matane

誰だって独りで
強がって別れて
「ソレ」だって分かって
私生きている

愚痴ばっかごめんって
肩透かし酔いが回る
あなたって辛くて
忘れられんなあ

ひらり
夜風が涼しく
居心地の悪い2人の並ぶ影でさえ嗚呼
歩みを緩めて
泣けばいいのやら分かんないが
とりあえずまたねって

恋してる
わたし子供みたい
ダサい、暗いだなんて
独り泣く
本当はね
わたし
呆れるくらいに
あなたのことが好き
好きなの
分かったらまたね

ああそうだ2年前は
甘すぎたチョコケーキに
あなたケチつけて
零した涙
いや待って違うわ
鼻詰まり染まる頬が
惚れてる証って
それで良かったの

とろり
絡めた指先
糸通した針の穴が
埋め尽くされるようで
全てを忘れて
泣けばいいのやら分かんないが
とりあえずまたねって

恋してる
わたし子供みたい
ダサい、暗いだなんて
独り泣く
本当はね
わたし
呆れるくらいに
あなたのことが好き
好きなの
分かったらまたね

雨の匂いが
枯らした花が
別れを誘うなら
総てを包み込んで
優しさで蓋をして
あげよう

恋してる
わたし呆れるくらいに
あなたのことが好き

恋してる
わたし追いつけない
恋心だけが
先に行く
本当にね
わたし
呆れるくらいに
あなたのことが好き
好きなの
分かったらまたね
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