鳥籠の中

始まりの合図 空を染めて埋もれて行く過ちも
やがて失くすまで 嘘と踊って耳を塞げばいいだろう
吐いた言葉から滲みだした気まぐれな色さえも
混ざり合わず消えてしまうなら口を閉ざしてしまえよ

過ぎ行く季節 息を止めて
流れる記憶 もう一度
重ねてく青 空を汚した
手にした理想の裏側で

くすんだこの目で見つめた世界はいつも狂っていて
言い訳を探し続けた 誰もいない場所で

知恵比べをしよう 求めるのなら朽ちて行く壁の中
置き去りにされた答えを示せ 言い訳は後で良いだろう

感じた声は遠ざかって行く
思い出せない もう二度と
薄れ行く赤 空を嫌って
その鳥籠に閉じ込めて

汚れたこの手で掴んだ理想はいつも歪んでいて
行き先を求め続けた ただ確かな物は

君が望んだ理想とすれ違ってしまうのなら
この声を置いて行こう 希望の住む場所へ

くすんだこの目で見つめた世界はいつも狂っていて
言い訳を探し続けた この鳥籠の中
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