 悲しくもなれぬ程 ほころびかけた愛に 何気なくラジオから 懐かしのプログラム M1. 悲しき雨音(カスケーズ) M2. BE MY BABY(ロネッツ) ふたりが出会った あの日のメロディ Once Upon a Time 卒業パーティの夜 丁度こんなどしゃ降り 濡れて歩いた そこへ Once Upon a Time ポニーテール 赤い傘 つんと澄ました おせっかいな君に会った 今も覚えている 二十歳になった君を 初めて抱きしめた日の やさしいぬくもり それからほんの少し 別れたことがあって 髪型を変えて君 また帰って来たね M3. 500マイル(P.P.M) M4. スカボロー・フェア(S & G) 生命かけて 確かめたはずの愛 Once Upon a Time 失くした訳じゃなくって 愛し合う事に慣れすぎただけさ Once Upon a Time ねぇそう思わないか 僕たちはまだ「むかし」なんかじゃない One More Time 僕が僕に戻って 君が君に戻ることが出来たら One More Time きっとまだ間に合うから もう一度 やり直してみないか | さだまさし | さだまさし | さだまさし | | 窓を叩く雨に 無口な夜の寂黙 何時からだろうふたり 別々の夢を見てる 悲しくもなれぬ程 ほころびかけた愛に 何気なくラジオから 懐かしのプログラム M1. 悲しき雨音(カスケーズ) M2. BE MY BABY(ロネッツ) ふたりが出会った あの日のメロディ Once Upon a Time 卒業パーティの夜 丁度こんなどしゃ降り 濡れて歩いた そこへ Once Upon a Time ポニーテール 赤い傘 つんと澄ました おせっかいな君に会った 今も覚えている 二十歳になった君を 初めて抱きしめた日の やさしいぬくもり それからほんの少し 別れたことがあって 髪型を変えて君 また帰って来たね M3. 500マイル(P.P.M) M4. スカボロー・フェア(S & G) 生命かけて 確かめたはずの愛 Once Upon a Time 失くした訳じゃなくって 愛し合う事に慣れすぎただけさ Once Upon a Time ねぇそう思わないか 僕たちはまだ「むかし」なんかじゃない One More Time 僕が僕に戻って 君が君に戻ることが出来たら One More Time きっとまだ間に合うから もう一度 やり直してみないか |
Only~薔薇園~季節の光浴びて 二人の薔薇園 笑いながらあなたが そこにいるみたい あなたの植えた薔薇が ひとつひとつ花と咲いた 庭一面にルビーを まき散らしたみたいに あなたの愛を絵にしたように 夢は何処からかしら あなたを失くした日から それともこの生命の はじまりからすべてが 夢ならその方が ずっといいのにね ONLY あなたしか愛せない 私はその為に 生まれてきたのだから そう いつまでも ONLY あなたしか愛さない この身が滅びようと 想いは消えない たとえ生まれ変わり 100人の人と出会い 恋をするより あなたひとりとそれ以上に 何度も何度も恋がしたい もしも叶うならば 時々会いに来てね たとえば季節の風や たとえば季節の雨に姿を仮りても 私すぐにわかるから ONLY 或は空に架かる 虹ならばあなたにとても似合うから そう いつまでも ONLY あなたしか愛さない 私はその為に 生まれてきたのだから 季節の光浴びて 二人の薔薇園 笑いながらあなたが そこにいるみたい | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 服部克久 | 季節の光浴びて 二人の薔薇園 笑いながらあなたが そこにいるみたい あなたの植えた薔薇が ひとつひとつ花と咲いた 庭一面にルビーを まき散らしたみたいに あなたの愛を絵にしたように 夢は何処からかしら あなたを失くした日から それともこの生命の はじまりからすべてが 夢ならその方が ずっといいのにね ONLY あなたしか愛せない 私はその為に 生まれてきたのだから そう いつまでも ONLY あなたしか愛さない この身が滅びようと 想いは消えない たとえ生まれ変わり 100人の人と出会い 恋をするより あなたひとりとそれ以上に 何度も何度も恋がしたい もしも叶うならば 時々会いに来てね たとえば季節の風や たとえば季節の雨に姿を仮りても 私すぐにわかるから ONLY 或は空に架かる 虹ならばあなたにとても似合うから そう いつまでも ONLY あなたしか愛さない 私はその為に 生まれてきたのだから 季節の光浴びて 二人の薔薇園 笑いながらあなたが そこにいるみたい |
図書館にて大きな窓から差す 柔らかな光の中で パサージュ論を読む君の横顔に じっと見とれていた 真白な夏の雲が 山際の空に咲いた 水浅黄色の君のTシャツの 白い腕が眩しい 或いはベンヤミンを語る 君は強いアウラに満ちて 或いは賢治を語る 君は大いなる慈愛(アガペー) 図書館という大宇宙に 二人きり浮かんでた あの時 窓から見える水辺の 睡蓮が音も無く咲いた あたかも五次方程式のように 心も恋も解けない 大きな時間(とき)の粒に 緩やかに身を横たえ E=mc2 と僕が書けば 恋は光速を超えた 或いは未来を語る 君は不安と勇気に揺れて 或いはふるさとを語る まなざしは母に似ていた 図書館という大海原に 二人きり浮かんでた あの時 遙かな時間(とき)は過ぎて 図書館に僕は独りで 正義についてのディベートを 読みながら まだ君を想っている 大きな窓から差す 柔らかな光の中で… | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | 大きな窓から差す 柔らかな光の中で パサージュ論を読む君の横顔に じっと見とれていた 真白な夏の雲が 山際の空に咲いた 水浅黄色の君のTシャツの 白い腕が眩しい 或いはベンヤミンを語る 君は強いアウラに満ちて 或いは賢治を語る 君は大いなる慈愛(アガペー) 図書館という大宇宙に 二人きり浮かんでた あの時 窓から見える水辺の 睡蓮が音も無く咲いた あたかも五次方程式のように 心も恋も解けない 大きな時間(とき)の粒に 緩やかに身を横たえ E=mc2 と僕が書けば 恋は光速を超えた 或いは未来を語る 君は不安と勇気に揺れて 或いはふるさとを語る まなざしは母に似ていた 図書館という大海原に 二人きり浮かんでた あの時 遙かな時間(とき)は過ぎて 図書館に僕は独りで 正義についてのディベートを 読みながら まだ君を想っている 大きな窓から差す 柔らかな光の中で… |
クリスマス・ローズ思い出の輪郭が 少しずつほどけてくると 思い出は全て 美しくぼやける もののようね 久しぶりに あなたの 故郷を訪ねたら 何故だか あの頃よりも 暖かくて 泣きそうになるわ 金色の麦畑の中を ただまっすぐに 一筋の小径が 地平線まで 伸びていたね ふたりきりで 手をつなぎ 歩いたあの頃 その道は 「永遠」まで 続くと 信じていた あなたと暮らした 小さな川の 畔の小さな家は あの頃のまま 時間を止めて 私を 待っていた 見知らぬ人がささやかに暮らしてる 家の庭の 片隅にはあの頃よりも大きく 育った 桜 桜、桜、あなたが 植えた花が あんなに 綺麗に 咲いているよ 嬉しくて 泣きそうになるわ 雪解けで水かさが増している 小さな川の 跳ね橋の上をゆくひとがそっと私を見ているわ 思い出とは こうして 振り返るだけでなく 昔を 許すために 少しずつ 育つものらしい 思い出したわ あの頃そっと 私が植えた花を 桜の下の 木陰のあたり ほら まだ咲いてる まるであなたに 抱きしめられた あの日の私のように 涙を止めて 時間を止めて 私の クリスマス・ローズ 忘れないで 居てくれたのね 二人の クリスマス・ローズ | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 石川鷹彦 | 思い出の輪郭が 少しずつほどけてくると 思い出は全て 美しくぼやける もののようね 久しぶりに あなたの 故郷を訪ねたら 何故だか あの頃よりも 暖かくて 泣きそうになるわ 金色の麦畑の中を ただまっすぐに 一筋の小径が 地平線まで 伸びていたね ふたりきりで 手をつなぎ 歩いたあの頃 その道は 「永遠」まで 続くと 信じていた あなたと暮らした 小さな川の 畔の小さな家は あの頃のまま 時間を止めて 私を 待っていた 見知らぬ人がささやかに暮らしてる 家の庭の 片隅にはあの頃よりも大きく 育った 桜 桜、桜、あなたが 植えた花が あんなに 綺麗に 咲いているよ 嬉しくて 泣きそうになるわ 雪解けで水かさが増している 小さな川の 跳ね橋の上をゆくひとがそっと私を見ているわ 思い出とは こうして 振り返るだけでなく 昔を 許すために 少しずつ 育つものらしい 思い出したわ あの頃そっと 私が植えた花を 桜の下の 木陰のあたり ほら まだ咲いてる まるであなたに 抱きしめられた あの日の私のように 涙を止めて 時間を止めて 私の クリスマス・ローズ 忘れないで 居てくれたのね 二人の クリスマス・ローズ |
