SG

放課後帰り道人がいないCDショップで
いつもと違うコーナーで背伸びして手を伸ばした
悪くない気分で
家までがとても長く感じてさ
君が憧れていたらしいあの外国のバンドは
わたしにはよくわからなくてあれからずっと聴いてないよ
何処にしまったかな
少し遅いから明日にでも

こんなことをやってる暇はないと自分に嘘をついて
靴の裏側は擦り切れてしまった

まだ君はあのダサいバンドを続けているのかな
下手くそなメロディが頭から離れないや
わたしは元気でやってるよ 久しぶりに弾いたこのギターは
弦が錆びてネックも曲がってる

順番抜かしは気に入らないと
信じた道の正しさを色んな方法で証明しようとしていた
それも正解で
愚かささえも美しくて

愛とか恋とかわかりはしないと喉を枯らしてさ
目の前のものたちを愛していたのにさ

まだ君はあのダサいバンドを続けているのかな
下手くそなメロディが頭から離れないや
君が選んでくれたギター 大丈夫捨ててないよ
弦が錆びてネックも曲がってる

真剣勝負に負けたって勝手に凹んでる君に
そんなことで落ち込むなよと声をかけたけど
今はわかるんだ
君は戦っていたんだよね

ギターを持てば誰でも主役になれると言った君は
今君の人生の主役を続けているんだろうか
わたしは自信がないな 久しぶりに弾いたこのギターは
思ったより弾きやすくてあの曲をかき鳴らした

まだ君はあのダサいバンドを続けているのかな
下手くそなメロディが頭から離れないや
わたしは元気でやってるよ 久しぶりに弾いたこのギターは
弦が錆びてネックも曲がってる

放課後帰り道人がいないCDショップで
いつもと違うコーナーで背伸びして手を伸ばした
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