星に願いを

歩みも甘い
拙い声
騒がないで
血飲み子ちゃん

浸ってないで
滲みたぐらいで
濡れたなんて
笑えるから

泥にまみれた
ままごと遊びなのね
夢物語り
逃げ遅れたのは誰?
おとぎの国
幻を見たの

願いは
流れ星よ 叶うものならば
激しく 降り続けて
月さえも落として
夜空を彩る想いなど
燃え尽きてしまえばいい
明けることもない
闇夜は 安らかに。

ひらかないで
ひろげないで
やさしい手で
触らないで

慰めないで
構わないで
労らないで
歩けるから

この胸が 腕が
髪が喉の奥で
継ぎはぎだらけで
紡ぎ始めている
涸れるほど泣いても
このままで

願いは
流れ星よ 叶うものならば
激しく 降り続けて
月さえも落として
夜空を彩る想いなど
燃え尽きてしまえばいい
明けることもない
闇夜は 安らかに。

わたしは
置き去りにされて
いくのだから
沈めて 戻れないぐらい
どうか 走って
空耳だけを頼りにして
ひどく濡れてる記憶は
あなたを また
ねぇ 探してしまうから。
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