冬物語君影草って呼び名があると 教えてくれたスズランの ブーケを胸に嫁ぐ日を 夢見てた君を覚えてる 僕は若くて薄情で 君の愛すら質に入れ 知らん顔して酒を浴び 見知らぬ女に愛された 君を幸せに出来ないことが 解っていたから壊れてた それでも互いの温もりだけは 信じていた 冬物語 惨めな僕を嘲笑いもせずに 見下ろしていた時計台 今でも胸に痛いほど あの鐘の音を忘れない 都会へゆくと心に決めて 吹雪の駅で別れたね ホームで凍る君を残して 僕は心まで捨ててきた 時は遙かに過ぎ去り今は 幾星霜のライラック 青春なんて言い訳は 綺麗事だと解ってる やがて君が嫁いだことを 誰かの手紙で知ったとき 独りっきり声をあげて泣いた 宝物だった 冬物語 君影草って呼び名があると 教えてくれたスズランの ブーケを胸に嫁ぐ日を 夢見てた君を覚えてる | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 石川鷹彦 | 君影草って呼び名があると 教えてくれたスズランの ブーケを胸に嫁ぐ日を 夢見てた君を覚えてる 僕は若くて薄情で 君の愛すら質に入れ 知らん顔して酒を浴び 見知らぬ女に愛された 君を幸せに出来ないことが 解っていたから壊れてた それでも互いの温もりだけは 信じていた 冬物語 惨めな僕を嘲笑いもせずに 見下ろしていた時計台 今でも胸に痛いほど あの鐘の音を忘れない 都会へゆくと心に決めて 吹雪の駅で別れたね ホームで凍る君を残して 僕は心まで捨ててきた 時は遙かに過ぎ去り今は 幾星霜のライラック 青春なんて言い訳は 綺麗事だと解ってる やがて君が嫁いだことを 誰かの手紙で知ったとき 独りっきり声をあげて泣いた 宝物だった 冬物語 君影草って呼び名があると 教えてくれたスズランの ブーケを胸に嫁ぐ日を 夢見てた君を覚えてる |
奇跡の人この頃僕ふと思うねん なんや藪から棒やなあ ちゃんと結婚出来るんか ま、出来たら奇跡やなあ 家庭は二人で作るもの そりゃまあそのとおり 奇跡の相手に出会えるんやろか ああ それはほんまやなー 若い子見てたら腰引けんねん ちょと解る気するわ プライド剥き出しそのくせ下品 確かにそんな子多いなあ 自分にだけしか興味は無いし 平気で嘘付く誰でもため口 朝から晩まで人の悪口 利己主義恥じない人だらけ 嘘でも清潔そうにしろ いや嘘はやっぱあかんて 上から目線で何でも言うな 俺を支配するな ありがとうとごめんなさいは ちゃんと言葉に出しなさい 見てくればかりが魅力じゃないよ 心の錦が大事だよ ああ なんて切ないんだろ 駄目な子ばかり目立つのか けど絶対夢は手放さない 俺も悪いとこ直すから 此の世のどこかに 生まれてるはずの 君に会いたい 一所懸命な人を 笑ったら許さへん スマホじゃなくて俺を見ろよ 会話が一番大事さ 言葉遣いと礼儀だけは ちゃんとしとこうよ 冷たい人とは暮らせない 心の温度の話やで 真面目な色気と人の好さ 俺の友だち大切に 笑顔が似合って優しくて 上手に男を立てる人 気遣い上手で家庭的 辛いときこそ側に居て どんなときでも互いの味方 元気で明るい君が良い ああ 巡り会えるのか そんな子きっと居るだろか こんな俺でも愛してくれる人 俺も駄目なとこ直すから ひょっとしてもう側に居て 気づいていないだけの 君に会いたい じいちゃんばあちゃんになったら 介護し合おうな 笑いの絶えない暮らしが 出来たらいいな 恥ずかしくて言えなくても 愛しているからな 死ぬとき手紙を残すから 「今でも大好き」と ああ 全てにありがとう 出会えて幸せでしたと 奇跡の人と暮らせたなら 俺好い奴になるからな 幸せ沢山抱えて どこかで待ってる 君に会いたい | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | この頃僕ふと思うねん なんや藪から棒やなあ ちゃんと結婚出来るんか ま、出来たら奇跡やなあ 家庭は二人で作るもの そりゃまあそのとおり 奇跡の相手に出会えるんやろか ああ それはほんまやなー 若い子見てたら腰引けんねん ちょと解る気するわ プライド剥き出しそのくせ下品 確かにそんな子多いなあ 自分にだけしか興味は無いし 平気で嘘付く誰でもため口 朝から晩まで人の悪口 利己主義恥じない人だらけ 嘘でも清潔そうにしろ いや嘘はやっぱあかんて 上から目線で何でも言うな 俺を支配するな ありがとうとごめんなさいは ちゃんと言葉に出しなさい 見てくればかりが魅力じゃないよ 心の錦が大事だよ ああ なんて切ないんだろ 駄目な子ばかり目立つのか けど絶対夢は手放さない 俺も悪いとこ直すから 此の世のどこかに 生まれてるはずの 君に会いたい 一所懸命な人を 笑ったら許さへん スマホじゃなくて俺を見ろよ 会話が一番大事さ 言葉遣いと礼儀だけは ちゃんとしとこうよ 冷たい人とは暮らせない 心の温度の話やで 真面目な色気と人の好さ 俺の友だち大切に 笑顔が似合って優しくて 上手に男を立てる人 気遣い上手で家庭的 辛いときこそ側に居て どんなときでも互いの味方 元気で明るい君が良い ああ 巡り会えるのか そんな子きっと居るだろか こんな俺でも愛してくれる人 俺も駄目なとこ直すから ひょっとしてもう側に居て 気づいていないだけの 君に会いたい じいちゃんばあちゃんになったら 介護し合おうな 笑いの絶えない暮らしが 出来たらいいな 恥ずかしくて言えなくても 愛しているからな 死ぬとき手紙を残すから 「今でも大好き」と ああ 全てにありがとう 出会えて幸せでしたと 奇跡の人と暮らせたなら 俺好い奴になるからな 幸せ沢山抱えて どこかで待ってる 君に会いたい |
おもひで泥棒心配しなくていいよ おもひで泥棒なんていない おばあちゃんが物忘れをするのは 泥棒なんかのせいじゃない 家族旅行のことや運動会のことを 忘れても 君を忘れやしないだろ おばあちゃんが物忘れをするのは 近頃の楽しいことばかり 実はそこんところに 秘密が隠されてるのさ 本当のこと 教えてあげようか 心配しなくていいよ おもひで泥棒なんていない 誰でもみんな歳をとったなら 神様と約束をするのさ 思い出とひきかえに 幸せの回数券と とりかえて そっと貯めておくんだよ 楽しいものや新しいものほど 高くひきとってもらえるよ ただし条件がある 幸せの回数券は 自分の為には 使えないんだ おばあちゃんが誰の為に 幸せを貯めていると思う そう そのとおりさ 幸せの回数券は 君の未来に とってくれているんだよ おばあちゃんが物忘れをするのは 泥棒なんかのせいじゃない ありがとうなんていらない 優しくしてあげるんだよ でも このこと知ってると言っちゃだめだよ 心配しなくていいよ おもひで泥棒なんていない 心配しなくていいよ おもひで泥棒なんていない おもひで泥棒なんていない | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | 心配しなくていいよ おもひで泥棒なんていない おばあちゃんが物忘れをするのは 泥棒なんかのせいじゃない 家族旅行のことや運動会のことを 忘れても 君を忘れやしないだろ おばあちゃんが物忘れをするのは 近頃の楽しいことばかり 実はそこんところに 秘密が隠されてるのさ 本当のこと 教えてあげようか 心配しなくていいよ おもひで泥棒なんていない 誰でもみんな歳をとったなら 神様と約束をするのさ 思い出とひきかえに 幸せの回数券と とりかえて そっと貯めておくんだよ 楽しいものや新しいものほど 高くひきとってもらえるよ ただし条件がある 幸せの回数券は 自分の為には 使えないんだ おばあちゃんが誰の為に 幸せを貯めていると思う そう そのとおりさ 幸せの回数券は 君の未来に とってくれているんだよ おばあちゃんが物忘れをするのは 泥棒なんかのせいじゃない ありがとうなんていらない 優しくしてあげるんだよ でも このこと知ってると言っちゃだめだよ 心配しなくていいよ おもひで泥棒なんていない 心配しなくていいよ おもひで泥棒なんていない おもひで泥棒なんていない |
