ヴァーシュラの心臓

私の宝箱を見せてあげる
きっと皆も好きになってくれると思う
しかしどうだ 口を揃えて「おかしい」と普通を謳う
アハハと隠してしまった本音を
涙で懐疑と祈りを溶いては塗り潰す
彷徨い続けながら歩む跡を
同じ瞳のあなたが覗いた

足並みの揃わぬfuture相対identity 消えてnoise
醜態も美徳も全部 あの瞳刺すためにあるなら

この手は心臓 息を止(や)める日まで
呪いのように描き続けよう
そこに視えた生の色は複雑で例えようが無いけど
愛しく思えたんだ
また線を引いて引いて引いて 息き様に熱を

喜びと悲しみで編んだ劣が見せる新世界で
あの日の「I」がまた描く

この手は心臓 胸を焦がす衝動が
呪いだとしても叫び続けよう
幼い日の絵を共に喜んでくれたあったかいもの
今そこにあるから
また線を引いて引いて引いて 創り出す 「I」を

楽しいだけの日々は過ぎ去り訪れた虚無に
揺らぐ命の価値 終わらせたいと耽る日もあった
…それでも、正しく死を恐れていたい
この手に愛を

この手は心臓 息を止(や)める日まで
呪いのように描き続けよう
そこに視えた生の色は複雑で例えようが無いけど
愛しく思えたんだ
また線を引いて引いて引いて 息き様に熱を
その先にどうかどうかどうか 祝福を

私の宝箱を見せてあげる
ずっと私が大切にしてきたものを
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