足りない

終電帰り 今日も忙しい
金曜の夜に 虚しく乾杯
繰り返す日々 つまんない
会社の愚痴大会も 聞きたくもない

生まれて死ぬまであと何日
計算しても明日は今日と似てる
フェイスブックに流れるポスト
あたしの普通さを映し出す

注いでも注いでも 満たされないカップを見つめ
まだまだ足りないと嘆いてるあたしを
みている神様がもしいたとするならば
底を覗いてって笑うだろう

路地の灯は 今日もあたたかい
聴こえるハナシに胸が痛い
コントラストに 嫌気がさし
あたしの寂しさを映し出す

愛しても愛されても 不安になる未来見つめ
まだまだ足りないと 嘆いてるあたしを
みている神様が もしいたとするならば
「今に戻って」ってささやくだろう

注いでも注いでも 満たされないカップを見つめ
まだまだ足りないと嘆いてるあたしを
みている神様がもしいたとするならば
底を覗いてって笑うだろう
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