桜桃(さくらんぼ)泣いてもいいよ こらえなくてもいいよ 幼い頃のように 大きな声あげて 泣いてもいいよ こらえなくてもいいよ どれほどの悲しみも いつかはきっと消えるから 出はじめの桜桃 そっと口に運ぶ君の 桜色の唇から 僕の季節が生まれた 君の笑顔が喜びだった なのに傷つけてしまった 時は色を閉じた 言葉は花冷えの曇り空のように凍えた それでも君は笑おうとしてくれたね 泣いてもいいよ こらえなくてもいいよ どれほどの悲しみも いつかはきっと消えるから 笑えたらいいね 本当に心の底から 最初の頃のように 何の不安もなく 笑えたらいいね 本当に心の底から その胸の苦しみの すべてを洗い流すほど 必ず春はめぐる どんなに寒い冬でも 真白に輝く雪が 陽射しにいつかとけるように 僕が太陽になれるのなら もう一度ふたり手を添えて 小さな種を播いて めぐる春の奇跡を いつか実る桜桃を 君が信じてくれるのなら 泣いてもいいよ こらえなくてもいいよ 幼い頃のように 大きな声あげて 泣いてもいいよ こらえなくてもいいよ どれほどの悲しみも いつかは消えるから 笑えたらいいね 本当に心の底から 最初の頃のように 何の不安もなく 笑えたらいいね 本当に心の底から その胸の苦しみの すべてを洗い流すほど | さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 泣いてもいいよ こらえなくてもいいよ 幼い頃のように 大きな声あげて 泣いてもいいよ こらえなくてもいいよ どれほどの悲しみも いつかはきっと消えるから 出はじめの桜桃 そっと口に運ぶ君の 桜色の唇から 僕の季節が生まれた 君の笑顔が喜びだった なのに傷つけてしまった 時は色を閉じた 言葉は花冷えの曇り空のように凍えた それでも君は笑おうとしてくれたね 泣いてもいいよ こらえなくてもいいよ どれほどの悲しみも いつかはきっと消えるから 笑えたらいいね 本当に心の底から 最初の頃のように 何の不安もなく 笑えたらいいね 本当に心の底から その胸の苦しみの すべてを洗い流すほど 必ず春はめぐる どんなに寒い冬でも 真白に輝く雪が 陽射しにいつかとけるように 僕が太陽になれるのなら もう一度ふたり手を添えて 小さな種を播いて めぐる春の奇跡を いつか実る桜桃を 君が信じてくれるのなら 泣いてもいいよ こらえなくてもいいよ 幼い頃のように 大きな声あげて 泣いてもいいよ こらえなくてもいいよ どれほどの悲しみも いつかは消えるから 笑えたらいいね 本当に心の底から 最初の頃のように 何の不安もなく 笑えたらいいね 本当に心の底から その胸の苦しみの すべてを洗い流すほど |
残照君と二人で旅したあの町 もう僕は帰れない まして誰かと肩を並べて 思い出は作れない けれども君はひとりでもしくは 他の誰かと 幾度もあの場所訪ねただろう 思い出を守るため 女心と君は言い 男心と僕が言う 人と人としてなら それは同じものなのに だからこそ愛し合えるのに 僕らは 君はおそらく別れたあの日の 僕の嘘を見抜いていた それを承知でいつもの笑顔で 思い出を守った 僕が今更みつめているのは そんな君の残照 遠ざかる程あざやかになり 思い出が動いてる 君の好きだったあの店 君に教わったあの歌 どうしていつまでも忘れない 別のしあわせに居るのに 空に描かれた飛行機雲 いつの間にか ほどけて消えた | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 石川鷹彦 | 君と二人で旅したあの町 もう僕は帰れない まして誰かと肩を並べて 思い出は作れない けれども君はひとりでもしくは 他の誰かと 幾度もあの場所訪ねただろう 思い出を守るため 女心と君は言い 男心と僕が言う 人と人としてなら それは同じものなのに だからこそ愛し合えるのに 僕らは 君はおそらく別れたあの日の 僕の嘘を見抜いていた それを承知でいつもの笑顔で 思い出を守った 僕が今更みつめているのは そんな君の残照 遠ざかる程あざやかになり 思い出が動いてる 君の好きだったあの店 君に教わったあの歌 どうしていつまでも忘れない 別のしあわせに居るのに 空に描かれた飛行機雲 いつの間にか ほどけて消えた |
桜紅葉桜は春にだけ 美しいのではない ひともまた然り 月は夜にだけ 美しいのではない ひともまた然り 秋の日の桜紅葉に春の夢 密やかに 生まれています 愛しい人を お守り下さい 晴れの日ばかりが 続くものではない ひともまた然り 雨の日ばかりが 続くものではない ひともまた然り 出会いあり 別れありまた見失い いつの日か 邂逅(めぐりあ)うのです 愛しい人を お守り下さい 生命より大切なものがあること 今更に 思い募ります 愛しい人を お守り下さい お守り下さい | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 河野圭 | 桜は春にだけ 美しいのではない ひともまた然り 月は夜にだけ 美しいのではない ひともまた然り 秋の日の桜紅葉に春の夢 密やかに 生まれています 愛しい人を お守り下さい 晴れの日ばかりが 続くものではない ひともまた然り 雨の日ばかりが 続くものではない ひともまた然り 出会いあり 別れありまた見失い いつの日か 邂逅(めぐりあ)うのです 愛しい人を お守り下さい 生命より大切なものがあること 今更に 思い募ります 愛しい人を お守り下さい お守り下さい |
こころとからだ愛することは楽しいと 大声で歌うひとがいる 愛することは悲しいと 小声で呟くひとがいる どちらも多分 間違いでしょう どちらも多分 本当でしょう 私のこころにも背中合わせの ふたりが 棲んでいる ましてやあなたに 焦がれる夜には からだのままに生きるなら 必ずこころが邪魔になる こころのままに生きるなら いつでもからだが邪魔になる 不思議ですね からだはここで こころはいつも あなたのところへ いつかふたつがひとつに なる日が来るとは 思えなくて なおさらあなたに 焦がれる夜には | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 吉田弥生 | 愛することは楽しいと 大声で歌うひとがいる 愛することは悲しいと 小声で呟くひとがいる どちらも多分 間違いでしょう どちらも多分 本当でしょう 私のこころにも背中合わせの ふたりが 棲んでいる ましてやあなたに 焦がれる夜には からだのままに生きるなら 必ずこころが邪魔になる こころのままに生きるなら いつでもからだが邪魔になる 不思議ですね からだはここで こころはいつも あなたのところへ いつかふたつがひとつに なる日が来るとは 思えなくて なおさらあなたに 焦がれる夜には |
驟雨忘れていた 梔子の香りそよいだ 多分あなたの 心に 気がついていた 受話器置いて 窓をあけて胸をふさいだ 音もなく降る雨の音に 怯えた 何処か遠い町へ行きたい 今すぐ 旅立つ 鳥になりたい そこであなただけを 想って生きよう 水辺に静かに 咲く花のように 忘れていた 梅の実が青く揺らいだ 子供の頃の自分を ふと思い出した 少しだけ 父と母に すまない気がした 音もなく吹く風の音に 疲れた 何処か遠い町へ行きたい 今すぐ 流れる 雲になりたい そこであなただけを 想って生きよう 水辺に静かに 咲く花のように 忘れていた 紫陽花は色を移した 多分あなたの 心に | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 吉田弥生 | 忘れていた 梔子の香りそよいだ 多分あなたの 心に 気がついていた 受話器置いて 窓をあけて胸をふさいだ 音もなく降る雨の音に 怯えた 何処か遠い町へ行きたい 今すぐ 旅立つ 鳥になりたい そこであなただけを 想って生きよう 水辺に静かに 咲く花のように 忘れていた 梅の実が青く揺らいだ 子供の頃の自分を ふと思い出した 少しだけ 父と母に すまない気がした 音もなく吹く風の音に 疲れた 何処か遠い町へ行きたい 今すぐ 流れる 雲になりたい そこであなただけを 想って生きよう 水辺に静かに 咲く花のように 忘れていた 紫陽花は色を移した 多分あなたの 心に |
