ボトルの底にほんのわずか
酒をのこしてあのひと消えた
さよならだけが人生と
どこかできいたような台詞がくせで
酔えばもたれてくる肩が
恋しい止り木 影ひとつ
考えてみりゃ去年からの
けっこう長いつきあいだった
一度も好きと云えぬまゝ
お互い遠いとこで惚れあっていた
酔えばやっぱり演歌だと
歌った止り木 影ひとつ
いまごろ北國(きた)は冬のさなか
吹雪まじりの景色が浮かぶ
ひとあし早くこの街に
春だけやってきてもわたしは寒い
酔えば瞼で旅をする
女の止り木 影ひとつ
酒をのこしてあのひと消えた
さよならだけが人生と
どこかできいたような台詞がくせで
酔えばもたれてくる肩が
恋しい止り木 影ひとつ
考えてみりゃ去年からの
けっこう長いつきあいだった
一度も好きと云えぬまゝ
お互い遠いとこで惚れあっていた
酔えばやっぱり演歌だと
歌った止り木 影ひとつ
いまごろ北國(きた)は冬のさなか
吹雪まじりの景色が浮かぶ
ひとあし早くこの街に
春だけやってきてもわたしは寒い
酔えば瞼で旅をする
女の止り木 影ひとつ
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