イエローカード

ルール違反だ イエローカード
君は君を傷つけた
「ゲームセット」君は言う
ちょっと待って 僕の話聞いてよ

足を揃えてそこでまず立って
白か黒かどっちか選びなさい
暗闇を選んだらもう二度と“明日”なんて語れない

ヒトは育ててきた悩みが枯れたら
また不安になって種を植えるらしい
幾度も幾度も行く手を阻む
ソレはきっと自分で埋めたから

とらわれたモラル 押し殺したリアル
窮屈な社会から君は逃げてるだけ
「余計なお世話」「何も知らないくせに」
さんざん言いながらまた涙を流す

君が望む結末はこんなんでいいわけ?
残念でした ここでまだ終わらせない
止まったまま ロスタイム こっからがスタートだ

「誰も悲しまない」なんて簡単に言うんだね
“生きたい”君のその思いだけで僕がここに在るのに

ねぇ聞いて ねぇ気付いて
気まぐれにこの世に生まれてきたわけじゃない
ゲームの鍵を握るのは君だけだよ
ほら顔を上げて答えは決まっているはず
希望は震えるその手の中にあるんだ
――Open the door to your mind

大きく息を吸い込んでみて
目を開けたら白い光が見えるはずだ
迷いを捨てて 振り返らずに
踏み出せばもう一度やり直せるから

「…もう、行くよ。」
うん、大丈夫
そう、いつでも側にいるよ…

よーい、スタート。――
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