永遠まで月のしずくをその手に すくえそうな晩は 深く眠りましょう 遅れてきた恋ならそれは きっと長い長い恋になるでしょう 熱くとろける短い恋でなく 時を急ぐ風のよな恋でなく よりそう木漏れ日に道を尋ねる 旅人のようにゆうらゆうら 恋しましょう 永遠までは まだ日は長い 夢の中でも虹の七色が 数えられる夜は眠れない 自分本位の恋の不安を 数えだしたら長い夜になる 傷に怯える短い恋でなく 憧れのよな儚い恋でなく 涯てなく広い海原をたゆとう 木ぎれのようにゆうらゆうら 恋しましょう 永遠までは まだ時間はある 月のしずくをその手に すくえそうな晩は 深く眠りましょう 遅れてきた恋ならそれは きっと長い長い恋になるでしょう | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 月のしずくをその手に すくえそうな晩は 深く眠りましょう 遅れてきた恋ならそれは きっと長い長い恋になるでしょう 熱くとろける短い恋でなく 時を急ぐ風のよな恋でなく よりそう木漏れ日に道を尋ねる 旅人のようにゆうらゆうら 恋しましょう 永遠までは まだ日は長い 夢の中でも虹の七色が 数えられる夜は眠れない 自分本位の恋の不安を 数えだしたら長い夜になる 傷に怯える短い恋でなく 憧れのよな儚い恋でなく 涯てなく広い海原をたゆとう 木ぎれのようにゆうらゆうら 恋しましょう 永遠までは まだ時間はある 月のしずくをその手に すくえそうな晩は 深く眠りましょう 遅れてきた恋ならそれは きっと長い長い恋になるでしょう |
ふたつならんだ星~アルビレオ~美しいものを見るたび あなたを思い出す 惜しみなく私に注ぎ込まれたあなたの愛のことを 初めて海を行く船のように 何も見えない私に 目指すべき星の光になり 私の場所を教えてくれた 闇夜に惑う私には あなたは明るい月 迷いもせず あなたを辿って生きてきた 韓紅と瑠璃色とふたつならんだ星よ その名はアルビレオ美しい星あなたと私の夢 儚いものに出会うたび あなたを思い出す 弱いもののために注ぎ続けた あなたのまなざし 初めて空を飛ぶ鳥のように 何も知らない私に 目指すべき虹の架け橋となり 雲に紛れて守ってくれた 闇夜に迷う私には あなたは優しい星 疑わずに あなたを辿って生きてきた 韓紅と瑠璃色とふたつならんだ星よ その名はアルビレオ美しい星あなたと私の希望 美しいものを見るたび あなたを思い出す 惜しみなく私に注ぎ込まれたあなたの愛のことを | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | 美しいものを見るたび あなたを思い出す 惜しみなく私に注ぎ込まれたあなたの愛のことを 初めて海を行く船のように 何も見えない私に 目指すべき星の光になり 私の場所を教えてくれた 闇夜に惑う私には あなたは明るい月 迷いもせず あなたを辿って生きてきた 韓紅と瑠璃色とふたつならんだ星よ その名はアルビレオ美しい星あなたと私の夢 儚いものに出会うたび あなたを思い出す 弱いもののために注ぎ続けた あなたのまなざし 初めて空を飛ぶ鳥のように 何も知らない私に 目指すべき虹の架け橋となり 雲に紛れて守ってくれた 闇夜に迷う私には あなたは優しい星 疑わずに あなたを辿って生きてきた 韓紅と瑠璃色とふたつならんだ星よ その名はアルビレオ美しい星あなたと私の希望 美しいものを見るたび あなたを思い出す 惜しみなく私に注ぎ込まれたあなたの愛のことを |
LIFEたとえばふらりとお茶でも呼ばれるみたいに この世に生まれ 四方山話に花を咲かせてまたふらりと 帰って行く そんな風に生きられたらいい 喜びや悲しみや生きる痛み 切なさも苦しさもそれはそれとして OH MY LIFE あなたがそばにいる それだけで 他にはなにもいらないと思う たとえばこの世と別れるその日が来たとき 笑えたら良いね 名残は尽きないけどまたいつか会おうねと じゃあまたねって 晴れた日も雨の日も嵐の日も 愛も怨みも悩みも時が経てば 懐かしい微笑みの向こうに繋がるもの OH MY LIFE あなたがそばにいるそれだけで 他にはなにもいらないと思う たとえばふらりとお茶でも呼ばれるみたいに この世に生まれ 四方山話に花を咲かせてまたふらりと じゃあまたね | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | たとえばふらりとお茶でも呼ばれるみたいに この世に生まれ 四方山話に花を咲かせてまたふらりと 帰って行く そんな風に生きられたらいい 喜びや悲しみや生きる痛み 切なさも苦しさもそれはそれとして OH MY LIFE あなたがそばにいる それだけで 他にはなにもいらないと思う たとえばこの世と別れるその日が来たとき 笑えたら良いね 名残は尽きないけどまたいつか会おうねと じゃあまたねって 晴れた日も雨の日も嵐の日も 愛も怨みも悩みも時が経てば 懐かしい微笑みの向こうに繋がるもの OH MY LIFE あなたがそばにいるそれだけで 他にはなにもいらないと思う たとえばふらりとお茶でも呼ばれるみたいに この世に生まれ 四方山話に花を咲かせてまたふらりと じゃあまたね |
白夜の黄昏の光ネナナの町のアイス・クラシックが終わり アラスカに遅い 春が帰るけれど なぜかあなたひとりだけが 帰らない あなたが愛した 北の大地にも ユーコン川を 埋め尽くしながら 鮮やかな魚たちが すぐに帰るのに 楽しそうに氷河の軋む音を語りながら 竜巻のように舞うオーロラを歌うように写した あなたは風のような物語を駆け抜けるように 白夜の黄昏の光の中に帰っていった あなたの残した 美しい写真を いつか懐かしむ 勇気が持てるのかしら ザトウクジラや白熊の親子やツノ鹿やそれから 白い息を吐く あなた自身の笑顔 地の果てと思う どんな土地にでも 必ず人々の 生活がある 誰もがただ一度の かけがえのない生命を生きてる 弱い者には 弱い者なりの 生きる術がきっと あるのだよと あなたの眼差しは どんなときにも暖かだった 何十年かもう少し早く生まれていたら 冒険者はいつの時代も そんな風に呟くのかしら あなたは風のような物語を駆け抜けるように 白夜の黄昏の光の中に帰っていった 極北の大地を 埋め尽くしたカリブー マッキンレーの 山頂を雲がゆく アラスカ鉄道が あなたまでつながればいいのに まだあなたは 夢に来てくれない 人生のブリザードを少しも怖れることなく 自分とは誰なのかを知るために生きぬいて あなたは風のような物語を駆け抜けるように 白夜の黄昏の光の中に帰っていった あなたの残した 美しい写真に 包まれながら 生きているけれど 内緒だけど一番好きな写真はほかの人が撮った 子供とあなたと私の 一枚の笑顔 ネナナの町のアイス・クラシックが終わり アラスカに遅い 春が帰るけれど なぜかあなたひとりだけが 帰らない | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | ネナナの町のアイス・クラシックが終わり アラスカに遅い 春が帰るけれど なぜかあなたひとりだけが 帰らない あなたが愛した 北の大地にも ユーコン川を 埋め尽くしながら 鮮やかな魚たちが すぐに帰るのに 楽しそうに氷河の軋む音を語りながら 竜巻のように舞うオーロラを歌うように写した あなたは風のような物語を駆け抜けるように 白夜の黄昏の光の中に帰っていった あなたの残した 美しい写真を いつか懐かしむ 勇気が持てるのかしら ザトウクジラや白熊の親子やツノ鹿やそれから 白い息を吐く あなた自身の笑顔 地の果てと思う どんな土地にでも 必ず人々の 生活がある 誰もがただ一度の かけがえのない生命を生きてる 弱い者には 弱い者なりの 生きる術がきっと あるのだよと あなたの眼差しは どんなときにも暖かだった 何十年かもう少し早く生まれていたら 冒険者はいつの時代も そんな風に呟くのかしら あなたは風のような物語を駆け抜けるように 白夜の黄昏の光の中に帰っていった 極北の大地を 埋め尽くしたカリブー マッキンレーの 山頂を雲がゆく アラスカ鉄道が あなたまでつながればいいのに まだあなたは 夢に来てくれない 人生のブリザードを少しも怖れることなく 自分とは誰なのかを知るために生きぬいて あなたは風のような物語を駆け抜けるように 白夜の黄昏の光の中に帰っていった あなたの残した 美しい写真に 包まれながら 生きているけれど 内緒だけど一番好きな写真はほかの人が撮った 子供とあなたと私の 一枚の笑顔 ネナナの町のアイス・クラシックが終わり アラスカに遅い 春が帰るけれど なぜかあなたひとりだけが 帰らない |
