ふうせん

昨日の酒が残ってる
いつの間にかもう夜だよ
冷蔵庫は空っぽ
途切れ途切れのラジオ
何度もおんなじことを
言われ続けてきたけど
たった一度の人生

誰も名付けてないこの感情は
今も言葉には出来ないよ

すき すき 心は知っている
忘れたり思い出したり すき すき

駅前のロータリーの
焼き鳥屋で夕日に触れた
隣に座る人も
今の僕にはいなくて
何度もおんなじことを
繰り返してきたけど
今だって楽しいから

きっと人の心は風船だから
時に膨らんだりしぼんだり

すき すき 心は知っている
忘れたり思いだしたりすき
すき すき 心は揺れている
風に吹かれてゆらゆら すき すき
すき すき すき
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