2024年10月2日に“みゆな”が新曲「あなたに抱きしめて」をリリースしました。同曲は、飯豊まりえが主演のドラマ『オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~Season2』主題歌です。みゆなの繊細で美しくも力強さを感じる歌声が、ドラマをより一層盛り上げ、その世界観で多くの人を魅了させる楽曲になっております。
さて、今日のうたではそんな“みゆな”による歌詞エッセイを2週連続でお届け!今回は第1弾。綴っていただいたのは、新曲「あなたに抱きしめて」にまつわるお話です。誰かに抱きしめられたとき、それがもたらす影響とは。そもそもなぜひとは「抱きしめられたい」と思うのか…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。
◆紹介曲「あなたに抱きしめて」
作詞:みゆな
作曲:みゆな
人は好きな人に抱きしめられるとストレス軽減、免疫力の向上、血圧の安定、オキシトシンやエンドルフィンの分泌促進など、心身的に良い効果をもたらすのだが、 知らない人に抱きしめられると、アドレナリンの分泌、コルチゾールの上昇など、本能的な反応で自己防衛をするらしい。
ということは、抱きしめられたら瞬時に「好きな人」「知らない人」など脳の指示によって、人にもたらす影響そのものが変わってくる(不思議だなあ)。
抱きしめてもらいたいと思うのは、不安、寂しさ、人の温かみが欲しいという感情が生まれる時だけではなく、強い意志を持った時、最後に一押しをしてもらいたい時などにもある(円陣を組むのもそういうことなのだと思う)。
この楽曲に登場する<私>は後者の方を想像しながら書いた。ドラマ『オクトー』の主題歌に選んでいただいたからこそ、主人公・心野朱梨とリンクする歌詞を書きたかった。
『オクトー』すごく面白い。
映画、ドラマ、本などの感想を「面白い」っていう人は苦手だ。
面白いって何だ?
笑っちゃう面白さなのか、
話の流れが面白いのか、
恐怖を楽しむ面白いなのか。
「面白い」と言われると、自分が今まで面白いと思ったもの(ジャンル)に当てはめてしまうから、実際見た時にちょっと違うと思ってしまう感じがすごく苦手だ。
だけど、このドラマは誰が見ても面白いと思えるだろう。だから苦手な表現をあえて使わせてもらいました。
素敵なドラマの主題歌に選んでいただけたこと、とても嬉しいです。
「あなたに抱きしめて」よろしくお願いします!
ps.
今回も二週に分けてお届けできるということで、来週は少し小説の様な小説じゃない様なものを書こうか、制作エピソードにしようか悩んでいます。来週も楽しみにしていただけると嬉しいです。
<みゆな>
◆紹介曲「あなたに抱きしめて」
作詞:みゆな
作曲:みゆな