プラネタリウム君の手に触れた時の プラネタリウムの空の色 暁の中秋無月群青に流れる星の二つ三つ 5億光年離れても超新星残骸空に咲く花 ほら理(イデア)と情(パトス)の狭間で二人の恋が揺れている 茉莉花(ジャスミン)の花が咲いたよ 地中海のほとりで 自由のために生命を投げ出す人がいる ボクラハナニモノ 132億光年 プラネタリウムの空の色 明暗の宙に天つ雁 明星をよぎる影の二羽三羽 5億光年離れても見える星は幾つもあるというのに 2センチより近くても 君は遙か銀河よりも遠い 茉莉花(ジャスミン)の花は咲かない 何故だかこの国では 幸せ疲れで自由が見えなくなったのかな ボクラハナニモノ 君の手に触れた時の プラネタリウムの空の色 暁の中秋無月群青に流れる星の二つ三つ | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | 君の手に触れた時の プラネタリウムの空の色 暁の中秋無月群青に流れる星の二つ三つ 5億光年離れても超新星残骸空に咲く花 ほら理(イデア)と情(パトス)の狭間で二人の恋が揺れている 茉莉花(ジャスミン)の花が咲いたよ 地中海のほとりで 自由のために生命を投げ出す人がいる ボクラハナニモノ 132億光年 プラネタリウムの空の色 明暗の宙に天つ雁 明星をよぎる影の二羽三羽 5億光年離れても見える星は幾つもあるというのに 2センチより近くても 君は遙か銀河よりも遠い 茉莉花(ジャスミン)の花は咲かない 何故だかこの国では 幸せ疲れで自由が見えなくなったのかな ボクラハナニモノ 君の手に触れた時の プラネタリウムの空の色 暁の中秋無月群青に流れる星の二つ三つ |
煌めいてときめいて ときめいて 待っていた 君の笑顔 煌めいて 煌めいて はばたいて 時は今 君の夢は 僕の夢 君が切る風の音が 聞こえる 夢よ もっともっと高く 夢よ もっともっと速く 夢よ もっともっと強く 美しく 明日咲く華よ 君の名を 憧れと呼ぶよ ひたすらに ひたすらに 沸きあがる 君の力 輝いて 輝いて いつまでも 時は今 君の愛は 僕の愛 君が信じた歌が 聴こえる 愛よ もっともっと高く 愛よ もっともっと速く 愛よ もっともっと強く 美しく 夢よ もっともっと高く 夢よ もっともっと速く 夢よ もっともっと強く 美しく 明日咲く華よ 君の名を 永遠と呼ぶよ 憧れと呼ぶよ 永遠と呼ぶよ ときめいて ときめいて 煌めいて 煌めいて | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | ときめいて ときめいて 待っていた 君の笑顔 煌めいて 煌めいて はばたいて 時は今 君の夢は 僕の夢 君が切る風の音が 聞こえる 夢よ もっともっと高く 夢よ もっともっと速く 夢よ もっともっと強く 美しく 明日咲く華よ 君の名を 憧れと呼ぶよ ひたすらに ひたすらに 沸きあがる 君の力 輝いて 輝いて いつまでも 時は今 君の愛は 僕の愛 君が信じた歌が 聴こえる 愛よ もっともっと高く 愛よ もっともっと速く 愛よ もっともっと強く 美しく 夢よ もっともっと高く 夢よ もっともっと速く 夢よ もっともっと強く 美しく 明日咲く華よ 君の名を 永遠と呼ぶよ 憧れと呼ぶよ 永遠と呼ぶよ ときめいて ときめいて 煌めいて 煌めいて |
孤独(ソリティア)部屋には今もあなたの 風が吹いている 想うだけで息がとまる程 深く愛してた ベランダの花の色も レコードの響きも 薄いお酒の氷の溶ける音も あなたを覚えてるのに 私の孤独は 時計の中で あなたの年齢さえ 追い越してしまった 話をするその仕草や 間の取り方から 横顔や煙草の煙の形まで 好きだった 記念日だらけのカレンダー あきれてたあなた でももう赤い日付は増えない それが寂しくて 私の孤独を 縁取るものは 想い出のぬくもりと あなたの居ない音 明日この町を出ると 決めた途端に 壁紙の染みさえ愛しくて 涙がとまらない | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | 部屋には今もあなたの 風が吹いている 想うだけで息がとまる程 深く愛してた ベランダの花の色も レコードの響きも 薄いお酒の氷の溶ける音も あなたを覚えてるのに 私の孤独は 時計の中で あなたの年齢さえ 追い越してしまった 話をするその仕草や 間の取り方から 横顔や煙草の煙の形まで 好きだった 記念日だらけのカレンダー あきれてたあなた でももう赤い日付は増えない それが寂しくて 私の孤独を 縁取るものは 想い出のぬくもりと あなたの居ない音 明日この町を出ると 決めた途端に 壁紙の染みさえ愛しくて 涙がとまらない |
勧酒~さけをすすむ~ギター担いでやって来た あの日のお前を忘れない 焼けた素肌で笑ってた 前歯が白く光ってた 女に持てず金もなく 年中腹を空かしてた いつもあふれる夢だけを 呑んで歌った夜の海 おーっほっほ あれから三十有余年 苦難の道を生き抜いて お互い色々あったけど よくぞ荒波乗り越えた 誰でも歳は取るものだ 淋しい顔はやめておけ 友よグラスを空けたまえ 颯爽堂々胸を張れ あの夏の日のギターの音を いつでも胸に思い出せ どんな時でもお前の味方 おいらは今夜も歌ってる おっほっほっほーい 女子供に流行ったものは 巨人大鵬卵焼き 硬派気取って目もくれず ギター抱えて酒を飲む 末は博士か大臣か お袋の夢が胸を焼く 国を語って夜を明かし 国を憂えて涙した あーっはっは あれから三十有余年 肩まで伸ばした長い髪 今では眉にも届かぬが 心の座敷は拡がった 自分の道に花吹雪 自分で蒔いて歌おうぜ 友よ盃干したまえ 颯爽堂々胸を張れ あの夏の日のギターの音を 決して忘れちゃいけないぞ どんな時でもお前の味方 友よ一緒に歌おうぜ あの夏の日のギターの音を 辛いときこそ信じよう どんな時でもお前の味方 おいらは今夜も歌ってる おっほっほほーい あっはっははーい | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | ギター担いでやって来た あの日のお前を忘れない 焼けた素肌で笑ってた 前歯が白く光ってた 女に持てず金もなく 年中腹を空かしてた いつもあふれる夢だけを 呑んで歌った夜の海 おーっほっほ あれから三十有余年 苦難の道を生き抜いて お互い色々あったけど よくぞ荒波乗り越えた 誰でも歳は取るものだ 淋しい顔はやめておけ 友よグラスを空けたまえ 颯爽堂々胸を張れ あの夏の日のギターの音を いつでも胸に思い出せ どんな時でもお前の味方 おいらは今夜も歌ってる おっほっほっほーい 女子供に流行ったものは 巨人大鵬卵焼き 硬派気取って目もくれず ギター抱えて酒を飲む 末は博士か大臣か お袋の夢が胸を焼く 国を語って夜を明かし 国を憂えて涙した あーっはっは あれから三十有余年 肩まで伸ばした長い髪 今では眉にも届かぬが 心の座敷は拡がった 自分の道に花吹雪 自分で蒔いて歌おうぜ 友よ盃干したまえ 颯爽堂々胸を張れ あの夏の日のギターの音を 決して忘れちゃいけないぞ どんな時でもお前の味方 友よ一緒に歌おうぜ あの夏の日のギターの音を 辛いときこそ信じよう どんな時でもお前の味方 おいらは今夜も歌ってる おっほっほほーい あっはっははーい |
