二人の記憶

もうそろそろ起きなくちゃ
また今日も遅れちゃうよ、さあ早く

ホームにはもう君がいて
僕が来るのを待ってる、さあ行こうか

学校までの短い時間にも
僕はしあわせを感じたものさ

そんなこともう君は忘れたよね
もうそろそろ帰らなくちゃ

もう空も赤く染まってるよ、きれいだね
二人の影、草の上に

一つになって長細く伸びている
休みの日には公園に行って

何にもせず寝転んでたっけ
そんなこともう君は忘れたよね

いつまでもこんな時間が
続くものと僕は思ってた
君がいなくなってしまったあのときまで
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