夢の橋

夢を追いかけて 全て投げ捨てて
夢をつかめずに 一人泣いた夜
雲の切れ間から 光る星ひとつ
ずっと ずっとついてくる
それはやさしい母の顔

暗い夜の海 波が岩を噛む
荒れて暮らしてた 俺を笑うのか
波はどこからか 遥(はる)か打ち寄せて
一人 一人漂えば いつか心はさざ波に

冬の寂しさに 雪も友を待つ
去年(こぞ)の雪さえも じっと耐えるのか
一人立ち止まり 空を見上げれば
やがて やがて来る春に
きっと架(か)かるよ 夢の橋
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