天命燃ゆ

風よ 生命が
欲しいと泣いた 北の空
生まれた日から 戦う男(ひと)を
守れるならば捧げます

水にはらはら 桜はらはら
あなたへ流れたい 千曲川
胸にしんしん 女しんしん
抱いて散らされたい
仰げば天空(そら)に 真綿の雲が
駆け渡る 越後は春

瞳 閉じれば
霧の向こうに 信濃路が
男の夢を 知らずにいたら
ただすがりつき泣きますか

酔いにほろほろ 涙ほろほろ
狂って乱れたい 春日山
情がひらひら 女ひらひら
あなた行くのですか
大地に眠る 華があなたの
胸に咲く その日を待つ

添えぬ運命(さだめ)が 修羅の道なら
心を祈ります 毘沙門天(びしゃもんてん)
肌にじんじん 愛がじんじん
あなた感じますか
仰げば天空(てん)に真綿の雲が
駆け渡る 越後は春
×