時の贈り物

週末に沸く人々(ひと)の歓声(こえ)が
舗道を埋める頃が好き
僅かに灯(とも)る明りでさえ
息づくたそがれが好き

微笑みが行き交う街角では
ありふれた出来事 でも
素敵な瞬間(とき)

思い出にした欠けた愛が
真夜中(よる)を抜ける頃たまに
微(かす)かに揺れて淋しくても
夜明けのたそがれを待つ

ほら その青さはまた
SUNRISE SUNSET 陽光(ひかり)を
迎える程 やさしく……

麗しい静けさはつかの間でも
たそがれは永遠の時の贈り物
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