障子の穴から

馬鹿だよな やってらんないな
疲れた肩には鞄が食い込む
忘れたいことばかりだな
満員電車で空気が抜ける

誰もいない夜道を歩く
いつもより長く遠く感じる
家につき布団にもぐる
知らない間に夢を見てる

障子の穴から見えたのは
愛と平和のラスベガス
高速道路は俺のもの
今日も飛ばすぜどこまでも

障子の穴から見えたのは
愛と平和のラスベガス
可愛いバニーも俺のもの
今日もかますぜ何度でも

馬鹿だよな 目が覚めちゃえば
六畳一間の布団の上で
ボロボロの障子の穴を
ただただぼんやり見つめてるだけ
×