天気雨と世界のパラード

空模様はちょっとアイロニー
グレイをもっと濃く照らす
ばら色の日々なんてない そう示すように
今日を止まり木に
裸眼じゃ明日の空も知れない
ただ免罪符を探して

空きカンをそっと ついばんでは
欲を掻いている
カラスと人々は ダブルるけど

お天気雨を合図に 春風がはにかんで
ロールプレイングな生活 洗い流した
世界の秘密が踊って 光差し込んだ
理屈は置いといて 感じて

玉虫色のツメは隠したつもりで
なくしてしまったんだ
伸びきった日々 乗り越える度
明日の誰かを 裏切った気がした
今はない到達地点と その結び目の
名を叫んだ

お天気雨を合図に 春風がはにかんで
ロールプレイングな生活 洗い流した
世界の秘密が踊って シャツの色を濃くした
それだけのことで 輝いていく

雨粒のビート パラードの音色

すさんだ思いを 光が溶かす瞬間
(雨粒のビート パラードの音色)
揺らいでる想いを 雨 固めるんだ
(陰を跨いだ日溜まりを)
なぞった指先の雫 その色は?

お天気雨を合図に 春風がはにかんで
ロールプレイングな生活 洗い流した
見慣れきったはずの世界へ 綺麗だなと伝えた
理由に意味はなくて それだけ…

(雨粒のビート パラードの音色)
ばら色の日々なんてないさ 知ってる
雑多な色に 輝くんだ
空模様にメランコリー
ああ綺麗だなとこぼした
それだけのことで
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