好きなひとの嫌いなとこ

好きなひとの好きなものを 大事に思いたいけど
あの娘だけはどうしても 好きになれないの

とびきりの優しい顔で 話をするあなた
いつも見つめてた
早足で過ぎていった 季節は変わるけど
なにも変わらないことが ひとつだけあるよ

好きなひとの嫌いなとこ 忘れようとしたけれど
私のほう見てくれない やっぱり苦しいなぁ

誰かを思うことに 理由はいらなくて
勇気それだけじゃ 恋はどうにもならなくて

好きなひとに好きですと 伝えることもできない
神さま 運命の人 あのひとじゃないの?

あなたの名前を 口にしてみても
それを許されるのは 彼女だけ

傷つくこと 傷つけること
どっちも選べないけど
涙があふれるくらい やっぱり好きだなぁ
好きなひとの好きなものを 大事に思いたいから
二人の後ろ姿に 小さく手を振った
あなたが好きだから
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