都会暮らしの小さな恋に与える狂詩曲都会の静寂に遠く 誰かピアノ爪弾く ガーシュイン あなたを想うだけで良いのに 少しだけ欲張りになった 遠く離れても 変わらないと決めた 小さなこの恋 生命掛けて守りたい いつもあなたの 心が望む限り 私はそばに居ると誰か伝えてよ どれほど果てしない時が過ぎ去っても あなたを想う心は決して死なないから 都会の夜空遠く 聞こえるラフマニノフの 狂詩曲(ラプソディ) あなたを想うばかりの 一日が今日も緩やかに過ぎる 遠く離れたら 本当は変わった 小さなこの恋 もっと強く育つばかり もしもあなたの 心が望むのなら この生命捧げても 何も惜しくない 嵐の夜も あの雲の上には あなたの月が出ている それは信じてる いつもあなたの 心が望む限り 私はそばに居ると誰か伝えてよ どれほど果てしない時が過ぎ去っても あなたを想う心は永遠(とこしえ)に咲く花 | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | 都会の静寂に遠く 誰かピアノ爪弾く ガーシュイン あなたを想うだけで良いのに 少しだけ欲張りになった 遠く離れても 変わらないと決めた 小さなこの恋 生命掛けて守りたい いつもあなたの 心が望む限り 私はそばに居ると誰か伝えてよ どれほど果てしない時が過ぎ去っても あなたを想う心は決して死なないから 都会の夜空遠く 聞こえるラフマニノフの 狂詩曲(ラプソディ) あなたを想うばかりの 一日が今日も緩やかに過ぎる 遠く離れたら 本当は変わった 小さなこの恋 もっと強く育つばかり もしもあなたの 心が望むのなら この生命捧げても 何も惜しくない 嵐の夜も あの雲の上には あなたの月が出ている それは信じてる いつもあなたの 心が望む限り 私はそばに居ると誰か伝えてよ どれほど果てしない時が過ぎ去っても あなたを想う心は永遠(とこしえ)に咲く花 |
津軽蕭々と吹く風に雪煙 土蜘蛛の如くうずくまる林檎の樹 寂しさに立ち枯れたみちのくの 名も知らぬ木に氷が華と咲く 思えば あなたとの心の道行きは 荒海に 揺蕩二つの小舟の様に 櫂を失くして流されて 行方も知れずあてもなく 引き返すにも進むにも 浮かぶ瀬も無く 滔々とゆく河に泡沫の はじける瞬(いとま)の儚さを 哀しいと言わず愛しいと 答えたあなたの優しさが胸を突く 津軽に訪れる春 まだ遠く 心の道行く先は なお遠く 凍てつく指に耐えかねて ふとあなたの名をくちずさめば 降りしきる雪の彼方から 幽かな海鳴り | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | 蕭々と吹く風に雪煙 土蜘蛛の如くうずくまる林檎の樹 寂しさに立ち枯れたみちのくの 名も知らぬ木に氷が華と咲く 思えば あなたとの心の道行きは 荒海に 揺蕩二つの小舟の様に 櫂を失くして流されて 行方も知れずあてもなく 引き返すにも進むにも 浮かぶ瀬も無く 滔々とゆく河に泡沫の はじける瞬(いとま)の儚さを 哀しいと言わず愛しいと 答えたあなたの優しさが胸を突く 津軽に訪れる春 まだ遠く 心の道行く先は なお遠く 凍てつく指に耐えかねて ふとあなたの名をくちずさめば 降りしきる雪の彼方から 幽かな海鳴り |
凛憧−りんどう−父と共に 城跡から見おろす 夕焼けが好きだった 息を切らす 肩に置かれた 手の体温(ぬくもり)はもっと好きだった ある日父が いつもの気まぐれに 僕を抱きしめたりしたが そのままじっと 声も立てず 静かに泣いたことがあった その朧気な 記憶がいつか 重さを増すと 知るはずもなく 幼い僕は 何か恥ずかしく 崖の淵に咲いた 薄紫の花を じっとみつめていた 早咲きのりんどうと それは あとで 知った 僕が父の 涙を見たのは その一度きりだった 祖母を送り 友を送り その時にも涙は見せなかった あれ程に 可愛がった妹が 嫁ぐと決めた日も ただおだやかな 父の姿に 僕はふと あの日を思い出した 父といえど 男といえど 時のはざまに 落ちる刻(とき)がある 今となれば わかることがあり そっと胸が つまる 花嫁の父が今 少し照れた背中で 娘から花束を 贈られているところ 薄紫の花が じっと見つめていた 遅咲きのりんどうと それは すぐに わかった | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 服部克久 | 父と共に 城跡から見おろす 夕焼けが好きだった 息を切らす 肩に置かれた 手の体温(ぬくもり)はもっと好きだった ある日父が いつもの気まぐれに 僕を抱きしめたりしたが そのままじっと 声も立てず 静かに泣いたことがあった その朧気な 記憶がいつか 重さを増すと 知るはずもなく 幼い僕は 何か恥ずかしく 崖の淵に咲いた 薄紫の花を じっとみつめていた 早咲きのりんどうと それは あとで 知った 僕が父の 涙を見たのは その一度きりだった 祖母を送り 友を送り その時にも涙は見せなかった あれ程に 可愛がった妹が 嫁ぐと決めた日も ただおだやかな 父の姿に 僕はふと あの日を思い出した 父といえど 男といえど 時のはざまに 落ちる刻(とき)がある 今となれば わかることがあり そっと胸が つまる 花嫁の父が今 少し照れた背中で 娘から花束を 贈られているところ 薄紫の花が じっと見つめていた 遅咲きのりんどうと それは すぐに わかった |
心にスニーカーをはいて何かに追われて あなたはとても疲れてる よそゆきの服を 無理矢理心に着込んでる 失くした夢を数えるより 生まれて来る夢を抱いて 笑うほうが似合ってる あなたはあなたでいて欲しい 心にスニーカーをはいて 飾らない言葉で抱きしめて 素顔のままで充分な程 あなたは あたたかい 何かを求めて あなたはとても疲れてる 「幸せ」は欲しいけど「幸せに似たもの」はいらない 真空パックのまごころや インスタントの愛だなんて そんなものいらない あなたはあなたでいて欲しい 心にスニーカーをはいて 飾らない言葉で抱きしめて 素顔のままで充分な程 あなたは あたたかい 心にスニーカーをはいて 飾らない言葉で抱きしめて 素顔のままで充分な程 あなたは あたたかい 心にスニーカーをはいて 飾らない言葉で抱きしめて 素顔のままで充分な程 あなたは あたたかい | さだまさし | さだまさし | さだまさし | | 何かに追われて あなたはとても疲れてる よそゆきの服を 無理矢理心に着込んでる 失くした夢を数えるより 生まれて来る夢を抱いて 笑うほうが似合ってる あなたはあなたでいて欲しい 心にスニーカーをはいて 飾らない言葉で抱きしめて 素顔のままで充分な程 あなたは あたたかい 何かを求めて あなたはとても疲れてる 「幸せ」は欲しいけど「幸せに似たもの」はいらない 真空パックのまごころや インスタントの愛だなんて そんなものいらない あなたはあなたでいて欲しい 心にスニーカーをはいて 飾らない言葉で抱きしめて 素顔のままで充分な程 あなたは あたたかい 心にスニーカーをはいて 飾らない言葉で抱きしめて 素顔のままで充分な程 あなたは あたたかい 心にスニーカーをはいて 飾らない言葉で抱きしめて 素顔のままで充分な程 あなたは あたたかい |
通りゃんせ通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの細道じゃ 天神さまの細道じゃ ちっと通して くだしゃんせ ご用の無いもの通しゃせぬ この子の七つのお祝に おふだをおさめにまいります いきはよいよい 帰りはこわい こわいながらも 通りゃんせ 通りゃんせ | さだまさし | わらべうた・補作詞:本居長世 | わらべうた | 渡辺俊幸 | 通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの細道じゃ 天神さまの細道じゃ ちっと通して くだしゃんせ ご用の無いもの通しゃせぬ この子の七つのお祝に おふだをおさめにまいります いきはよいよい 帰りはこわい こわいながらも 通りゃんせ 通りゃんせ |
