三枝成章・溝口肇編曲の歌詞一覧リスト 10曲中 1-10曲を表示
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
---|---|---|---|---|---|
サラダ記念日渡辺典子 | 渡辺典子 | 俵万智 | 三枝成章 | 三枝成章・溝口肇 | 「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 砂浜を歩きながらの口づけを午後五時半の富士が見ている 「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ また電話しろよと言って受話器置く君に今すぐ電話をしたい 気がつけば君の好める花模様ばかり手にしている試着室 この部屋で君と暮していた女(ひと)の髪の長さを知りたい夕べ 明日まで一緒にいたい心だけホームに置いて乗る終電車 愛人でいいのとうたう歌手がいて言ってくれるじゃないのと思う 今あなた仕事のことを考えていたのね「え? ああ」なんて答える 「俺は別にいいよ」って何がいいんだかわからないままうなずいてる 「平凡な女でいろよ」激辛のスナック菓子を食べながら聞く 「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの ハンバーガーショップの席を立ち上がるように男を捨ててしまおう 愛してる愛してない花びらの数だけ愛があればいいのに 男というボトルをキープすることの期限が切れて今日は快晴 |
モーニングコール渡辺典子 | 渡辺典子 | 俵万智 | 三枝成章 | 三枝成章・溝口肇 | ダウンタウンボーイの歌を聴きながらミルク飲む朝 君に会いたいし いつもより一分早く駅に着く 一分君のこと考える 君の香の残るジャケットそっと着てジェームス・ディーンのポーズしてみる 新しき恋はあらぬか求めてもおらぬ夕べにつぶやいてみる モーニングコールのあとのフランスパン一段とばしに昇れ階段 |
夏の船渡辺典子 | 渡辺典子 | 俵万智 | 三枝成章 | 三枝成章・溝口肇 | ゆっくりと大地めざめてゆくように動きはじめている夏の船 デッキにはそれぞれの風それぞれの話しかけられたくない時間 今日までに私がついた嘘なんてどうでもいいよというような海 大陸を西へ西へと行く列車 海を見たがる目を閉じている ひまわりの黄色をいくつかちりばめてシルクロードへ続くこの道 楊貴妃の住まいを見れば吾のために池掘る男一人は欲しい 幼な子の吐息のようなさざ波を浮かべておりぬ真夏の黄河 |
いつもアメリカン渡辺典子 | 渡辺典子 | 俵万智 | 三枝成章 | 三枝成章・溝口肇 | 注文はいつも二つのアメリカン 相思相殺かもしれないね もうそこにサヨナラという語があって一問一答式の夕暮れ 愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人 「スペインに行こうよ」風の坂道を駆けながら言う行こうと思う |
待ち人ごっこ渡辺典子 | 渡辺典子 | 俵万智 | 三枝成章 | 三枝成章・溝口肇 | コーヒーのかくまで香る食卓に愛だけがある人生なんて 泣いている我に驚く我もいて恋は静かに終ろうとする いい男(ヤツ)と結婚しろよと言っといて我を娶らぬヤツの口づけ 見送りてのちにふと見る歯みがきのチューブのへこみ今朝新しき 冷えてゆく心最後に少しだけ熱くなったか別れの場面(シーン) 約束のない一日を過ごすため一人で遊ぶ「待ち人ごっこ」 わけもなく旅立つ人を追いきれずかわりばえせぬ我の日常 吾を捨ててゆく人が吾の写真など真面目に撮っている夕まぐれ いい男(ヤツ)と結婚しろよと言っといて我を娶らぬヤツの口づけ ガーベラの首を両手で持ちあげておまえ一番好きなのは誰 |
八月の朝渡辺典子 | 渡辺典子 | 俵万智 | 山木康世 | 三枝成章・溝口肇 | この曲と決めて海岸沿いの道とばす君なり「ホテルカリフォルニア」 空の青海のあおさのその間(あわい)サーフボードの君を見つめる オレンジの空の真下の九十九里モノクロームの君に寄り添う 左手で吾の指ひとつひとつずつさぐる仕草は愛かもしれず 沈黙ののちの言葉を選びおる君のためらいを楽しんでおり 寄せ返す波のしぐさの優しさにいつ言われてもいいさようなら 一年は短いけれど一日は長いと思っている誕生日 生ビール買い求めいる君の手をふと見るそしてつくづくと見る 「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ 「また電話しろよ」「待ってろ」いつもいつも命令形で愛を言う君 君を待つ土曜日なりき待つという時間を食べて女は生きる 「じゃあな」という言葉いつもと変らぬに何か違っている水曜日 同じもの見つめていしに吾と君の何かが終ってゆく昼下り この時間君の不在を告げるベルどこで飲んでる誰と酔ってる 吾をさらいエンジンかけた八月の朝をあなたは覚えているか |
風になる渡辺典子 | 渡辺典子 | 俵万智 | 溝口肇 | 三枝成章・溝口肇 | 時速80 君の背中で風になるつながっている腕だけが今 やみくもに我を愛する人もいて似てもにつかぬ我を愛する 手紙には愛あふれたりその愛は消印の日のそのときの愛 きみのため空白なりし手帳にも予定を入れぬ鉛筆書きで ただ君の部屋に音をたてたくてダイヤル回す木曜の午後 鳴り続くベルよ不在も手がかりの一つと思えばいとおしみ聴く 何してる? ねぇ今何を思ってる? 問いだけがある恋は亡骸 あなたにはあなたの土曜があるものね 見て見ぬふりの我の土曜日 書き終えて切手を貼ればたちまちに返事を待って時流れだす 鳴り続くベルよ不在も手がかりの一つと思えばいとおしみ聴く 真青なる太陽昇れ秋という季節に君を失う予感 |
元気でね渡辺典子 | 渡辺典子 | 俵万智 | 山木康世 | 三枝成章・溝口肇 | 金曜の六時に君と会うために始まっている月曜の朝 思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花 「平凡な女でいろよ」激辛のスナック菓子を食べながら聞く 愛告げてしまいたけれどもう少し安全地帯を離れておかん ハンカチを忘れてしまった一日のような二人のコーヒータイム 駅員の「お疲れサマ」という言葉微妙に届く心の疲れ 「元気でね」マクドナルドの片隅に最後の手紙を書きあげており この坂を越えれば海へ続く道 黄色の信号するりと抜ける |
たそがれ横丁渡辺典子 | 渡辺典子 | 俵万智 | 溝口肇 | 三枝成章・溝口肇 | 夕焼けてゆく速度にてコロッケが肉屋の奥で揚がり始める 五百円札のうす青色の中キャベツが笑う<たそがれ横丁> |
路地裏の猫渡辺典子 | 渡辺典子 | 俵万智 | 溝口肇 | 三枝成章・溝口肇 | 朝刊のようにあなたは現われてはじまりという言葉かがやく やさしいね陽のむらさきに透けて咲く去年の秋を知らぬコスモス 「おやすみ」をあなたに言ってもう今日は鳴らなくていい電話と思う 明日会う約束をしてこんなにも静かに落ちる眠りのみどり 駅までのいつもの道のまがり角そよりとポストに近づく一人 今我を待たせてしまっている君の胸の痛みを思って待とう 隅田川に冬のはじめの風吹いて緊張している土手の草々 白猫と目が合っている路地の裏 時の割れ目と思う下町 |
全1ページ中 1ページを表示
|