恋あざみ

愛しあっても どうにもならぬ
今日と言う日が 行(ゆ)き止まり
思い出だけの あなたゆえ
遠くで倖せ 祈りましょう
あたしは酒場の 恋あざみ

純(うぶ)な気持ちで 愛していても
生きて行(ゆ)くには つらすぎる
あたしはどうせ 夜の花
やさしい言葉は かけないで
このままだまって 別れたい

恋の苦さを 忘れるために
呑(の)めぬお酒も 呑みました
どうせ咲かない 花だもの
これきりあなたにゃ 会いません
あたしは涙の 恋あざみ
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