ある晴れた金曜日の朝

なんだか街はパレード 大騒ぎ
鼻歌も消されて ビルの窓掃除

毎日高い空を 独り占め
てなとき ロープが切れた

蟻の動きで 人が集まる
俺は空でそれを見てた

ある晴れた 金曜日の朝だった
神様と契約の 期限ぎれ

もうちょいっと 派手な人生欲しかった
こんなこと分かってるならば
ビートルズに生まれりゃよかった

俺は自分なりのやり方で
生きる幸せ感じてた

彼女は突然を 苦しむだろうな
ところが 男がいた

“ゴースト”のような 愛の形で
去りたかったけど 絶対ヤメタ!

ある晴れた 金曜日の朝だった
神様と契約の 期限ぎれ

もうちょいっと 派手な人生欲しかった
こんなこと分かってるならば
ビートルズに生まれりゃよかった

若死にするのが 善人だっていうなら 神様は認めてくれたってわけか
それにしても突然だよ 律儀に契約どうりでさ
今度の希望欄は BEATLESだな

ゲームのような画面とFANTASY そろり目覚めた
白いドアの前にたたずむ そしてくぐった

thank you for meeting us today!
we are THE BEATLES!!

ある晴れた 金曜日の朝だった
街中が騒いでた I LOVE YOU

ジョンもポールも 俺もジョージも手を振った
リンゴはいつものように
ドライヴァーをジョークでからかう

ある晴れた 金曜日の朝だった
道路沿いのビルの上から 人が舞う

歓声と悲鳴の横 手を振った
俺たち五人はいつもの
ステージに向かって進んだ
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