茨にもきっと花咲くおめでとう 旅立ちだね 若い分きっと辛い道のりだろう 負けないで負けないで負けないで 意地を張って無理などし過ぎないように 季節(とき)は今 君はあの若緑色に 眩しく染まりながら歩いてゆく 君の征く茨の道に祝杯を挙げよう 転んでも笑って立ち上がれるよう おめでとう 旅立ちだね 忘れないで 茨にもきっと花咲く おめでとう 旅立ちだね 下手くそで良い君だけの道を征け 挫けるな挫けるな挫けるな 次に会うとき君は今より素敵だろう いつまでも自分を若いと思わぬよう いつまでも心は若く居られるよう いつか花を懐かしむとき 信じたその道を 自分で褒めることが出来るよう おめでとう 旅立ちだね 信じて良い 茨にもいつか花咲く おめでとう 旅立ちだね 忘れないで 茨にもきっと花咲く | さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし・渡辺俊幸 | おめでとう 旅立ちだね 若い分きっと辛い道のりだろう 負けないで負けないで負けないで 意地を張って無理などし過ぎないように 季節(とき)は今 君はあの若緑色に 眩しく染まりながら歩いてゆく 君の征く茨の道に祝杯を挙げよう 転んでも笑って立ち上がれるよう おめでとう 旅立ちだね 忘れないで 茨にもきっと花咲く おめでとう 旅立ちだね 下手くそで良い君だけの道を征け 挫けるな挫けるな挫けるな 次に会うとき君は今より素敵だろう いつまでも自分を若いと思わぬよう いつまでも心は若く居られるよう いつか花を懐かしむとき 信じたその道を 自分で褒めることが出来るよう おめでとう 旅立ちだね 信じて良い 茨にもいつか花咲く おめでとう 旅立ちだね 忘れないで 茨にもきっと花咲く |
やさしい歌になりたい東へ流れて行く はぐれ雲を見送り 遠い町で暮らしてる あなたを想う 寂しいとも言えずに 独り膝を抱えて 今頃どんな歌を 歌うのだろう ふるさとの夢を 歌う日もあるだろう 恋しい人の名を 呟く日もあるだろう 時々わたしのことを 想い出しておくれ 春の日も秋の日も あなたを想っているよ 傷つき辛い時に 黙って隣りにいて それだけで暖かい そんな歌になりたい 北の空へと帰る はぐれた鳥が一羽 一声啼いて飛ぶよ ふるさとは遠い 父のくれた時計は 胸で時を刻むよ 母のくれた夢はまだ 胸に熱いよ 強い夢ならば いつかは叶うだろう 遠い道のりでも いつかは届くだろう 寄せては返す波に 今日も願っている いつの日かあなたが しあわせになるようにと 切なく苦しい時に 黙って隣りにいて それだけで暖かい そんな歌になりたい 孤独で悲しい時に 黙って隣りにいて それだけで暖かい そんな人になりたい | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 東へ流れて行く はぐれ雲を見送り 遠い町で暮らしてる あなたを想う 寂しいとも言えずに 独り膝を抱えて 今頃どんな歌を 歌うのだろう ふるさとの夢を 歌う日もあるだろう 恋しい人の名を 呟く日もあるだろう 時々わたしのことを 想い出しておくれ 春の日も秋の日も あなたを想っているよ 傷つき辛い時に 黙って隣りにいて それだけで暖かい そんな歌になりたい 北の空へと帰る はぐれた鳥が一羽 一声啼いて飛ぶよ ふるさとは遠い 父のくれた時計は 胸で時を刻むよ 母のくれた夢はまだ 胸に熱いよ 強い夢ならば いつかは叶うだろう 遠い道のりでも いつかは届くだろう 寄せては返す波に 今日も願っている いつの日かあなたが しあわせになるようにと 切なく苦しい時に 黙って隣りにいて それだけで暖かい そんな歌になりたい 孤独で悲しい時に 黙って隣りにいて それだけで暖かい そんな人になりたい |
SUNDAY PARK公園のベンチで僕は 過ぎた愛の哀しさを数える ひとりそんな午後 子供はブランコの順番 争い 所詮 僕の愛も それと同じ重みかしら 別れた人の横顔を 思い出せば いつも涙顔 SUNDAY PARK 年老いた人が 菩提樹の葉陰で 居眠りしながら 涙ぐむ 足元に新聞紙 子供はブランコに飽きて 次の遊びに 駆け出したあとには 鳩が舞い立つ 晴れた午後には こんな密かな 哀しみ方があっても いいだろう SUNDAY PARK SUNDAY PARK SUNDAY PARK | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | 公園のベンチで僕は 過ぎた愛の哀しさを数える ひとりそんな午後 子供はブランコの順番 争い 所詮 僕の愛も それと同じ重みかしら 別れた人の横顔を 思い出せば いつも涙顔 SUNDAY PARK 年老いた人が 菩提樹の葉陰で 居眠りしながら 涙ぐむ 足元に新聞紙 子供はブランコに飽きて 次の遊びに 駆け出したあとには 鳩が舞い立つ 晴れた午後には こんな密かな 哀しみ方があっても いいだろう SUNDAY PARK SUNDAY PARK SUNDAY PARK |
ちからをくださいちからをください どうぞちからをください 大切な人を護るため もっともっともっともっともっと ちからをください 大切な笑顔があります 大切な心があります 大切な未来があります 大切な夢があります 小さなこの手であなたを支え 自分を支えるささやかな ちからをください どうぞちからをください 大切な人を護るため もっともっともっともっともっと ちからをください 護りたい生命があります 護りたい町があります 護りたい約束があります 護りたい全てのことを 悲しいこの手で抱きしめながら あなたの笑顔を護るため ちからをください どうぞちからをください 大切な人を護るため もっともっともっともっともっと ちからをください もっともっともっともっともっと ちからをください | さだまさし | さだまさし | さだまさし | さだまさし | ちからをください どうぞちからをください 大切な人を護るため もっともっともっともっともっと ちからをください 大切な笑顔があります 大切な心があります 大切な未来があります 大切な夢があります 小さなこの手であなたを支え 自分を支えるささやかな ちからをください どうぞちからをください 大切な人を護るため もっともっともっともっともっと ちからをください 護りたい生命があります 護りたい町があります 護りたい約束があります 護りたい全てのことを 悲しいこの手で抱きしめながら あなたの笑顔を護るため ちからをください どうぞちからをください 大切な人を護るため もっともっともっともっともっと ちからをください もっともっともっともっともっと ちからをください |
CONGRATULATIONS事件と生理は忘れた頃訪れる 実は突然あの娘が嫁にゆくという そもそもあの娘は俺達の憧れで 例え自分が死んでも一緒に死のうと思ってた それを馬の骨に 掠め盗られるなんて かなりゆゆしき事態 許すまじ暴力 順番守れと 社会正義の炎 仲間は集い怒りうろたえた (Congratulations) その時誰かふとつぶやいた (Congratulations) 一番大切な事がある (Congratulations) もしもあの娘がそれを選んで 幸せになるなら それが何より あの娘が白いヴェールに包まれて おだやかな日射しの階段降りてくる いつもの笑顔の頬に涙が光る 仲間はみんなハンカチを出して欠伸する やい馬の骨 俺達は先程 キャンセル待ちの順を あみだくじで決めたんだ 虎視眈眈と 狙うぞ幸せ者 そこの処日記に書いておけ (Congratulations) しっかり頼んだぞ馬の骨 (Congratulations) こうなったらお前だけが頼り (Congratulations) これから俺達はやけ酒だ もしも悩んだ時は相談しろよ (Congratulations) 一番大切な事がある (Congratulations) もしも二人がそれを選んで (Congratulations) 幸せになってくれるのなら どんな事より それが何より | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | 事件と生理は忘れた頃訪れる 実は突然あの娘が嫁にゆくという そもそもあの娘は俺達の憧れで 例え自分が死んでも一緒に死のうと思ってた それを馬の骨に 掠め盗られるなんて かなりゆゆしき事態 許すまじ暴力 順番守れと 社会正義の炎 仲間は集い怒りうろたえた (Congratulations) その時誰かふとつぶやいた (Congratulations) 一番大切な事がある (Congratulations) もしもあの娘がそれを選んで 幸せになるなら それが何より あの娘が白いヴェールに包まれて おだやかな日射しの階段降りてくる いつもの笑顔の頬に涙が光る 仲間はみんなハンカチを出して欠伸する やい馬の骨 俺達は先程 キャンセル待ちの順を あみだくじで決めたんだ 虎視眈眈と 狙うぞ幸せ者 そこの処日記に書いておけ (Congratulations) しっかり頼んだぞ馬の骨 (Congratulations) こうなったらお前だけが頼り (Congratulations) これから俺達はやけ酒だ もしも悩んだ時は相談しろよ (Congratulations) 一番大切な事がある (Congratulations) もしも二人がそれを選んで (Congratulations) 幸せになってくれるのなら どんな事より それが何より |
