あるがままに

水蓮の花白く滲んで 泥の川に咲き乱れ
水面に映る白き夏雲 裸の子供空へ飛びこむ
靴を脱ぎ捨て裸足で歩けば 大地の優しさただありがたく
そうか私も花や石ころ ここでは小さなアジアの破片
あるがままに陽射しを浴びて あるがままに風に吹かれて

菩提樹の下悟れぬ私 座ってあなたの名前つぶやく
額に紅い花びら模様 インドの少女は笑って拝む
こんな私が仏に見えて 捧げてくれたアジアの微笑み
悟れぬままに生きて行こうと やっと気づいて私もおじぎ
あるがままに泣いて泣きじゃくり あるがままに静かに笑おう

そうか私も花や石ころ ここでは小さなアジアの破片
あるがままに心のままに あるがままに私のままに
あるがままに流れのままに あるがままに行こうこのままに
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