SI・GE・KI

上空を見る。鉄饅頭のような雲が全く美味くなさそう。
桜色したオートバイで首、取れそうなくらいブッ飛ばして
猫魚を釣りに行きたい…。隅田川にうちあげられた遺体。
六本木は現実。 ワタシ、現在っ子。
じっとしている私、即身仏のように。

桃色、青に変わる時間。目ん玉光ってるのがよーわかる距離感。
一点凝視。 鼻息荒し。JIROJIRO見んなよスケベっち。
こっから3万。 そっから10万。 あるだけ出さんとやらさん。×2
SIGEKI,SIGEKI,SIGEKI,SIGEKI,SIGEKIが欲しくてたまらんの。

部屋ではいつも熱唱。素性が分からん男子と朝まで熱唱。
夜の手癖、どいつも同じ。笑っちゃうくらいにどいつも同じ。
部屋ではいつも熱唱。素性が分からん男子と朝まで熱唱。
夜の手癖、どいつも同じ。笑っちゃうくらいにどいつも同じ。

錯乱しかけの女が発声する高音が LとRの耳クソを完全清掃する
周波数部分がくらわす
頭ん中 前頭葉を突き刺す ヒステリックな女特有の牙をムキ出す
浮き足立つ
俺の思考回路を完全に断つ 狂い咲くぐんじょう色の花模様
真っ昼間の脳内浮浪
それはまるで天下取った瞬間のショーグンの様 意味不明の言葉を連発
忘れかけていた幻覚
かつ東北地方の特産品を一心不乱に食らいながら
何かの儀式のようなその狂おしき
うごめきの中で俺は 街頭の人々が持つ無表情な不平不満を
理解するのに必死だった
いきり立った キツリツ物を自慢げに一般公開する男性の感性を
俺はこの上なく疑った!!

部屋ではいつも熱唱。素性が分からん男子と朝まで熱唱。
夜の手癖、どいつも同じ。笑っちゃうくらいにどいつも同じ。
部屋ではいつも熱唱。素性が分からん男子と朝まで熱唱。
夜の手癖、どいつも同じ。笑っちゃうくらいにどいつも同じ。
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