地平線ひとしずくの雨が いつか海になる そんな風に愛を育ててゆけ 地平線から朝日が昇るように 君は しあわせになれ 言葉少なに 君は大切な恋を語る 君のその唇は つつましく紅に染まる どこか眩しそうに まばたいた黒い瞳は 不安と喜びと とまどいの重なり合う色 君に贈るのは 君の中の勇気 いいかい答は いつも心の中にある はばたく鳥が蒼空に消えてゆく そんな風に君は旅立ってゆく 季節の花が静かに薫るように 君は大人になる 君はいくつかの傷を隠して強く笑う 後れ毛は風に揺れてそっと痛みをかばう どこか遠くへと耳を澄ます君に聴こえる 過去と未来とがきしむ刹那の現在そのもの 君に贈るのは 君の中の勇気 いいかい答は いつも心の中にある 山で生まれた霧がほら雲になる 悲しみもいつの日か雲になる 吹き抜ける風が季節を運ぶように 君は笑顔になれ ひとしずくの雨が いつか海になる そんな風に愛を育ててゆけ 地平線から朝日が昇るように 君は しあわせになれ | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | ひとしずくの雨が いつか海になる そんな風に愛を育ててゆけ 地平線から朝日が昇るように 君は しあわせになれ 言葉少なに 君は大切な恋を語る 君のその唇は つつましく紅に染まる どこか眩しそうに まばたいた黒い瞳は 不安と喜びと とまどいの重なり合う色 君に贈るのは 君の中の勇気 いいかい答は いつも心の中にある はばたく鳥が蒼空に消えてゆく そんな風に君は旅立ってゆく 季節の花が静かに薫るように 君は大人になる 君はいくつかの傷を隠して強く笑う 後れ毛は風に揺れてそっと痛みをかばう どこか遠くへと耳を澄ます君に聴こえる 過去と未来とがきしむ刹那の現在そのもの 君に贈るのは 君の中の勇気 いいかい答は いつも心の中にある 山で生まれた霧がほら雲になる 悲しみもいつの日か雲になる 吹き抜ける風が季節を運ぶように 君は笑顔になれ ひとしずくの雨が いつか海になる そんな風に愛を育ててゆけ 地平線から朝日が昇るように 君は しあわせになれ |
夢ばかりみていたいつも夢ばかりみてた 子供の頃から 風に誘われ空に憧れ 海に恋してた どんなに辛い時も あきらめなかった 宝島やトム・ソーヤ、ピーターパン みんな仲間だった 君の夢は 元気でいますか 今も地平の果てを にらんでいますか いつしか時は過ぎて 大人になっても 僕の夢はまだ星空みつめて 今も咲いてる | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 渡辺俊幸 | いつも夢ばかりみてた 子供の頃から 風に誘われ空に憧れ 海に恋してた どんなに辛い時も あきらめなかった 宝島やトム・ソーヤ、ピーターパン みんな仲間だった 君の夢は 元気でいますか 今も地平の果てを にらんでいますか いつしか時は過ぎて 大人になっても 僕の夢はまだ星空みつめて 今も咲いてる |
桜桜咲くラプソディ駄目でもいいじゃん 雨でもいいじゃん 明日晴れたらもうそれだけでいいじゃん 欲張ったら駄目 諦めたら駄目 元気ならばもうそれだけでいいじゃん 辛いときは多分 沈み込む気分 今日は今日の明日は明日の風が吹く時分 焦ったら負け 怒っても負け 生きていればいつかきっとチャンスは来る 季節(とき)の花は咲く季節を忘れない 君も僕もやがてきっと季節が来る そう 冬が過ぎて 梅が咲いて 辛夷咲いて 春が来たら らら 桜桜咲くラプソディ 時々はいいじゃん だらけてもいいじゃん 明日はちゃんと戻れたらばそれだけでいいじゃん 突っ張っちゃ駄目 引っ込んでも駄目 元気ならばもうそれだけでいいじゃん 人は誰も多分 間違うよ自分 失敗して傷ついて反省して十分 泣いたら負け 捨てても負け 生きていればいつかきっとチャンスは来る 渡り鳥は渡る時を忘れない 君も僕もやがて飛べる日が来る そう 夏が過ぎて 秋が過ぎて 冬が過ぎて 春が来たら らら 桜桜咲くラプソディ 季節の花は咲く季節を忘れない 君も僕もやがてきっと季節が来る そう 冬が過ぎて 梅が咲いて 辛夷咲いて 春が来たら らら 桜桜咲くラプソディ らら 桜桜咲くラプソディ らら 桜桜咲くラプソディ | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | 駄目でもいいじゃん 雨でもいいじゃん 明日晴れたらもうそれだけでいいじゃん 欲張ったら駄目 諦めたら駄目 元気ならばもうそれだけでいいじゃん 辛いときは多分 沈み込む気分 今日は今日の明日は明日の風が吹く時分 焦ったら負け 怒っても負け 生きていればいつかきっとチャンスは来る 季節(とき)の花は咲く季節を忘れない 君も僕もやがてきっと季節が来る そう 冬が過ぎて 梅が咲いて 辛夷咲いて 春が来たら らら 桜桜咲くラプソディ 時々はいいじゃん だらけてもいいじゃん 明日はちゃんと戻れたらばそれだけでいいじゃん 突っ張っちゃ駄目 引っ込んでも駄目 元気ならばもうそれだけでいいじゃん 人は誰も多分 間違うよ自分 失敗して傷ついて反省して十分 泣いたら負け 捨てても負け 生きていればいつかきっとチャンスは来る 渡り鳥は渡る時を忘れない 君も僕もやがて飛べる日が来る そう 夏が過ぎて 秋が過ぎて 冬が過ぎて 春が来たら らら 桜桜咲くラプソディ 季節の花は咲く季節を忘れない 君も僕もやがてきっと季節が来る そう 冬が過ぎて 梅が咲いて 辛夷咲いて 春が来たら らら 桜桜咲くラプソディ らら 桜桜咲くラプソディ らら 桜桜咲くラプソディ |
秘密きみにはじめて くちづけたのは 夏の手前の 俄雨のあと 草の匂いを 運ぶ風と 明日から来る 夏休みの校舎 何処か遠くで 梅雨の終わりの 雷の音が 聞こえた気がして 耳を澄ませば きみと ぼくの 胸の鼓動 それとも全て 夢 きらめく一瞬の ときめきを残して きみは 気まぐれな風のように ふいに消え去り ぼくは 初めての秘密を抱いて独り 立ちつくしていた 午後 次に会えたら どんな風に 振る舞えばいいか 長い休みを 気もそぞろに やがて香る 秋風に 尋ねつづけてた日々 第二学期に けれどもきみは 帰らなかった ぼくの隣の きみの机の 広さがぼくの 宇宙を呑み込んだようで きらめく一瞬の ときめきを残して きみは 気まぐれな風のように ふいに消え去り ぼくは 初めての秘密を抱いて独り 立ちつくしていた 秋 きみの名前を 胸の奥で 呟いたとき こみ上げる想いに 涙あふれて 秘密は 永遠に 閉じた きみにはじめて くちづけたのは | さだまさし | さだまさし | さだまさし | 倉田信雄 | きみにはじめて くちづけたのは 夏の手前の 俄雨のあと 草の匂いを 運ぶ風と 明日から来る 夏休みの校舎 何処か遠くで 梅雨の終わりの 雷の音が 聞こえた気がして 耳を澄ませば きみと ぼくの 胸の鼓動 それとも全て 夢 きらめく一瞬の ときめきを残して きみは 気まぐれな風のように ふいに消え去り ぼくは 初めての秘密を抱いて独り 立ちつくしていた 午後 次に会えたら どんな風に 振る舞えばいいか 長い休みを 気もそぞろに やがて香る 秋風に 尋ねつづけてた日々 第二学期に けれどもきみは 帰らなかった ぼくの隣の きみの机の 広さがぼくの 宇宙を呑み込んだようで きらめく一瞬の ときめきを残して きみは 気まぐれな風のように ふいに消え去り ぼくは 初めての秘密を抱いて独り 立ちつくしていた 秋 きみの名前を 胸の奥で 呟いたとき こみ上げる想いに 涙あふれて 秘密は 永遠に 閉じた きみにはじめて くちづけたのは |