三日月まいご

夜明けの窓に 三日月
この胸うずく 傷の形
あなた見送り ひとりの部屋で
肌のほてりを 抱きしめ
ワイングラスを 飲み干す
なぜ涙が出るの
ただ待つだけの 三日月まいご

人目を避けて 逢う毎(たび)
離れられない 傷が燃える
あなた別れを 切り出さないで
ガラス細工の はかない
風にふるえる 恋です
なぜ出逢ったふたり
さだめのような 三日月まいご

朝には消える 三日月
どこへ行くのよ 傷のままで
あなた苦しい 想いを残す
だけど死ぬほど 好きなの
愛をささげた 人なの
なぜ振り向かないの
さまようだけの 三日月まいご

三日月まいご
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