ノクターン

夢の合間に思い出を浮かべ
寒い窓辺で今日も月を見てる

かざした指先に星が降った
白い息を吐いて少し肩を震わす

心の中が晴れ渡ってくように
君が隣に居てくれた時には
同じ風景でも違って見えた

胸の奥には閉じ込めた日々が
そんな自分を今日も月が見てる

かざした指先に風が舞った
静けさが今でも部屋の空気に溶ける

遠い空から光が射すように
君が隣に居てくれた時には
悲しい事全部忘れられた

君の輪郭、確かな感触を
細い希望で今も手繰り寄せる
揺らいだ視界には笑う君が…
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