私の10年

いつも仲間と 同じ夢をみて
大事に大事に恋もした
やがてすれ違い それぞれの人生が
重ねても混ざらない色と知る

私はあなたの知らない世界に 種を蒔き
時々 理由もなく自分を責める
そんな 夜がある

開けないアルバム 無防備でむき出しで
一途に燃え尽きて 灰になった
狡いのは私 心で何か見抜きながら
笑って黙って 一緒に泣いた

ほんとは すべてを投げ出したくなる 孤独すぎて
自分で 選んだ道と言いながら
歩けば 歩くほど 迷う

20世紀に見た 最後の流れ星
11月 冬めく明け方の空
もうすぐ世界が終わるなんて 虚言と
赤い涙 ぼんやり見てた

あれから 失くしていくものばかりの10年で
誰もが 幸せ探し 立ち止まり 溜め息 首を振る
私は 私の知らない世界へ 歌を描き
どこかで あなたが聴いてくれたなら
やっと花が咲くんだろう

どこか似ている 交差点 後ろ姿
あなたじゃないってわかるけど
過ぎてゆく月日が こんなにも早いこと
この先もこうして 見上げるんだろう…
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