この世から僕だけが消えることが出来たら

この世から僕だけが消えることが出来たら
儚く愛しい想いのまま
美しいその影を残したらサヨウナラ
胸の奥の哀しみを 今 抱きしめて

思いがけぬ出逢いだった その瞳に狂わされた
歪んだ愛 脆い感情 滲んだ景色映す

大事にしたい君をこの檻に閉じ込めて
見えなくしてしまいたい 僕の姿
君を失い 生きるくらいなら
いっそ 壊してしまおう 心を

この世から僕だけが消えることが出来たら
儚く愛しい想いのまま
美しいその影を残したらサヨウナラ
胸の奥の哀しみを 今 抱きしめて

赦したいと願ったのは その瞳を信じたくて
執着とは終わりのない覚めない悪夢のよう

狂おしいほどに君を繋ぎ止めていたくて
この手を伸ばし堕ちた 奈落の底
君の笑顔を 奪うくらいなら
いっそ 受け容れよう 孤独を

張り詰めた糸が切れ涙が溢れたなら
愛しい苦しい狭間に揺れる
薄れゆくぬくもりを感じたら手を離し
独り善がりの世界を 今 逃げ出して

部屋の片隅 枯れた白い薔薇を握った掌から
流れる鮮血と涙も想い出も
一緒に捨て去りましょう

この世から僕だけが消えることが出来たら
儚く愛しい想いのまま
美しいその影を残したらサヨウナラ
胸の奥の哀しみを 今

この世から僕だけが消えることが出来たら
儚く愛しい想いも消える
美しいその影は寂しさを残すもの
偽りとわかっていても 今 愛してる
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