白組は、まさに今年を代表するアーティストが揃って初出場を決めた。まず、auのCMで浦島太郎として披露した「海の声」が国民的大ヒット曲となった＜桐谷健太＞は、ついに紅白の舞台でその歌声をお茶の間へ届ける。尚、現在“「海の声」を桐谷健太と一緒に歌いたい！”という方々を募集しており、紅白では一夜限りの『海の声〜みんなの海の声バージョン〜』で魅せてくれるようだ。また、リズムネタ「PERFECT HUMAN」で再燃したオリエンタルラジオの2人によるユニット＜RADIO FISH＞は、お笑いの枠を超えて歌手として登場。そしてこちらも前代未聞のスペシャル企画として“RADIO FISHと一緒に踊りたい！”という方々を募集中。どちらのアーティストも、今回の紅白の【夢を歌おう】というテーマにふさわしい、視聴者の“夢”も叶えるステージで会場を盛り上げてくれるに違いない。

　紅組は昨年、CDヒットの常連組落選でSNSに驚きの声が上がっていたが、今年もその名は見られなかった。一方で、＜AI＞や＜絢香＞といった女性ソロシンガーが復活！また、初出場枠としては、デビュー20周年の＜PUFFY＞や、1976年に歌手デビューし、40周年の＜大竹しのぶ＞といったベテランアーティストがどのような楽曲を披露してくれるのか楽しみである。さらにAKB48グループ(AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48)はグループ初のスペシャル企画に挑戦。何と今年紅白のステージに立つことができるのは、全300人以上のメンバーから48人のみ。そのメンバーを、日本全国の視聴者が投票により選ぶという内容だ。果たしてどのメンバーが“夢”のステージに立つことが出来るのか…、こちらも見どころの一つとなるだろう。

　今回の紅白は、マンネリ脱却のためか、常連の紅白名物歌手たちが姿を消した。＜細川たかし＞は、自ら卒業を発表。また出場40回を目前にしていた＜和田アキ子＞をはじめ、＜伍代夏子＞、＜藤あや子＞、＜小林幸子＞らの名前も見られなかった。今年はド派手なビッグ衣装も、“あの鐘”を鳴らす迫力の歌声も聴くことが出来ないと思うと、少し残念だ。しかしNHKは【夢を歌おう】をテーマに、節目の第70回＆オリンピックイヤーに向けた“4ヵ年計画”を掲げており、世代交代はさらに加速していくと見られている。また、12月31日をもって解散予定の＜SMAP＞には最後の最後まで出演のオファーを続けていくとのこと。彼らのラストステージは『SMAP×SMAP』が有力とも言われているが、果たして紅白への出場はあるのだろうか…。